人生で一度は体験してみたい!車中泊で巡る旅と釣り
【前編:山陽の野池バスフィッシング】

人生で一度は時間にとらわれず、世界そして自国の旅をしてみたい。また時間制限なく好きなことに没頭してみたい。多くの人が一度はそのようなことを考えたことはないだろうか? だが現実は仕事、そして家庭と、いろいろな都合で自由になる時間が限られてくる人が多くを占めると思う。それは私自身もそうであった。
社会に出てからは長期(5日程度)の休みが取れるたびに、釣り仲間とともにショートフィッシングトリップに出掛けることもあったが、1ヵ月以上の休暇などは仕事をリタイヤするまでは取れることがないと考えていた。しかしながら思いは叶うものだ。この度長年務めていた会社を退社し、次のステージに行くタイミングを迎えたのだ。それにより、1ヵ月半ほどの時間の猶予が与えられることとなったため、日本を回れるだけ回ってみようと、車中泊の旅に出ることを決めた。

旅に出るための車内と釣具のセッティング!

今回の旅は、自宅のある神奈川県をスタートし、最終目的地を鹿児島県と設定。旅の時期は4月中旬~5月末(約1月半)と、気温も快適な時期に実施できることとなった。しかしながら時間があるとはいえ、通る全ての県をゆっくり回ることは厳しいため、兵庫県(ひょうごけん)から先の県を重点的に堪能することに決めた。
旅の決め事は、往路は基本下道を使用し、瀬戸内海方面を通り最終目的地を鹿児島県とだけ設定。そして時間に余裕があれば、復路は日本海側を通り帰宅することだ。そして、密な計画を立てないことで後悔することがあったとしてもそれも経験であると考え、あえて行き当たりばったりの旅にすることとした。

01_ 愛車ヴォクシー
旅の愛車はミニバンのヴォクシー。ひとり旅なら十分な荷物を積み込めるうえ、寝床スペースも確保することができる

車中泊の旅ではいかに荷物を最小限にできるかが重要。居住空間がしっかりと確保できることでストレスを軽減できるからである。荷物を抑えすぎたことで、訪れたフィールドで対応できるタックルがなかった場合後悔すると考えたため、考えうる必要最低限の道具を積み込んだ。
そして4月中旬に神奈川県の自宅を出発!!

02_ 荷物の収納
03_ 車中泊スタイル
荷物を厳選。真ん中、後部座席をフルフラットにして、寝袋をセッティング。寝袋は気温0℃まで対応の春秋用
04_ 竿の収納
釣り竿を天井にセット。本数11本

 

神奈川県を出発し、寄り道せず愛知、三重、奈良、大阪を越え、2日目には兵庫県岡山県の県境へ。この辺りに来ると、関東では見ることのない海の景観が広がっていた。ここから時間をかけて、本格的に私の旅が始まるのだ。

※ここまではインターネットカフェで一度仮眠した以外はノンストップ走行。自宅から約800km

05_ 瀬戸内の風景
06_ 兵庫と岡山の県境
イカダが浮いている、関東ではみられない光景だ

瀬戸内海は島の宝庫

瀬戸内海を走っているといかに日本は島国なのだと痛感できる。生きているうちに日本全ての島を回るのは難しいであろう。2日目の夕方には岡山県備前市にある鹿久居島(かくいじま)に入った。
この島は一周30分くらいで回れる。恥ずかしながらここにくるまでこの島の存在を私は知らなかった。夕日に照らされたその美しい景観に、このタイミングで旅に出掛けた喜びが込み上げてきた。

07_ 鹿久居島
岡山県は鹿久居島(かくいじま)。この景色は自身の胸をうった

クロダイのチニング初体験

神奈川県を出発してから数日、気づけば広島県福山市へ。ここにきてこの旅の初釣りを実施することにした。
関東にいるとなかなか経験できないクロダイのチニングができるポイントに到着。ベイトタックルにテキサスリグをセットし釣りを始めたが、3時間粘るもアタリがない…。初見のポイントですぐに結果を出すことは厳しかった。後ろ髪を引かれたが、寝床を確保するためこの場所をあとに。

08_ 福山の堤防
09_ クロダイチニングタックル
広島県福山市でクロダイチニングにトライ

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