今から知りたい!エギング STEP UP 【エギング実釣編】
夏はシャローと潮通しのよいポイントにねらいを絞るべし!!

今回は夏エギングの実釣編です。日中はうだるような暑さで釣り人にはひじょうに厳しい季節の夏。しかしながら、比較的高水温を好むアオリイカは高活性な時期でもあります。朝夕の日差しが柔らかい時間帯をねらい、熱中症に気を付けながら釣れば、比較的にかんたんに釣ることができるかもしれません。また、春の親イカや秋の新子の時期とは異なり、さまざまなサイズのイカが釣れる時期でもあります。
そんな可能性を秘めた6月下旬。同じ開発メンバーの清水さんと釣行してきました。その模様とともに、今回は「夏イカ攻略のためにおさえておきたいポイント」をお届けします。

01_ 夏の雲

正直、私自身は夏イカをねらう機会がこれまで少なく、夏は日中の気温が高いため釣りに行く機会が減り、行くとすれば夜釣りか川釣りに変わる季節(笑)。そこで、私と清水さんが以前からよく通っていたエリアに的を絞り、事前情報は少ないものの、経験と感覚を頼りに出掛けてみることにしました。
今回釣行したエリアは年中アオリイカをねらえる場所として有名な、そしてイカ以外の魚も魚影も濃いエリアです。

1.夏はシャローエリアを探れ!!

02_ ベイト

夏イカは(私の感覚ではありますが)、比較的シャローエリアに多いイメージがあります。理由として考えられるのが、夏は高水温を好むアオリイカにとって最も行動しやすい時期(動き回りやすい)であり、活発にベイト(エサ)を追いかけているからではないかと思われます。また、シャローエリアに回遊してきている個体はエギに対して反応がひじょうによく、「いれば釣れる」といった印象です。実際、釣行当日もこのようなことがはっきりと感じ取れました。

  • エギを投げても反応がない=イカがいない!
  • イカがいる=すぐ反応がある!

この日は比較的水深の浅いエリアを中心に探り、テンポの速い釣りを展開しました。エギをキャストし反応がなければ別のポイントへ移動…といった形で、ランガンを繰り返しました。
ちなみに、「速いテンポでシャローエリアを探る」そのテンポは、エギをキャストし底付近までフォールさせ、比較的大きく激しいアクションを中心に釣り上げる。1~2投して反応がなければ次のポイントへ移動し(数歩横移動して)、またキャストするといったイメージです。

03_ シャローエリア

2.潮通しのよいエリアを選択して

04_ 釣りシーン

日中から有力ポイントを数ヵ所ランガンしましたが、残念ながら反応はなく、見えイカすらいない状況でした。そこで、夕マズメに潮通しのよい有望ポイントへ移動することとしました。
まずは潮通しのよい湾の外側を中心に探りましたが反応はなし…。そこで、港の入り口付近の潮がぶつかっている場所へ移動しキャストしました。水深は3m程度とかなり浅く普段は見逃しがちなポイントですが、底にシモリや海藻が生い茂っておりベイトが溜まりやすい場所のようです。さらに潮がぶつかっているので、活性の高いエサを捕食しているアオリイカがいそうだと考えました。

日も傾き始め、気温も下がってきたタイミングでキャストしたときでした…。エギをアクションさせたあと、フォール中にラインが走りました!! すかさずロッドを立てて巻き上げます。夏イカはよく引くのが特徴で、釣り上げたのは小型のアオリイカでしたが元気よく引いてくれました。

05_ 6/27夕方手鞍湾での釣果
待望の1杯目!

(1)ちょっとした変化を見つけるのが肝!

今回、実際に釣果のあったポイントはほかの場所と違い、地形の変化に富んでいる(海底にシモリや海藻がある)場所でした。潮通しも大切ですが、プラス要素として「変化」を見つけることができれば、釣果に近づくわけです。
夏の時期は、場所やエリアにもよりますがイカ自体の個体数は多くないように感じます。イカの数が少ないなかで釣果に近づくには、前述した「シャローエリア+潮通し」「変化」が肝になります!!

(2)足下のスミ跡もヒントになる!

エギングにおいて「スミ(墨)跡=イカが釣れている」という指標は、みなさんもご存じの通り。前述した通り、夏は場所にもよりますが時期的にアオリイカの個体数が多くないので、直近で釣果の出ている場所は釣れる可能性が高いのです。

08_ スミ跡

当日も同じ漁港内でも目立ってスミ跡の多い場所がありました。しかもスミ跡の濃さから、最近釣果が出ているようでした。1杯目を釣ったあとは、その場所に立ちキャストをすることにしました。
水深は3m前後と先ほど同様のシャロー。海底には海藻が生い茂っているので、着水後は速いテンポでの釣りの展開が必要です。海底の海藻を引っ掛けないように中層付近を探っていたときでした…。中層付近をフォールさせていたはずのエギが沈まなくなり(ラインが止まる)ました。違和感を感じすかさずロッドを大きくアワせると、先ほど同様、小型ながらもよく引く元気なアオリイカが釣れてくれました。

1杯目も2杯目も、釣れた場所の条件はシャローエリア+潮通しのよい場所でした。

09_ アオリイカを抜き上げる
10_ 2杯目の釣果

※アオリイカを釣り上げた際、堤防や地面にスミを吐いてしまった場合は極力洗い流しましょう