夏が旬！ボートからねらう海の女王シロギス！
初心者でもかんたんなテンビン仕掛でねらってみた

今回チャレンジをしたのはボートキス（船キス）。初心者にもハードルが低く、手軽に、そして食べて美味しい「海の女王」をねらってみました。シロギスは白身魚でえぐみもなく調理もかんたん！

今回の釣行ではキス釣り未経験の友人を誘いましたが、初心者でも楽しく釣れた釣行となりました。キス釣りの仕掛は一般的に、シンプルなテンビン仕掛と胴突仕掛の2種類があります。当日は同行者にも説明がかんたんな「テンビン仕掛」で挑戦しました。

釣り方かんたん！テンビン仕掛

普通のテンビン仕掛といえば、テンビンとオモリが別々になったものを使用します。しかし今回は、初心者の友人に合わせてテンビンとオモリが一緒なったものに、仕掛をセットして使用しました。

ところで、私の通うエリア（大分県）では、オモリ10号から15号を使用しています。これに合わせて私は、潮の流れが遅く操船をしなくてもいいときはキャスティング用ベイトリールにロッドは柔らかめの9：1のものを好んで使用しています。
よく「胴調子の竿がいい」といわれますが、潮か遅く船が流されない場合は誘いを細かく入れたいので、先調子の竿をキス釣りの際によく使っているといった具合です。

しかし、私の船は24ftの古い船でスパンカーもなく、シーアンカーも使っていません。そのため、潮の流れが速く操船をしながら釣りをするときは、置き竿でハリス3号・幹糸1.5号の胴調子を使います。
潮が速く置き竿で釣る場合は、誘いを入れなくても潮の流れが誘いとなります。そのため、船を立てたり流したりといった操船に集中できます。胴調子の竿は誘いをあまりせず、しかも掛かった際の食い込みを重視したいときに使うのです。

ベイトリールを使うのも手返しのよさの利点を活かすためです。遊漁船に乗ってキス釣りをする場合、アンダーキャストが基本です。しかし、私はベイトキャスティングに慣れているので、アンダーキャストをしなければならない状況でも手返しを重視してベイトリールを使っています。
アンダーキャストになれていない人はスピニングリールの方がいいと思います。

そのあと3時間でキス22尾、ゲストのエソがたくさんで今回は納竿となりました。
また、違う日の釣行ですが、キス釣りをしているとひじょうに嬉しいゲストが釣れるときがあります。それがこちら！　25cmほどの小型ヒラメですが、唐揚げにするとひじょうに美味しいお土産です。

釣ったキスは「天ぷら」と「干物」に！

お魚を釣ったあとの楽しみはやっぱり料理ですね。料理人の友人にさばいてもらいましたが、さすがに上手ですごくキレイでした!!　 定番の天ぷらに仕上げました。

今年はよく船のキス釣りに行っていますが、私の娘（長女6歳、次女2歳）は魚が苦手なんです…。でもキスだけは「美味しい！」といつも食べてくれるので、父親としては娘の魚嫌い克服のためにいつも頑張っています。もし、魚が苦手な子どもさんがいるようでしたら、臭みもなくあっさりしているキスからチャレンジしてみてはいかがでしょうか？

そしてもう一つ、魚をさばくのが苦手な方へのかんたんレシピ！　「キスの干物」のご紹介です。調理方法は以下の通り。

• （1）キスのウロコ、内臓を取る
• （2）塩を適量振る
• （3）お皿に乗せラップをせずに冷蔵庫へ
• （4）2日ほど寝かせればキスの干物完成

この干物であれば、内臓を取るだけで無理に開かなくてもよいのでかんたんです！　また、15cmまでの小さなサイズでも調理しやすく、美味しくいただけます。

今回はボートキス（船キス）の楽しい模様をお届けしましたが、お手軽なキス釣りですので、なにも船からでなく堤防からのちょい投げ釣りでも楽しく遊べると思います。かく言う私も、初めての海釣りは岸からのキス釣りでした（もう34年も前になります！）。今でも初めて釣ったキレイなキスを忘れず、最高の思い出となっています。
みなさんも家族と、友人と、休日にキス釣りで最高の思い出を作ってみませんか？

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