知って得する!川田一輝のお魚あれこれ No.20 ヒラメとカレイの見分け方

illust_川田一輝

お魚大好き「かわちゃん」こと川田一輝さんがお届けする、ほのぼのイラストコーナー!
第20弾となる今回は、平べったいお魚の代表「ヒラメとカレイ」の見分け方。 では、どうぞ~!

 

左ヒラメに右カレイ…とは限らない!?

ヒラメのザブトン?

01_ヒラメ

最大1mにもなるヒラメ。70cmを越えるとザブトンと言われます。
これは落語のときに使う座布団が、72cmだからだとか。

寿司ネタでもお馴染みのエンガワは、ヒラメの背ビレの付け根にありますよ!

ヒラメとカレイの見分け方

02_ヒラメとカレイの見分け方

「左ヒラメに右カレイ」
まな板に置いたときに左を向くのがヒラメ、右を向くのがカレイ。目に向かって口がどっちにあるかでわかるんですが……

…というのは日本だけ!?

03_右ヒラメもいる

実は「左ヒラメに右カレイ」は日本オンリーの見分け方なんです。

日本では100%ヒラメは左向きなのに比べ、アメリカ西海岸では50%。さらに、アラスカ沖では70%
場所によって全然違うのです!!

ちなみにカレイの仲間ヌマガレイは、左向きに目がついてます! どないやねん!!

結局どこを見たらいい…?
口に注目!

04_ポイントは口

カレイのエサは砂の中のイソメ。ヒラメのエサはアジなど小魚。

カレイはスパゲッティをすするようなおちょぼ口。
ヒラメはアジに噛み付くオオカミのような、裂けた大きな口に牙が生えています。

これからは「左ヒラメに右カレイ」でなく、
「オオカミヒラメにおちょぼカレイ」で覚えましょう~!

 

レポーターREPORTER

さかなのおにいさん かわちゃん
プロフィール:さかなのおにいさん かわちゃん
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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