こんにちは!
中学時代は卓球部、あだ名はミスター稲中「さかなのおにいさん」川田一輝です。
スポーツが苦手な僕川田ですが、2019年のラグビーワールドカップでは、にわかファンなりに盛り上がりました!
実は釣りの世界にもラグビーがあるんです!
第1問! 「ラグビー釣りって…なぁに?」
正解は
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「ラグビー(リュウグウハゼ)をエサにしたアイナメ釣り」でしたー!!
ラグビーとは三陸地方のあだ名でリュウグウハゼのこと。
リュウグウハゼは黒い横縞が5本あるのが特徴。それがラガーシャツの縞模様に似ていることから名付けられました。
ちなみにラグビー釣りとは、リュウグウハゼ(ラグビー)をエサにアイナメを狙う三陸地方独特の釣り方!
ラグビーにジグヘッドをかけて海に沈める…。すると大っきなアイナメがバクリ!!!
大型のアイナメは他のエサよりもラグビーを好んで食べるそうで、大物をねらうなら特上のエサなんですって。ヒラメやクロソイも釣れるとのこと!
現地の方に聞いたところ、一般的にはラグビーしか使わないんですが、アナハゼ、ギンポ、ニジカジカなど、なんでも使えるそうです。
続いて第2問! 海のテクニシャン
「ウロコを目くらましにする魚なぁに?」
正解は
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「イワシ」でしたー!!
手でなでるだけでウロコが取れるほど弱い魚。
なので魚へんに弱いと書いて鰯(いわし)
イワシはスズキなどの敵に襲われたとき、きらきら光るウロコをわざと剥がしてその隙に逃げると言われています。
敵に噛み付かれてもウロコだけツルッと剥がれて逃げやすい利点も! トカゲの尻尾切りに似てますね。
ちなみに…取れたウロコはちゃんと再生しますよ!
最後は一見するとチームな3匹の問題!
「アマダイ・キンメダイ・たい焼きの共通点は?」
正解は
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「どれもタイの仲間じゃない」でしたー!!
「タイ」と付く名前の魚は現在、約350種いると言われています。
ただそのなかでスズキ目タイ科の仲間はほんの10数種類! マダイやクロダイ、キチヌなど以外は全部タイの仲間ではありません。
参考:正真正銘の「鯛」は日本に13種 タイ科の魚たちの簡単な見分け方と地方名
タイは昔から魚のなかで味の王様と呼ばれてきました。
そんなタイのブランドにあやかるために、美味しい魚のことを「○○タイ」と呼んだのです。これを「あやかりタイ」といいます。
イシガキダイやアマダイ、キンメダイは正確にはタイの仲間ではないんですね。
もちろんたい焼きは…お菓子の仲間です。
今回はかんたんでしたか?
次回もさかなクイズにお付き合いくださいー!
レポーターREPORTER
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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