講習会で学んで初挑戦!
タイラバ夫婦の明石船タコ釣り体験記

明石海峡をメインに船釣りを始めて、ほとんどタイラバしかやったことがない夫婦なのですが、いろいろな方からお話しを聞いてみると、みなさんタイラバ以外にもアジやイカにタコといった、さまざまな釣りをされている方が多いことに驚いていたところです。
5~8月の明石周辺は、どこの遊漁船もタコ釣りがメインになるので、タイラバをする機会がめっきり減ってしまいます。タコ釣りを始めれば早い話なんですが、興味はあるもののまずは道具をそろえなければならないですし、そもそも、どうやって釣るのかも分からないのでなかなか手を出せずにいました。

そんななか、遊漁船さんとYouTuberさんによる「タコ釣り講習会」というのを発見!! 参加することにしてみました。わが家の「講習会で不安を解消、学んじゃおう!」パターンです(笑)。果たして初めてのタコ釣りで、タコを釣ることができたのでしょうか? そして、タコ釣りの基本や釣り方のポイントを学ぶことができたでしょうか?

タイラバ夫婦、初めてのタコ釣りへ

03_ タコ釣れた黄色&オレンジ

5月に明石の船タコ釣りがシーズンインしました。タイラバばかりの私たち夫婦も少しタコ釣りに興味を持ち始め…、ちょっと挑戦してみようかなと考えるようになりました。とはいっても、道具もなければ釣り方も分からないので これまでは「タコ釣りやってみたいね」で終わっていたのです(笑)。
そんなとき、Instagramで気になる投稿を見つけました。遊漁船でYouTuberさんがタコ釣り講習会を開催するという内容で、それを見た私はすぐに応募しました。

まずはタコ釣りの基本を教わる

04_ イチローさん説明
出船前にタコの釣り方をレクチャー

運よく「タコ釣り講習会」に参加できることになった私たち夫婦。当日は早朝に集合し、乗船してから出船までの間にイチローさんからタコ釣りのレクチャー受けるところから始まりました。
一番の基本である「オモリを底から離さないこと」を教わり、さらにエギ・スッテ・ワームを使うタイミングやカラーの選び方についても学びました。

ルールや必要な道具

ところで、タコ釣りにはいろいろとルールがあるそうです。2026年に追加されたルールもあるようなので、私たち夫婦のように初めてならば問題はないでしょうが、前の年と変わったところはないかといった確認は毎年必要のようですね。

【2026年】明石船タコ釣りのルール

  • 使用するタコエギ・スッテの数は2つまでとする
  • フックは180°までの半傘タイプの1段バリのみ
  • カエシの付いているハリはカエシを潰して使用する
  • エサの使用は禁止(イワシ・サンマ・背脂・バターなど)、集魚スプレーは船の判断による
  • エギにワームを固定する際は針金などの金属は使用せず、結束バンドや輪ゴムなどで固定
  • 100g以下はリリース

さらに追加ルールとして「ハリ先へのワームのチョン掛けが禁止」になったようです。

タックルはレンタルで手軽に楽しむこともできるようです。道具も含め、ご紹介していきましょう。
ロッドに関しては、やはり代用ではなくタコ専用ロッドが必要です。必要と断言しましたが、ベテランの方はジギングロッドでかなり釣られていました。しかし、私たち夫婦は初めてで経験も浅いため、タコ専用ロッドでないと厳しいと補足させてもらいます(笑)。

エギのカラーは基本「黄色と緑」だそうです。サイズは3.5号で、潮が緩んだタイミングでスッテなどと組み合わせてローテーションするそうです。あと、タイミングやその年々によって変わりますが、今年は黄色とオレンジの組み合わせがよく釣れているとのこと。

そして、タコ釣りで忘れてはならないのが「タコネット」。フタが付いているのでタコが逃げ出す心配がありません。…でもお高いので、私たちは100円均一ショップでよく見るランドリーネットを使いました。ただ、みなさんご存じだとは思いますが、このランドリーネットは上がオープンで解放されているので、タコが逃げ出す可能性があり要注意です。
また、タコを素手でつかむのが苦手な方は、大きめのハサミタイプのフィッシュグリップが使いやすそうでした。

【必要な道具】

  • リールはPE2号を200m巻けてドラグが最低5kgでパワーギヤが理想
  • ロッドは短めのタコエギロッド
  • リーダーは8~15号
  • オモリは50号
  • エギ・スッテ・ワーム
  • タコネット
  • フィッシュグリップ
  • タオル
07_ ランドリーネット&バサロ
ランドリーネットは上からタコが逃げる可能性があるので注意

タコの釣り方や誘い方

「オモリを底から離さない!」これだけは覚えといて…と最初のレクチャーで言われ、「それだけでは釣れへんわ」とドッと笑いが起きていました。さらに、船はずっと動いているので、1ヵ所にずっとオモリを置いているとオマツリの原因になるため注意が必要だそうです。

タコは底ベッタリにいるのでオモリを常に底に着けておき、ロッドを小刻みにシェイクして数秒ステイさせる誘いを繰り返します。エギが揺れてタコを誘い、数秒(5秒程度)のステイでタコにエギを抱かせる間を与えるそうです。
重みが乗るとロッドが「ヌーッ」といった感じで持って行かれるような感じがするとのこと。そこで、仕掛を送り込んで糸フケを回収し、思いっきりアワセたら一定速度で巻き上げます。最初は、とりあえず何か違和感を覚えたらアワセるのが、アタリをつかむ近道だそうです。

いざ実釣!初心者でも釣れるのか?

08_ タコ釣れた

シェイクやステイ時間を変えてアタリを探す

タコ釣りが開幕した5月はまだ厳しい日もあったようですが、5月末から6月にかけて安定してきたと聞き、期待してシェイクシェイクしました。しかし、なかなかアタリをとらえることができません…。早くシェイクしたり、ゆっくりと誘うようにシェイクしたりと周りを観察しながら誘いました。ときおり感じる違和感に「ヨシ!!」と思いアワセてみるも……軽い、ということは“ハズレ”…というのを何度も繰り返しました(笑)。

引き続き、シェイク後のステイ時間を変えるなど試行錯誤しながら誘い続けていると、ついにそのときがやってきました!! 竿先がヌーッと引き込まれるような感覚で、タコがエギを持っていきます。興奮を抑えるために深呼吸をひとつ。しっかり送り込んでからアワセを入れると……重い!! ヤッター!! 小型ではありましたが、何とかキープサイズのタコを釣ることができました。

09_ 中玉タコ
中玉サイズのタコ

タコとの力比べ!重量感あふれるファイトを満喫

これがレギュラーサイズになると、重みは一気に増します。女性なら少し気合を入れて巻かなければならないほどのレベルです。タコは釣られまいと海底に張り付こうとするので、それを引きはがすようにロッドを持ち上げなければなりません。まさにタコとの力比べです。

ときには一瞬まったく動かず、根掛かりしたのではないかと勘違いするほどの重さを感じることもありました。それだけに、無事に浮かせて取り込めたときの達成感は格別! これがキロアップの大ダコとなれば、どれほどの重量感なのでしょうか……そう考えると恐ろしくもあり、同時に楽しみでもあります。

10_ タコザルいっぱい
結果、ザルいっぱいのタコをGET!

やって分かったタコ釣りの魅力

初めてのタコ釣りは難しかったですね……。しかし難しくはありましたが、またもう一度タコ釣りにトライしたいとも思いました。魚のようなアタリとはまた違った、仕掛が急に重くなる「ヌーッ」という感覚や、根掛りしたような感触を引きはがし釣り上げる爽快感。釣りとしてはとてもシンプルですが、アタリを取る面白さと掛けたときのズシリとした重み、このゲーム性と感触は病み付きになってしまいます。

そして何よりも、明石ダコは日本一のブランドダコで高級食材だということが、一番の魅力かもしれません。スーパーで売られているタコを見ても輸入品が大半で、明石産のタコなんて早々お目に掛かれません。もし見かけても、その値段に驚くことでしょう(笑)。そんな高級な明石のタコを贅沢に使った「タコ飯」「タコ焼き」ほか、自宅で味わえる多くのタコ料理は格別です。
また、魚のようにウロコを取って、内臓を取り出して、3枚におろして…という、さばく手間が少ないのも魅力だと思います。

初めての釣りは、講習会からスタートすることが多い私たち夫婦。もちろん、もっと気軽にYouTubeなどで予習をして気軽に始めればいいのに…と思うこともあります。しかし、その場で疑問や違和感を解消できる講習会は、上達への近道になると感じています。
とくに釣りは、その日の状況によって有効な誘い方や考え方が変わることも多く、実際に見て、聞いて、試しながら学べるのは大きなメリットです。

また、講習会をきっかけに新しい遊漁船さんと出会えるのも収穫です。釣りの技術だけでなく、新たな発見や出会いにつながるのも講習会の魅力のひとつ。そうして少しずつ釣りの世界が広がっていくのも、また楽しいものだと思います。

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当日お世話になったユーチューバーのイチローさん(左)と島虎丸船長(右)。講習会をきっかけに、また新たな釣りと出会えました

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レポーターREPORTER

デカ白メガネ
プロフィール:デカ白メガネ
大阪から和歌山での堤防釣りを初めて数年。アウトドア好きがこうじて釣りを始めた初心者アングラーです。四季を通じて釣りをメインにBBQをしたり、キャンプを楽しんだり…。冬はスノーボードも楽しみつつ、1年中アウトドアを満喫しています。