初心者でも大物のチャンス!
鳥羽沖で楽しむ「タテ釣り」入門

2~3回ほどしか経験したことのない「タテ釣り」ですが、今回はハヤブサインストラクター・田中敏哉さん指導のもと、初めて鳥羽沖で挑戦してみました! 水深35~40mの浅いポイントで、ベイトを仕掛に掛けて底へ落とし、大物を待つタテ釣り。仕掛を上げるまで何が掛かっているか分からないドキドキ感は、この釣りならではの醍醐味です。
当記事では、全国でも人気の高い鳥羽沖のタテ釣りの魅力をはじめ、教わった実践的な釣り方や釣果アップのポイントを交えながら、その面白さを紹介します。

タテ釣りとは

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初心者でもファーストヒットで高級魚のホウボウをゲットしました

釣具屋さんでよく見かける「タテ釣り」。一見難しそうに聞こえますが、実は「初心者でも大物に出会えるチャンスが高い、とっても楽しい釣り」なんです。

タテ釣りを一言で言うと、「釣った小魚を、そのままエサにして大物をねらう」釣りです(「落し込み釣り」とも呼ばれています)。「タテ」という名前の通り、仕掛を海中に「縦(垂直)に落とし込んでいく釣り方が特徴です。

三重県鳥羽でのタテ釣り事情

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多魚種がねらえるのが魅力の鳥羽タテ釣り!

三重県鳥羽沖(国崎、相差、赤崎など)では、全国的にも見ても、タテ釣りがひじょうに盛んで熱いエリアです。

鳥羽沖のタテ釣りが面白いのは、とにかく「魚種が豊富」なこと。伊勢湾の栄養をたっぷり蓄えたイワシ(カタクチイワシ・ウルメイワシ)をエサにするため、ハマチやブリなどの強烈な引きが魅力の青物はもちろん、高級魚のヒラメマハタ、マダイまで、多彩な魚種がねらえます。五目釣りならではの、美味しいお土産が期待できるのも魅力です。
さらに、比較的浅いエリアをねらうことが多いため、ヘビータックルではなくライトタックルで挑める船が多いのも、鳥羽沖ならではのポイントです。

最適なシーズンは?

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  • 初夏(6月~7月)が開幕シーズンとなっており、カタクチイワシや小アジなどが回遊し始め、ヒラメやマダイ、中型青物がねらえます
  • (8月~11月)はハイシーズンとなり、ベイトの群れが最も大きく、大~小サイズのアジベイトがメインとなります。ベイトの群れを追う良型青物や根魚(ハタ類、さらにはクエ)がねらえます

鳥羽ならではの特徴

ほかのエリアのタテ釣りでは、エサとなるベイトはアジが主流になることが多いのですが、鳥羽沖での主役は、何といってもカタクチイワシです。
伊勢湾の豊かな栄養で育ったカタクチイワシは脂が乗っており、フィッシュイーター(大物)たちにとっては「最高のご馳走」。そのため、鳥羽沖の魚はとにかく食い気が抜群です。

タテ釣りに必要な道具

私が今回乗船させてもらった船宿、鳥羽相差の「魚勘丸」さんでは、レンタルタックルの準備がないとのことでした。ですので、一般的なタックルと代用可能なタックルで比較できるように紹介したいと思います。

専用タックルがなくても挑戦できる!

【ロッド(竿)】

基本は2.0~2.5m前後、7:3調子(錘負荷60~100号)の落し込み専用竿、またはライトゲームの船竿がおすすめです。小魚の掛かりが分かる穂先の柔らかさと、青物にも負けないバットパワーが求められます。

専用竿がなくても、アジやヒラメなどのライトゲームロッドや、6~7ft・Mクラスのライトジギングロッド(ベイトモデル)でも代用可能です。

【リール】

基本はシマノ600~1000番、ダイワ200~300番クラスの小型~中型電動リール(ベイトリール)。ベイトの掛かりを確認しながら何度も落とし直すため、電動リールが便利です。

一方で、水深カウンター付きの中型ベイトリールがあれば手巻きでも十分楽しめます。軽量で疲れにくく、ベイトの反応や大物が迫る緊張感がダイレクトに伝わるのも魅力です。
「オシアコンクエスト(シマノ)」CT200~300番や「紅牙(ダイワ)」IC200番などがおすすめです。

【道糸(PE)】

PE2~3号が目安です。標準は3号ですが、浅場をメインにねらう場合は2号でも対応できます。オモリの沈下速度やオマツリ防止のため、同船者と号数を合わせるようにしましょう。

タテ釣りに使う仕掛

最も重要なのが仕掛です! 6~7月の鳥羽沖のタテ釣りでねらうベイトはおもにイワシ。そこで船長からもおすすめされているのが、このハヤブサの「喰わせサビキ タテ釣りスペシャル ホロフラッシュアピールMIX 6本鈎」です。そして、小アジベイトの際に最適なのは「タテ釣りスペシャル つくつくベイトパープル 6本鈎」です。

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一方、イワシが掛かりにくくなったときにおすすめなのが、「落し込みトラップつくつくベイトパープル」! タテ釣り仕掛のハリにかんたん装着でき、口が小さく口切れしやすいイワシの付きもよくなるうえ、外れにくくておすすめです!

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夏場に持っていると便利なもの

タテ釣りのハイシーズンである6月~8月は、暑さとの闘いです。近年の猛暑のなかで沖へ出る船釣りは体力の消耗が激しく、熱中症のリスクも高まります。体調管理を第一に、みんなで楽しく釣りをするためにも、暑さ対策は欠かせません。
そこで今回は、私自身が真夏の船釣りに必ず持っていく必需品を紹介しましょう!

●水分は冬場の3倍持っていく!!

お茶だけでなく、塩分や糖分を含むスポーツドリンク経口補水液も用意し、ノドが渇く前にこまめに補給しましょう! また、何本か凍らせて持っていけば、クーラーボックスの保冷剤代わりになるうえ、後半にはキンキンに冷えた状態で飲めるのでおすすめです♪

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釣行当日の予想最高気温を確認して、水分は多過ぎるぐらい持っていきましょう

●服装の工夫で暑さをできる限り避ける

通気性がよく、吸湿・速乾性に優れた衣類を着用し、帽子は必ず着用しましょう! さらに、首元を冷やす冷却タオル保冷剤を活用すれば、より効果的です。

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アイスノンや冷却タオルを首に巻くだけでも、身体を冷やすことができます。魚を入れる以外にも水分や食べ物のほか、冷却アイテムなども一緒に入れられるクーラーボックスは必需品です

タテ釣りの釣り方とポイント

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ヒラメの前アタリでアワさずに、重みが乗って竿先がしっかり曲がってからアワセて釣れた良型ヒラメ!

さて、いよいよ実践ポイントです。今回、船長や同船してもらったハヤブサインストラクター・田中敏哉さんに教わった、タテ釣りの釣り方と釣果アップにつながるポイントを紹介します。

(1)仕掛にベイトを付ける

まずは、船長の指示ダナまで仕掛を落とし、一度止めてフワッと誘います。小さなイワシはとく口切れしやすいため、激しく誘うと群れが散ってしまったり、せっかく掛かっても外れてしまったりするからです。

また、表層でプランクトンを食べているイワシほど仕掛に付きやすいため、できるだけ上のタナから探っていくのがポイント。すぐに付かなければ1mずつ落としながら誘い、ベイトが付いたらそのまま着底させます。
このとき、落とすスピードが速過ぎると、せっかく付いたイワシが外れてしまうことがあるため、速度を調整しながら落としましょう。

(2)アジがベイトのときはサミングで誘う

アジ(とくに小アジや豆アジ)は、イワシほど泳ぐスピードが速くありません。そのため、サミング(リールのスプールを手で軽く押さえて調整すること)を使い、アジが仕掛を認識して追い付き、ハリに食い付く「スキ=間」を作ってあげます。

また、アジは口が薄く口切れしやすいため、落下スピードを調整することで口切れ防止にもつながります。

(3)ヒラメをねらいたいとき

仕掛にベイトが付いたら、まずは着底させるところまでは同じです。ヒラメをねらう場合は、着底後にゼロテンションで糸をたるませるのがポイントです。

警戒心の強いヒラメは、青物のように一気に丸のみするのではなく、最初はベイトに噛み付いて押さえ込んだり、尻尾から少しずつくわえ込んだりします。そのため、糸が張っていないことで違和感を与えにくくなり、「ガツン!」と本アタリにつながることがあります。

何が掛かるか分からない!
初心者も上級者も楽しめるタテ釣りの魅力

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マダイにチダイもゲットできました!

初心者でも大物がねらえる!
ビギナーズラックも夢じゃない

難しいエサ付けも、高度なルアーアクションも必要なく、指示されたタナに仕掛を落とし、ベイトが付いたら底で待つだけ。生きた魚をエサにするからこそ魚の食いは抜群で、初心者でも十分に大物をねらえます
船長によると、「今日が初めての船釣り」というビギナーさんや女性、子どもが竿頭になったり、船中最大魚を釣り上げたりすることも珍しくないそうです。

実際に釣行当日、私を含め一緒に釣りを楽しんだメンバーの中には、タテ釣りが初めての方もいましたが、五目以上の魚種に恵まれたり、良型をたくさん釣り上げていました!!

テクニック次第で釣果が変わる!
上級者も夢中になるワケ

一方で、運任せに見えて実は技術の差がはっきり表れるのも、タテ釣りの魅力です。

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ハヤブサインストラクターの田中さんは、コンスタントにたくさんの魚種をキャッチしていました!!

いかに早くベイトの群れを見つけて仕掛に付けるか。サミングやフォールスピードを調整しながら食い気のないベイトをどう掛けるか。そして、本命のフィッシュイーターが食い付くまで、ベイトを元気な状態で届けられるか。…など。
上級者になるほど、「魚を釣る」のではなく、「いかにベイトを元気に届けて大物を食わせるか」という駆け引きに熱中しているようです。

イワシが突然暴れ始め、竿が引き込まれる直前の「前アタリ」を手元で感じる緊張感は、一度味わうとハマります!

釣り上げるまで何が掛かっているか分からないドキドキ感! 「タテ釣り」にハマる人の一番の理由は、「仕掛を上げるまで、何が食い付いたのか分からない圧倒的なワクワク感」です!

仕掛にベイトを付けて着底させ、竿先をじっと見つめていると、突然ベイトが暴れだす緊張感。そして、「ガツン!!」と竿が一気に曲がる青物やマダイの力強いアタリや、グググッと重みが乗ってからアワセるヒラメならではの重厚なアタリなど、「青物かな!?」「ヒラメかな!?」と、巻き上げている間は「何が掛かっているんだろう!?」と期待が膨らみます。
さらに、水面に魚が浮かんできた瞬間、サイズや魚種が分かったときの興奮は格別です。そんなドキドキとワクワクを味わえるタテ釣りに、ぜひみなさんも家族や友人と一緒に挑戦してみてください♪

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レポーターREPORTER

鈴木 聖望
プロフィール:鈴木 聖望
小さなお魚から大きなお魚まで、魚と釣りが大好きな行動力だけが取り柄の2児のかあちゃんアングラー! 家族の協力のお陰で、少しでも時間があれば魚を求めて釣りばっかり行っています! ルアーフィッシングメイン、でもエサ釣りも大好き♪ そのとき釣れる「旬」の魚に出会うため、ショアからオフショアまで魚を追い続けています!!
インスタグラム:
@seeeeemi100903 (URL: https://www.instagram.com/seeeeemi100903)