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今年（2020年）の夏を振り返ってみると、8月に記録的猛暑と少雨、9月に入っても厳しい残暑が続いた。驚くことに、9月中に台風が上陸しなかったのは十数年ぶりとか。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」なんてことわざもあるが、気が付けば、そんな記録にも記憶にも残る夏が過ぎ、季節は一気に秋にシフトしている。一歩外に出れば、金木犀（キンモクセイ）の香りが鼻をくすぐり、過ごしやすい日々が続いている。
秋は代表的な行楽シーズンでもあるが、なかでもキャンプや釣りなどのアウトドアにもっとも適した季節といえる。紅葉狩りと絡めてキャンプ地や釣行先などを選択できるのも、この時期ならではの楽しみ方だろう。また、涼しく過ごしやすい日もあれば、すでに冬の足音を感じられるような肌寒い日もある。
そこで今回は、秋の行楽シーズンを快適に過ごすためのマストアイテム「アンダーウェア」を紹介したい。
“心地よい温かさ”が快適さを演出！
秋口にヘビロテ必至のスタンダードモデルが刷新！
今回紹介したいのは、ハヤブサのウェアブランドFREEKNOT（フリーノット）から発売された「LAYER TECH（レイヤーテック）」シリーズのアンダーシャツだ。当シリーズのアンダーシャツは「レイヤーテック アンダーシャツ スタンダード」「同アンダーシャツ ストレッチ厚手」「同アンダーシャツ超厚手」「同アンダーシャツ＋」の4種のラインナップだが「レイヤーテック アンダーシャツ超厚手」に関しては、すでに発売から10年以上経過する今もなお、ロングランで人気を誇っている。
今回、こちらの4種の中で従来品をバージョンアップする形でリニューアルしたのが、「レイヤーテック アンダーシャツ スタンダード」のメンズ用・ウィメンズ用だ。
サイズ：M／L／LL／3L、カラー：ブラック／ホワイト ※3Lはブラックのみ
価格：4,800円（税抜き） ※3Lのみ5,300円（税抜き）
サイズ：M／L／LL／3L、カラー：ブラック
価格：4,800円（税抜き）
まずは基本的な素材の話だが、素材の繊維にはそれぞれ「光電子®」が採用されている。光電子®繊維に含まれるのは、たばこの煙の粒子よりも小さい高純度セラミックス。この高純度セラミックスが、人の身体から発する体温を吸収し、遠赤外線を効果的に輻射して身体に戻すことにより、肌表面の保温に繋がるというわけだ。
また、肌に直接触れるものなだけに、FREEKNOTシリーズの「MADE IN JAPAN」の安心感は相当なもの。日本製としてシビアな生産および品質管理のもと「心地よさ」を追究しながらものづくりをしている。
ここ数年、各メーカーから“身体を温める”系のアンダーウェアが発売されているなか、それと光電子®との違いは何か？ 早速、気になる点をアパレル開発担当者・山口氏に聞いてみた。
「光電子®の特長は、熱くなりすぎず心地よい温かさが特長です。代表的なものは、汗などの水分を利用して熱を生み出す“加温モデル（吸湿発熱）”ですが、光電子®は、自分の熱を吸収して、遠赤外線で温める“保温モデル”になります」
ポリエステル100%！
毛羽立ちを抑え、耐久性も格段にUP！
そもそも“温かさ”を生み出す原理が異なり、まさに“ジッとしていても温かい”というブランドのキャッチコピーにピッタリなレイヤーテックシリーズ。では、今回はスタンダードモデルをリニューアルしたということだが、実際どの部分が変わったのか？ さらに山口さんに聞いてみた。
「リニューアル前のスタンダードモデル（旧・ストレッチ中厚手）は、生地に毛羽立ちが出やすかったんです。前のモデルは（これは他社さんの多くの製品も同様ですが）、糸の素材にポリエステルを採用し、そこに加えてストレッチを効かせるためにポリウレタンを使用していました」
今回のリニューアルで、これまでの「ポリエステル＋ポリウレタン」という繊維組成から「ポリエステル100%」に変更したとのこと。しかし、ここで疑問。ポリウレタンなくしてストレッチは効くのだろうか…。
「当然、ポリウレタンを使わないとストレッチが効きにくくなりますが、糸の構造・編み方を変えることによって、ポリウレタンを使わずしてストレッチ性が出るように仕組み自体を変えました。
次いで、ポリウレタンはどうしても経年劣化が出てしまいます。例えばレインウェアの裏地にポリウレタンをコーティングすると、年月とともに劣化してしまいます。その点、今回ポリエステル100%にすることで、これまで以上に長く着用いただけることも特長です」
昔愛用していたレインウェアを取り出してみたら裏地がボロボロ…なんて経験のある人も多いだろう。素材の変更で失われがちな性能を、技術でカバーしたNEWモデルというわけだ。
また、光電子®繊維には、遠赤外線による水分蒸散を助ける働きがあり、これが衣服内の温度・湿度を適度にキープしてくれる。その結果として、発汗によるムレ感・冷え感を解消してくれる。さらにこれに輪をかけて、吸汗速乾に優れたポリエステルにより快適性能も持続される。
これらの理由から、スタンダードモデルの利用シーンはアウトドアに限らず、タウンユースでも活躍することは間違いない。今時期は涼しい日もあれば肌寒い日もあったり、日によって気温の変化が出やすい。会社員を例に取ってみると、通勤の際に「まだコートを着るのは早いし…でも肌寒いし…」なんて人はとくに重宝するだろう。
新カラー「白」を追加！
ビジネスユース、タウンユースにも最適！
スタンダードモデルは前作までのカラーが黒のみの展開だった。タウンユースするには、黒だと使い勝手はあまりよろしくない印象だが、その点について山口さんはこう続ける。
「この度、新たに白の販売も始めました。白は色としての汎用性があり、なにより薄くて軽い生地ですので、仕事着のファーストレイヤーとしても活躍してくれます」
山口さんはカラー展開のみならず、秋シーズンでの活躍と春先にもスタンダードモデルは最適だと言う。服装は一般的に「インナー」「ミドラー」「アウター」の三大要素（レイヤー）で組み立てられるが、一番大切なのは肌に一番近いインナー。仮に日中の気温が少し高くなったとしても、ポリエステルの吸汗速乾が役立ち、快適な温度が保たれるというわけだ。
ここで気になる点がもう1点。繰り返しの洗濯などで光電子®の効能は劣化しないのだろうか。
「光電子®は糸の中に0.3ミクロンのセラミックスを練り混ぜているので、糸が摩耗しない限り保温効果が持続します。一般的にいわれているレインウェアの撥水機能のように、生地表面にコーティングした機能が、洗濯回数とともに徐々に剥がれていくようなことはありません」
これはもうヘビーユース間違いなしの1軍ローテーション入りだ。
季節や寒さに応じて選べる4タイプ！
今年の秋冬は寒さ知らずで快適に！
ここで、せっかくなので山口さんがおススメする他のモデルについても聞いてみた。
「もちろん秋にはスタンダードモデルが一番のおススメですが、今後冬を迎えるなかでイチ押しなのは、厚手モデルですね。昨年、一昨年と暖冬でしたので、この厚手モデルでも十分過ごせました。
釣り以外でも活躍の場が多く、今回厚手モデルにも白カラーが追加になりましたし、スタンダード同様、ポリエステル100%ですので耐久性にも優れています」
サイズ：M／L／LL／3L、カラー：ブラック／ホワイト ※3Lはブラックのみ
価格：7,000円（税抜き）
サイズ：M／L／LL／3L、カラー：ブラック
価格：7,000円（税抜き）
秋は定番かつおススメの「LAYER TECH（レイヤーテック） アンダーシャツ スタンダード」をはじめ、冬は「レイヤーテック アンダーシャツ ストレッチ厚手」、それから自身の寒さに対する強さに応じて「レイヤーテック アンダーシャツ超厚手」や「レイヤーテック アンダーシャツ＋」を選択すればよいだろう。
また、最後に山口さんからの釣り人へのアドバイスをひとつ紹介したい。
釣り人はとくに冬の時期、ミドラーやアウターにダウンを着ている人が多いのだが、山口さんの印象だとワンサイズ上のダウンを着ている人が目立つとのこと。ワンサイズ大きいサイズを着ることにより、当然のことながら、せっかく温めた空気を外に逃がしてしまいやすい。温めた空気を逃がさないという観点からも、自分の身体にピッタリ合うサイズを選びたいところだ。
秋本番、そしてその後に控える冬。ビジネスからアウトドアまで幅広く活躍するFREEKNOTのアンダーウェアを身にまとって、アクティブかつ快適な日々を過ごしていただきたい。
その他 アンダーウェアラインナップ紹介
サイズ：M／L／LL／3L、4L、カラー：ブラック
価格：9,400円（税抜き） ※3L、4Lは9,600円（税抜き）
サイズ：M／L／LL／3L、4L、カラー：ブラック
価格：9,400円（税抜き） ※3L、4Lは9,600円（税抜き）
サイズ：M／L／LL、カラー：ブラック
価格：14,800円（税抜き）
サイズ：M／L／LL、カラー：ブラック
価格：12,000円（税抜き）
