雨の日でも釣りができるスポット No.1 練馬駅そばの知る人ぞ知る屋内釣り堀!
手ブラ&ワンコインで楽しめてファミリーにも超オススメ!

(※当記事は緊急事態宣言前に実釣されたものです)

仕事の合間を縫って、約1ヵ月半ぶりの船釣行を予定していたが、雨&風で泣く泣くキャンセル。しかしながら、“釣りに行きたい!”という衝動を抑えられず、向かった先は屋内釣り掘。短時間&低価格で気軽に楽しめるうえ、なにより手ブラで楽しめるのも魅力! いや~、初めて訪れましたが、めちゃくちゃハマりました! 船釣りよりテクニカルかも!?(笑)
というわけで今回は、練馬駅スグでアクセスの便もひじょうによく、ファミリーにも大人気の屋内釣り堀を紹介したい。

週末は親子連れでにぎわう超人気スポット!
「1時間500円で釣り放題」という良心的な価格設定!

01_IMG_2864 キンギョ釣果
この日はひとつテンヤマダイ釣行を予定していたが、雨&風で泣く泣くキャンセル。マダイ釣りから金魚釣りという魚種の振り幅は大きいが、めちゃくちゃ楽しかった。娘の瑚々奈(小学2年生)もコツをつかむと良型の金魚を含みポンポンと連釣してみせた。写真は当日最大サイズの金魚を釣り上げた娘と私のツーショット

いやはや、金魚釣りを完全にナメてましたね。実際にやってみると、めちゃくちゃ奥深い。そして、めちゃくちゃテクニカル。なにより、めちゃくちゃ面白い。「ウキが沈んだらアワせればいいんでしょ?」なんてカンタンに考えていたが、いい意味で“目から鱗”の釣行となった。

02_IMG_2873 釣堀の内観
室内に生け簀が設置されている。定員は15名ほど。天候に左右されず、室内で気軽に楽しめるのが魅力。ハリを飲み込まれた際はスタッフの方に声を掛けるとすぐに外してくれるのもうれしい

今回、訪れたのは「1コイン釣り堀」さん。電車でのアクセスの場合、都営大江戸線「練馬駅」の北口を出て、徒歩約6分と好立地。また、車でのアクセスの場合、建物の1階に無料駐車場が2台、その隣に最大料金設定のコインパーキングが4台併設されている。もし満車の場合は、周辺にもコインパーキングがあるため、そこに停めればOKだ。

階段を昇ると受付があり、親切なスタッフが丁寧に説明してくれる。料金設定は明朗会計で、大人・子ども共通で250円/30分、500円/60分。この料金には釣り道具一式、エサ代が含まれている。最初に希望の釣り時間を伝えて精算し、その時間通りに終了すれば追加料金なし。もし延長(30分単位)した場合は、釣り終了時に改めて延長分を精算するというシステムだ。

03_IMG_2864 料金表、04_IMG_2875 仕掛セット
(写真左)料金は60分/500円で店名の「1コイン」の由来。(写真右)料金には、ノベ竿、ウキ、仕掛、ハリ、エサ、タオル、ハリ外しが含まれる。足下に水を入れたバケツも準備してくれるため、釣れた魚をバケツの中に入れていく

ウキの些細な動きや変化を見逃すべからず!
コツをつかんでキッズもツ抜けを達成!

05_IMG_2898 キンギョ釣果2
当日、ひとつテンヤに一緒に行くはずだった西垣さん親子も同行。小学3年生の祐成くんは早くにコツをつかみ、本命の金魚でツ抜けを達成! パパの祐介さんも祐成くんに負けじと数を伸ばした

釣行当日は週末とあってパパ&子どものペアが多く、あとはカップルが数組。私たち一行は午前10時に釣り堀に入って2時間釣りを楽しんだが、その間にもお客さんはどんどん来店し、帰るころには外で待っているお客さんがいるほど盛況だった。この手軽感と面白さを鑑みれば、この人気っぷりにも納得できる。

06_IMG_2877 エサ1
07_IMG_2876 エサ2
付けエサは粉をまぶしたうどんが支給される。米粒より少し小さめに丸くし、ハリにチョン掛け。手返しをよくするためにストックを作っていたが、しばらくすると乾燥して硬くなるため、都度ちぎって付けるのがオススメだ(笑)

肝心の釣り方だが、前述の通り“目から鱗”であった。ウキが完全に沈むアタリだけを取っていると数は伸びない。というより、私自身、当日は一度もウキが完全に沈むアタリがなかった。ウキの些細な動きや変化を察知し、アワせ掛けていくことが肝要となる。当日、すぐ近くでバシバシ釣り上げていた常連さんから教わった必釣テクニックは次の通り。

08_IMG_2851 キンギョ釣果3
船釣りアングラーの中野恵一郎さんも良型の金魚を含み連釣。1尾釣る度に一喜一憂せず、熟練者並みに黙々と数を伸ばしていた(笑)
≪常連さんの必釣テクニック≫

  • 【必釣テク①】なるべく水面が穏やかな場所にウキを浮かべるべし
  • 【必釣テク②】ウキの5mm程度の些細な変化でアワせるべし
  • 【必釣テク③】立って釣らず、椅子にドシッと座って釣るべし

必釣テク①~③はいずれもウキの「ポジション」「動き」「視認性」に紐づいている。

必釣テク①は、生け簀の真ん中に水を循環させている部分があり、その周辺は水面の変化が比較的激しい。この周辺にウキを浮かべてしまうと、その水面の動きでウキが安定せず、些細なアタリを察知しづらくなる。なるべく水面の変化がない場所を選ぶと必然的にウキも安定し、アタリが察知しやすくなるという算段だ。

09_IMG_2860 水面のウキ
ウキの些細な変化を敏感にキャッチしアワせていく。エサは取られて当然、テンポよく手返しよく釣っていくのが金魚釣りのコツだ

必釣テク②は、読んで字の如し。ウキの微妙な変化に対して積極的にアワせを入れていく。ウキが完全に沈むケースは、金魚が向こうアワセでハリ掛かりしているパターンだ。このアタリだけ求めると数は伸びない。「おや?」と思ったらアワせてみて~を続けていると、掛かるウキの動き、掛からないウキの動きが分かるようになってくる。

必釣テク③は、ウキ(水面)と視線がなるべく平行になるようにすると、ウキの変化が察知しやすくなる。立って釣るとウキを見下ろす形になるため、座って釣ることを推奨していた。

10_IMG_2880 釣りシーン
11_IMG_2884 水面のキンギョ
(写真左)この角度だとウキの些細な変化を察知しやすい。(写真右)水面に多数の金魚の姿。もちろんサイトフィッシングに挑戦したが、例に漏れず、見える魚は釣れなかった(笑)

釣れた魚はお持ち帰りOK!
持ち帰らない場合はポイントに交換可能!

12_IMG_2837 コイ釣果
「エサを代えようと思って竿を上げたら釣れていました」と中野さん。この良型でさえもウキに出る変化が小さい証だ。ところで、コレは金魚ですか?(笑)

結果として、実釣2時間、6人(竿5本)で40尾~50尾ほどの金魚を釣り上げた。金魚のほか、生け簀の中にはコイフナ錦ゴイなども泳いでいる。釣れた魚はお持ち帰りOKだが、持ち帰らない場合は、魚種・サイズに応じてポイントが付与される。次回以降、そのポイントを使用すれば、お得に釣りが楽しめるというシステムだ。
また、釣り時間だが、子どもと一緒に訪れる場合は、最大1時間30分が集中力の限界かもしれない。1時間30分を過ぎると子どもは飽きる、ということも勉強になった(笑)。

13_IMG_ IMG_2848 キンギョ釣果4
14_IMG_2840 キンギョ釣果5
エサがうどんなので子どもも1人で釣りが楽しめる。「親子で対決!」なんてのも面白いが、パパより子どもの方がいいサイズを釣り上げるのは金魚釣りアルアルなのかも?(笑)

 

今回は「雨の日でも釣りができるスポット」の記念すべき第1回として屋内釣り堀を紹介したが、完全に思い付きの釣行だったものの、結果として本当に楽しかった。今度は釣った魚をその場で食べられるフィッシング&イートの施設なども紹介できればと思う。ぜひみなさんも、雨の日のお出掛け先として、屋内釣り堀で金魚釣りを楽しんでみてほしい。かなり癒されますよ!

15_IMG_2881 バケツの中のキンギョ
16_IMG_3101 水槽のキンギョ
娘が釣り上げた金魚のなかから2尾を持ち帰り、自宅の水槽で飼育ナウ。釣り堀で金魚の飼い方マニュアルを無料で貰えるため、その通りに飼育の下準備をすれば長生きするとか

1コイン釣り堀

住所:〒176-0002 東京都練馬区桜台4丁目21-1
HP:なし
営業:平日11時~22時/土日祝10時~22時
定休日:火曜日
料金:250円/30分、500円/60分 ※延長30分毎/250円

1コイン釣り堀

 

レポーターREPORTER

JIRO
プロフィール:JIRO
東京都出身
父親の影響で3歳から陸っぱり釣りを始め、小学4年生のときに船釣りに初挑戦。その日はハゼ釣り大会だったが、ひどい船酔いで釣りにならず。ただ、最初の一投で釣れた奇跡の1匹で「ブービー賞」に輝く。幼心に“もう一生船釣りはしない“と心に決めたが、それから10数年の時を経て、運命のイタズラか「船釣り専門誌」の編集者になる。それを機に船釣りの魅力にどっぷりハマる。現在は船釣りメディアから離れ、おでかけメディアの営業マンとして従事。仕事の合間を縫って月に1~2度は船に乗り、周りの”船釣り初挑戦者“を巻き込みながら、船釣りの魅力を1人でも多くの人に知ってもらうために奮闘中。
Youtube:ジローちゃんねる