みんなで豪快に「ビア缶チキン」を楽しもう！

突然ですが「ビア缶チキン」ってご存じですか？
かんたんに言うと、ビア缶チキンとは鶏肉を1羽丸々豪快に焼き上げる料理のことです。お尻にビール（ビール缶）を差し込むことで外はパリパリ、中はジューシーに仕上がります。キャンプや釣り、庭先でのアウトドア時に大人数で作れば盛り上がること間違いなし！　そんな私の大好きな、楽しく美味しいビア缶チキンを紹介したいと思います。

ビア缶チキンに必要な物

ビア缶チキンの材料は「鶏肉」「スパイス」「ビール」以上です。
鶏肉はスーパーやお肉屋さんなどで頼めば1羽丸々仕入れてくれるところもありますし、コストコなどでも売っています。スパイスは今流行りのアウトドアスパイスなど、なんでもお好みで結構です。わが家では肉と一緒にコストコで買ったスパイスと塩で味付けしています。最後にビール。これは生ビールでも発泡酒やノンアルコールビールでも大丈夫です。

次に焼くための器材ですが、「コンロ」「一斗缶」「ビア缶チキンスタンド」です。
コンロはアウトドア用のコンロや七輪など、炭火を使えるものならなんでもOK。一斗缶は鶏肉を焼くときに被せるために使用するのですが、炭火の熱を一斗缶で反射させ、全体をこんがり美味しく焼き上げることができます。一斗缶以外にもペール缶やブリキのバケツ、燻製器などでも代用できます。
最後にビア缶スタンド。これはビールを刺したチキンが倒れないようにする土台です。これがないとチキンが不安定になり倒れてしまうことがあります。私はキャプテンスタッグのBBQ ビア缶チキンスタンドを愛用しています。

前日のうちにお家で下準備

美味しいビア缶チキンを作るには、前日の下準備が欠かせません。といってもそれほどたいそうな準備ではなく、鶏肉にしっかりと下味をつけるだけです。

買ってきた鶏肉をしっかりと水洗いし、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。そのあと全体に満遍なく塩やスパイスを塗り込みます。このときのコツは「ちょっと多すぎたかな」くらいにスパイスを付けることです。手足の裏や中にもしっかりと塗り込んでいきます。
塗り終わったらトレイに乗せてラップで包み1日寝かせておきます。その際、水分が出るのでキッチンペーパーなどを敷いておくとベチャベチャになりません。

豪快に焼いて食べよう！

先日、釣りとBBQの両方が楽しめる「芥川マスつり場」で、実際にビア缶チキンを楽しんできました。

まず現地に到着したら、早々に火をおこします。この日の朝は肌寒かったので炭火の暖かさで体を温めつつ、ビールを半分ほど飲み干しました。
（運転される方は飲酒運転にならないよう注意してください）

火がいい感じに回ってきたら、半分ほど残っているビール缶の蓋を缶切りで開け、そのまま仕込んできた鶏肉のお尻に差し込みセットします。あとはコンロの上に乗せ、一斗缶を被せて2時間ほど待つだけです。
待っている間はノンビリ釣りを楽しみました～。

ところで、この日訪れた芥川マスつり場は、自然の川原を区画してそれぞれの区画ごとに釣り人数に合わせたニジマスを放流してくれます。ほかのお客さんの様子を気にすることなく、ゆっくりと自分たちのペースで釣りとアウトドアを楽しめるので、小さなお子さんを連れたファミリーにも人気の釣り場です。

さて、釣りを楽しんでいるとあっという間に2時間が経過、チキンもいい感じに仕上がっていました～。こんがりキツネ色に焼き上がったチキンを見てみんな大盛り上がり！　すぐに撮影会が始まりました。

焼き上がったチキンはカッティングボードに乗せてナイフで豪快に切り分けます。ビールのおかげで肉は柔らかくなっており、かんたんに切り分けることができるのです。ただ、脂と肉汁がたくさん出てきますので服など汚れないよう注意してください。切り分けたらあとはかぶりつくだけ。パリパリとスパイスの利いた皮と、ふんわり柔らかで肉汁たっぷりのお肉、最高に美味しい昼食となりました。

少しの手間で大人も子どももみんなで楽しめちゃうビア缶チキン。これからの管理釣り場シーズンのお昼ご飯に、はたまた、友人や親戚が集まった際のパーティー料理に、盛り上がること間違いなしです！　ぜひみなさんもビア缶チキンに挑戦してみてください。

レポーターREPORTER

プロフィール：東村 良平
兵庫県在住
海のエサ釣りに始まり、ライトゲーム、青物釣り、タイラバを経て、ここ数年は渓流ルアーやエリアトラウト、アユ釣りなどをメインに、家族で釣りや川遊び、キャンプなど自然を満喫。「ライトガチ」をモットーに道具や方法にこだわり過ぎず、楽しむことに全力を注いでいる。
インスタグラム：
@azuman1980 （URL：https://www.instagram.com/azuman1980/）