先延ばしにしていた検証に決着!
100均ルアー&靴ベラでバラマンディをねらってみた

かつて、私が執筆した記事の中で「いつになることやら」とか、「いつになるか知らんけど」という形で、結論を先延ばしにしてきた記事が何本かあった。そこで今回、夏休みを利用してタイへ遠征! 100均で購入したルアーや、ルアーですらない「靴ベラ」が果たして魚を釣ることができるのか、そしてコンパクトな汎用船竿で怪魚・バラマンディを相手にできるのか……など、これまで「いつか試してみよう」と思っていた“宿題”を、まとめて検証してきた。

舞台は、バンコク近郊にあるバラマンディの釣り堀「モンコンフィッシングパーク」。今回は通常の池ではなく、あえてスレていない魚がそろうスペシャルポンドを選択し、ビッグベイト、ヘビーシンキングペンシル、そして靴ベラまで、気になるアイテムを次々と実戦投入。その結果はいかに!?

高いおカネを積んで“確実に釣れる”フィールドを選択

実釣検証の舞台となったのは、タイのバンコク近郊にあるモンコンフィッシングパーク。1日200バーツ(日本円で約1000円)でバラマンディのルアーフィッシングが楽しめる、いわゆる釣り堀だ。ただ、リーズナブルな料金なだけに週末ともなるとアングラーは過密気味、魚もスレスレ気味なので、かなりフィネスな攻め方をしないと釣るのは難しいらしい。

モンコンフィッシングパーク

住所:Bang Klua, Bang Pakong District, Chachoengsao 24180 タイ
Facebook:https://www.facebook.com/Mongkolfishingpark/

04_
大きめの池が2つあるのでキャパシティは十分…だと思いがちだが、休日ともなると地元のアングラーでイッパイになる。チョロっと覗いてみたところ、メバリングなどで使用するマイクロミノーやマイクロバイブを使用している人が多かった。それだけスレているということか…

が! 実は「裏メニュー」ではないが、高いおカネをお支払いすればスペシャルポンドへと案内され、ルアーに全然スレてない60~70cmクラスのバラマンディ(もっとデカイのもいる!)を釣りまくることができるのだ! その料金、6時間で1名7500バーツ(約37500円)、2名だと3750バーツ(約18750円/1名)、そして3名なら3000バーツ(約15000円/1名)という、なかなかのお値段…(※2026年7月現在)。今回は2名でお邪魔した。

【検証】ダイソー・ビッグベイト&コンパクト船竿は怪魚にも通用する!?
バラマンディ実釣で徹底検証

まずは、何かと話題になった「ダイソー・ビッグベイト」での初実釣。
以前に執筆した記事内で、ルアー本体にある8管(エイトカン)にスプリットリングを介してフックを付けると、バラマンディの凶暴なパワーの前では8管が抜けてしまいそうと指摘していた。そのため、ジギング用のアシストフックをスナップに装着する形(簡易ヘッドショット?)でトライしてみることにした。

参考:
いろんな意味で釣り業界を揺るがしている!?「ダイソー・ビッグベイト」を開封レビューしてみた
数千円のコンパクトな「汎用船竿」が、海外の怪魚釣り堀でも十分に通用した話…

07_
ルアーの下側にアシストフックが位置するような形で、スナップに一緒に装着。本来のヘッドショットは親子サルカンを介してフックを装着するのがセオリーのようだが…ま、“シンプル・イズ・ベスト”ということで…

タックルはホリデーパック(シマノ)にスピニングのC3000番という、一見無謀? とも思える組み合わせだが、かつて60cmクラスのバラマンディを釣っている実績があるので、それほど不安はナシ。ただ、ビッグベイトを使うのは初めてだ。果たして…どうなるのか!?

08_
【タックルデータ】 ●ロッド:ホリデーパック30-180T(シマノ) ●リール:’16ストラディックCI4+ C3000HG(シマノ) ●ライン:PE3号 ●リーダー:ナイロン18号&ザイロンX20号

期待半分、不安半分でまずは1投目! ……で、カンタンに釣れちゃった(笑)。正直、ダイソー・ビッグベイトがスゴイわけではなく、このスペシャルポンドがスゴイんだろう。こんなにカンタンに釣れるとは思ってなかっただけに、拍子抜けもイイところだ。

09_
1投目で釣れた(釣れてしまった!?)、60cmクラスのバラマンディ。着水後の巻き始めからヒットしただけに「~なアクションが効いた!」みたいなのは正直なところ分からずじまい。ただ、このあとに何尾か釣っているうちに、ただ巻きよりはリーリングでアクションを付ける「ワンピッチジャーク」の反応がよかった

簡易ヘッドショットのお陰か、ルアーの破損は一切ナシ。ロッドはパワーに関しては十分、しかしグリップが短いだけにエンドを脇に挟んだりできないので、腕はけっこう疲れた。1尾釣るだけなら問題ないが、このロッドだけで1日中釣りをするのは難しいかもしれない…(やはり、あくまでも“サブ”か?)。

【検証】ダイソー・ヘビーシンキングペンシルを怪魚実釣!
1投目から連発も最後にまさかの結末

お次はダイソーつながりで、「ヘビーシンキングペンシル」での実釣検証。
こちらもやはり8管の破損が心配なので、引き続き簡易ヘッドショットを採用。タックルもホリデーパック&スピニングリールの組み合わせなだけに、バックラッシュを恐れることなくフルキャストしてみたら、危うく対岸に届きそうなほどブッ飛んでくれた。

参考:ダイソールアーレビュー第2弾!実戦向き?「ヘビーシンキングペンシル」を試投してみた

10_
ヘビーシンキングペンシルのフックセッティングも、基本的にはビッグベイトと同じ。ルアーに対してフックが大きすぎる(?)ように見えるが、メタルジグと同じセッティングだと思えば違和感はない

簡易ヘッドショットはルアーの動きを妨げることなく、しっかりとテールをフリフリしているのが手元に伝わる…と思ったら、こちらも1投目からフィッシュオン! ビッグベイトのときよりデッカイ魚を捕獲してくれた。
その後もこのヘビーシンキングペンシルへのバイトは毎投あり、正直何尾釣ったか忘れてしまうくらい釣りまくっていたら…頭を残してポッキンと折れてしまった…(税込220円だから、あまり痛さは感じない)。

【追加検証】100均つながり!?
キャン★ドゥで買った「靴ベラ」で魚は釣れるのか?

13_
同じ100均でもダイソーではなく、キャン★ドゥで購入したキーホルダータイプの靴ベラ。一時期流行った“ビッグスプーン”のように使えるのではないかと思い購入。英語では「shoehorn」というらしい…

「そもそもルアーは、食器としてのスプーンが誤って湖に落ちたときに魚が食い付いてきたのが始まり…」なんて話を聞いたことがあるだろう。それにインスパイアされたわけではないが、スプーンに似ている物としてステンレス製の靴ベラを、ダイソーと双璧をなす100円均一ショップ「キャン★ドゥ」で購入。ルアーとして使えるものなのか、それともやはりタダの靴ベラなのか…バラマンディを相手に検証!

14_
こちらもフックは簡易ヘッドショットを採用。アシストフックとのサイズ的なバランスはよさそうだが…果たして、どんなアクションをするのか? そもそも釣れるのか!?

空気抵抗が大きそうなフォルムだが、ステンレス製でそれなりの重量があるだけにキャストは問題ナシによく飛ぶ。そして気になるアクションだが…、ゆっくり巻くと「ベランッベランッ!」というか「ブルンッブルンッ!」というか、水の抵抗が大きいので水中で暴れまくっている感覚が手元にハッキリと伝わってきた。
一方で、速巻きすると回転してしまうようで、ラインがヨレヨレになりそうな感じなだけに、ゆっくり巻くのが最適解かもしれない。

15_
「釣れるかも…しれない」という予感はあったが、実際に靴ベラで釣れると「ウレシイ」とか「面白い」とか以前に、「もう、何でもイイのか!?」と思ってしまった。実際、スレていない魚には何でもイイのかもしれない

そもそもルアーじゃないだけに、さすがに前述の2ルアーのように1投目から食ってくることはなかったが…3投目で食った! 結論として「靴ベラは釣れる!」ということが見事に証明された。
(靴ベラがスゴイのではなく、やはり、このスペシャルポンドにいる魚たちがスレてないだけだと思われるが…)

【結論】お膳立てされた条件であれ…
やっぱり釣りまくるのは面白過ぎる!!

16_
今回の検証で使ったルアーと靴ベラ。フック以外は100均で買えるという、やはり釣り業界にとっては「放置しておけない」とも言える“問題”のひとつだろう(ソレで楽しんでおいて言うのも何だが…)

さてさて、検証結果をズラっと並べただけの記事となってしまったが、いかがだっただろうか?
結果としては100均のルアーでも、ともすれば靴ベラでも、釣りを十分に楽しめることが証明できたと思う(おカネで解決!? だが、釣れて楽しかったのは事実!)。

みなさんもあまり難しく考えることなく、お気軽なタックルとイージーに釣れるフィールドで、迫力のゲームを楽しんでみてはいかがだろうか? 釣り堀のためにわざわざ海外に行く価値、十分にありますよ!

17_
釣った魚は網の中に隔離され、釣りが終了すると数名のスタッフで水揚げし、「食料」として出荷されていく。われわれ釣り人は、その出荷のお手伝いをさせられているというわけだ。しかも高いおカネを払って…楽しいのは事実だが、「何だかなぁ…」とも思ってしまった(また行っちゃうけどね(笑))

釣り・アウトドア好きな一般ライターさんを強力募集中!!
詳しくはコチラ!


レポーターREPORTER

くどぅちゃん
プロフィール:くどぅちゃん
バイク雑誌→釣り雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライター&編集者に。個人的な趣味としてもバイク&釣りを楽しんでいるが、完全にヘタの横好きで費用対効果がひじょうに悪いのが悩みドコロ…。