INDEX
- ● ビシアジ釣りとはどんな釣り?
- ● ビシアジ釣りの準備
- ・仲間内で仕立船を予約
- ・ビシアジ釣りをするための道具
- ・船釣りのための服装の準備
- ・釣行前夜の過ごし方
- ● 釣り座のセッティング
- ・基本のセッティング
- ・釣具以外は邪魔にならないようにセッティング
- ● ビシアジ釣りの釣り方 やってみなければその日のパターンは分からない…
- ・誘い方にもいろいろある
- ・その日の当たりパターンを見極める
- ・釣れたアジの取り込み方
- ・船中のコマセが一極集中か!?
- ● 釣りにタラレバは付きもの!?
- ● アジを寝かせて美味しく味わう!ウイスキーとの相性も抜群!!
- ・アジフライとヘーゼルバーン10年
- ・やみつき!ガリしそ巻き
日頃、堤防そのほかのオカッパリをメインに釣りをするなかで、「沖に出ればもっと大物が…、もっとたくさん釣れるのになぁ」なんて思ったことはありませんか? 釣り人として「もっと釣りたい」欲が生まれるのは必然です。とはいえ、船に乗るには道具や釣り方、そもそも船の乗り方さえも分からず、少々ハードルが高いのも事実。そんなモヤモヤを抱えつつ次のステップアップを夢見るアングラーに向けて、経験豊富なHEATライター陣が優しく指南してくれる当「船釣りのはじめ方」企画。
第4回目の今回は、HEAT編集スタッフWが東京湾は鴨居沖で楽しむ「ビシアジ釣り」について解説します。
「アジ釣り」ほど手軽ではなく、釣果も期待できないかもしれませんが、「アジ釣り」より大きいアジをねらえるのが「ビシアジ釣り」。友人からの誘いに少し迷いしつつも、「久しぶりにでっかいアジフライ揚げるかぁ!!」と、筋肉痛覚悟で挑んだ実釣の模様を交え、道具やエサの準備から釣り方、そして美味しいアジ料理までを丁寧に紹介します。
ビシアジ釣りとはどんな釣り?
船釣り初心者におススメの釣りモノの一つに「ライトアジ(LTアジ)」がありますが、名前の通り軽い道具(ライトタックル)で行うアジ釣りをいいます。ライトアジもビシアジも、どちらもビシカゴと呼ばれる網目状のオモリにマキエ(コマセ)を詰めて行う釣りですが、ライトアジで使用するビシが40号(約150g)で軽量なのに対し、ビシアジは130号(約490g)のような重量のあるビシを使います。この、深場の大きいアジをねらうアジ釣りを「ビシアジ釣り」と呼んでいます。
基本的な釣り方は、ビシアジ釣りもライトアジ釣りも同じです。ビシカゴにイワシミンチなどの「コマセ」と呼ばれるマキエを詰め、アジのいるタナでコマセを振り撒きます。煙幕のように広がったコマセでアジを集め、煙幕の中に紛れ込ませた仕掛にアジを食いつかせるといった釣り方です。
ライトアジ釣りとの大きな違いは、ねらうタナの深さ! 深い分、扱うビシカゴは重くなり、潮の速さによってはいかに正確にアジのいる層にビシカゴを落とせるか、煙幕を作ることができるかなど、難易度が上がります。
電動リールを使うためラインの巻き上げは容易にできますが、タックル自体の重量は増します。私は左腕で竿を扱うのですが、釣行後は軽く筋肉痛…。もちろん、釣りの最中から背中はガチガチになります(笑)。ライトじゃないアジ釣り、それが「ビシアジ釣り」です。
ビシアジ釣りの準備
仲間内で仕立船を予約
ビシアジ釣りを楽しむためには、まずは船の予約が必要です。今回は、「仕立船」での釣行でした。
知らない人同士が乗り合わせ、一定の人数になったら出船する「乗合船」に対し、船を貸し切って釣りができるのが「仕立船」です。船宿によって最低必要人数や金額は違ってきますが、人数が集まれば仕立船にした方がいろいろとメリットがあります。
乗合船の場合は、ねらう釣りモノ、釣り方、仕掛やオモリ、出船時刻などのルールが決まっていますが、仕立船であれば、ある程度の限度はあれど多少融通が利きます。たとえば、出船時間を少し遅くしたり、釣りモノを午前と午後で変えたりなど…、オーダーできるのが仕立船のよいところといえるでしょう。
予約の取り方ですが、(仕立船であれ乗合船であれ)船宿に直接電話するのが基本です。船宿によっては仕立船をやっていないところもありますので、電話やWEBサイトで仕立船の有無や予約方法を確認しておくとよいでしょう。
今回は、「鴨居大室港 釣船 五郎丸」さんにお世話になりました。
ビシアジ釣りをするための道具
ビシアジ釣りの道具を全部自前で用意するとなったら…、
- ●タックル(竿とリール)
- ●竿受け
- ●ビシカゴ
- ●テンビン
- ●仕掛
この5つは必須でしょう。ですが、関東の船宿では仕掛以外、すべてレンタル可能です(有料の場合もあります)ので必ずしも自前でそろえる必要はありません。釣りモノに合わせてリールに巻いている糸を変えるといった手間を考えると、レンタルもアリですね。
ゴルフのように、「ドライバーからパターまで一通りそろえたらとりあえずOK!」とはならないのが釣り。釣りモノや釣り方に合わせて、いちいちタックルを買いそろえていては破産してしまいます(笑)。初めてねらう魚種だったり、たまにしか釣りをしないのであればレンタルでも十分です。
船釣りのための服装の準備
船釣りはオカッパリと違い、急に寒くなったからといって車に上着を取りに戻ることはできませんし、雨が降り出したからといって好きなタイミングで帰宅するわけにもいきません。釣り道具以外にも防寒着や雨具、夏は熱中症対策のための飲料水など、船が出航したあとになって「あれ持ってきておけばよかった~!」とならないよう、荷物を厳選しなければならないのです。
私の場合、夏は冷感素材のインナー上下に、Tシャツとハーフパンツといったいでたちです。今は真夏の暑さは「脱げばどうにかなる」レベルの暑さではないので、逆に冷感素材のインナーを着ることで「暑さから肌(身体)を守る」目的で着ています。実際、着ている方が涼しく、汗をかいてもサラッとしているのでおススメです。
ただ、早朝は涼しかったりするので、脱ぎ着しやすい薄手のパーカーをバッグに入れています。
冬は温感インナー上下にネルシャツ、薄手のダウンジャケット、スウェットパンツ、さらに大き目サイズのレインウェア上下を重ねています。少し暑いなと思ったときは、ネルシャツや薄手のダウンジャケットを脱いで調節するといった感じです。
ちなみにネルシャツにこだわるのは、前開きでかんたんに脱ぎ着できるから! 帽子やサングラス、冬ならネックウォーマーなどの装備があるので、トレーナーやセーターだと脱ぎ着が面倒になります。また、ダウンジャケットは丸めてコンパクトに持ち運べるものを選んでおくと、バッグの中でかさばらないので1着持っておくと便利です。
釣行前夜の過ごし方
船釣りで避けられないのは早起き! 今回は明け方4時過ぎに自宅を出発しなければならなかったため、3時起床。絶対に寝坊はできないし船酔いも怖いので、船釣り前夜は禁酒! さらに夕飯もお腹に優しい食事を腹八分程度にとどめるようにしました。船上で必要以上にもよおさないようにしたいというのが大きな理由です。
早めに夕飯を済ませ布団に入ったとはいえ、なかなか眠れませんが、釣行前夜はできるだけ睡眠を取り体調を整えるのが、釣行当日を快適に過ごすカギです。
釣り座のセッティング
基本のセッティング
ビシアジ釣りに限らずですが、釣り座のセッティングは重要なポイント。余計なものを置かず、必要なものを正しい場所にセットすることで釣りがしやすくなり、釣果へとつながります。ポイントに着いたらすぐに釣りを始められるよう、セッティングは出船前に余裕をもって済ませておきましょう。
コマセを使ったアジ釣りの場合、タックルは船首側、コマセの入った桶は船尾側にセットしましょう。足元のバケツは邪魔にならない場所に移動するなど、十分なスペースを作っておくとストレスなく釣りができます。
釣具以外は邪魔にならないようにセッティング
クーラーボックスやバッカンは、ほかの人の通行の邪魔にならないよう、足元や指定の場所に置くようにしましょう。釣りをしている最中でも、タモ入れするために中乗りさんが動き回っていますし、トイレに行く人が通ることもありますからね。
また、仕掛の束やタオル、ゴミ袋などが風で飛ばされないように「洗濯ばさみ」で留めておくと、使い勝手もよく便利ですよ。