釣りに、珍しい生き物に、
家族で初の八丈島を満喫！

家族旅行を兼ねて訪れた八丈島。東京都でありながら自然豊かで、堤防からなんとキハダマグロが釣れるという夢のある島です。そんな八丈島でルアー釣り（ジギング）を楽しみ、独特で珍しい生き物に触れてみた、わが家の夏の思い出をお届けします。

東京から約300km、常春の島「八丈島」

八丈島は伊豆諸島にあり、東京から約300km南に離れた場所にある常春の島です。四国の室戸岬や北九州とほぼ同じ緯度に位置しています。すぐ近くに黒潮が流れているため魚が豊富で、冬は暖かく夏はそれほど暑くならず、また、1年を通じて雨が多く風も強いのが特徴です。島面積は東京都町田市や、山手線内側の面積と同じぐらいでしょうか。

島を訪れるには船か飛行機を利用することになりますが、船の場合は約10時間、飛行機の場合は約1時間で到着します。私たちは飛行機を利用しました。

オススメの釣り宿は「アサギク」さん

今回、私たち家族がお世話になったのは、「八丈島総合釣りセンター」がキャッチコピーの釣り宿「アサギク」さん。釣り船や渡船のサービスもされており、海が近く立地もよいのでオススメの釣り宿さんです。

「アサギク」さんでは、釣り船に乗ろうと思えば宿からすぐの漁港から出船なので送迎が不要。朝の準備も楽に行えます。また、釣り船をされているお陰か、晩ご飯に期待大！　私が泊った日も新鮮なお刺身が毎晩出ました。
そして近くに港や海水浴場があるので、わざわざレンタカーを借りなくても楽しめるのも嬉しいところ。近くの港はオススメの釣りポイントでもあるそうです。

ただしホテルではないためアメニティは完備されておらず、事前に準備が必要です。また、釣りのお客さんが多いので、朝は早くから足音などが聞こえます。ゆっくり寝たい方は耳栓を持参した方がよいかもしれません。

いずれにしても、詳しくは宿の方に尋ねてみてください。従業員さんも気さくなので、島についていろいろと教えてくれると思いますよ。
ちなみに余談ですが、猫がたくさんいるので猫好きには最高です。

八丈島での堤防釣り、家族で初の釣果は？

私たち家族はもちろん釣りを楽しみました。八丈島で初めての釣りです。何が釣れるかワクワクしながら初日の夕方に、宿からすぐそばの港で1時間程竿を出してみました。

初めはジギングで釣ってみました。ジグを投げて直ぐに反応があったのはアオヤガラ。私にとって初めての魚でしたのでとても嬉しく感じたと同時に、魚体が新幹線みたいな形をしていたので家族も興奮していました。使ったジグは「ジャックアイ　マキノミー（ハヤブサ）」の30g。ワンピッチジャークでドンときました。
しかしそのあとがなかなか釣れず…、ボウズ逃れの鉄板、メタルジグとセットで使用するジギングサビキでねらうことにしました。誘い方は少し長めのフォールを意識したロングジャークです。すると、釣り方を変えてすぐに反応があり上がってきたのはショゴ（カンパチの若魚）。全てのサビキバリにショゴが連で掛かっていました。

やはり渋いときのオススメはジギングサビキですね。島だと不意の大物が回遊する可能性もあるので何種類か持っていくのがよいと思います。私が使ったのは「ジギングサビキ　フラッシュアピール 3本鈎×2（ハヤブサ）」のハリLサイズ・ハリス8号。小型の青物でしたら問題なく抜き上げられるレベルの仕掛サイズを選択しました。ちなみに、仕掛はショート設計ですのでキャスティングもしやすいです。
ほかにはエソなどもサビキで釣れましたよ。

独特な生き物も観察

八丈島は温暖な気候から独特の生態系を維持していて、とても面白いんです。八丈島にしかいない生物も多数います。そんな生き物たちも観察してみました。

私が驚いたのは八丈島の固有亜種「ハチジョウコクワガタ」です。本州のコクワガタとは違い赤みが強く、とてもかっこいいクワガタでした。夜間、街灯などの光に飛来しますが、昼間も樹木の上で活動するので見つけられると思います。活動時期は9月末までだそうです。
あとは「サソリモドキ」にもびっくりしました。初めてみたときは本当にサソリかと思いました。毒バリはないのですが、お尻から毒ガスを噴射するので注意が必要です。夜は街灯に集まっていますのでかんたんに観察可能です。くれぐれも触るのは厳禁ですよ。

釣りや家族旅行にオススメの八丈島。今回初めて島を訪れましたが、本州ではなかなか目にすることがない魚が釣れたりと、ひじょうに楽しいひとときでした。また、島の方も温かく気さくで本当に大助かり。癒されました～。
もし八丈島を訪れる機会があるようなら、明るく島の方に話し掛けていろいろと教わってみてください。きっとガイドブックにはない何かを発見できると思いますよ。

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