FISHFRIENDS×HEATコラボ企画 釣果がグンと上がる4つのキーワード！
「竿抜けポイント」のすすめ

魚釣りをしている人だったら、誰もがみんな「いっぱい釣りたい！」「もっと大きい魚を釣りたい！」って考えることがありますよね。そんなときあなたなら、まず何に力を入れますか？　「よいリールや竿を買う！」「キャストや誘いの練習をして技術を磨く！」それも大事なことかと思いますが、もっとかんたんに、そして短期間で劇的に釣果が上がる魔法があると私は思うんです。それが「竿抜けポイント」を探すことです！

竿抜けポイントとは？

竿抜けポイントは、いわゆる「人があまり釣りをしない場所」のことです。そんな場所をあえて選んで釣ることで釣果がグンと上がるんです！　私自身、釣りを始めて5年目くらいまで釣果に伸び並んでいましたが、竿抜けポイントで釣ることを知ってからは、数もサイズもどんどん伸ばせるようになっていきました。
そこで当記事では、その竿抜けポイントの探し方について、4つのキーワードをもとに解説していきたいと思います。

その1：釣果情報に頼りすぎない

まず1つ目に、「釣果情報に頼りすぎない」ことです。

ここ最近ではネットでもすぐに釣果情報を探せるようになって、その情報をもとに釣り場を選ぶ人も少なくないと思います。確かに、情報通りに釣果が出ることもあるのですが、私の経験では、釣果情報と同等か、それ以上の釣果があがることってほとんどない気がしています（笑）。

なぜかというと、釣果情報を見てから釣り場に行くと、当たり前ですが時間差があるので、同じ条件で同じように魚の群れが入ってきているとは限らないからです。
なので、釣果情報は見ても、それに頼りきりにならずにポイントを選ぶことが大切だと感じています。

その2：シャローを釣る

2つ目は、「シャローを釣る」ことです。

シャローとは水深が浅い場所のことで、魚があまりいないんじゃないかって思われがちです。しかし、実際にはシャローにも多く魚は入ってきます。私は過去に、水深2mほどのところに1mクラスのヒラマサが入ってきて釣れるって経験を何度もしたことがあります。
そして、このシャローに入ってくる魚は、だいたい小魚などのベイトを浅瀬に追い込んで入ってきている場合が多く、やる気満々の魚がほとんど。ルアーにもバンバン食ってくることが多いのです。

ただ、シャローで1日中釣れるということは少なく、朝方、夕方にとくに釣果が集中しているので、そういう時間帯を短時間でねらう必要があります。

その3：地磯を選ぶ

3つ目は「地磯」です。

地磯とは地続きで歩いて渡れる磯のことで、足場が悪いこともあって敬遠されがちです。しかし、堤防よりもスレていない魚が多く、今まで経験したことないくらい爆釣することも珍しくありません。今どきはGoogleマップを見れば幾つも地磯を見つけることができます。
とはいえ、地磯ならどこでも釣れるかというとそういうわけではなく、釣れる条件がそろった磯を選ぶ必要があります。たとえば航空写真で見て、海藻が多く生えていたり、海中に岩がごつごつ入っていたり、潮通しがよい水道に面していたりといった、ほかとは違う変化がその条件のひとつです。

ただし磯は滑りやすく、波も上がってきやすいため大変危険です。必ず磯靴（スパイク）やライフジャケット（固型式のもの）など、安全への装備をして釣行する必要があります。

その4：激流を攻略する

最後の4つ目は、「激流」です。

私がよく釣りをする「しまなみ街道」では、川のように流れる激流ポイントがあります。そういった場所は流れが速過ぎて、「底が取れない」「根掛かりしやすい」などの理由から、普通は釣り場として敬遠されがちです。しかし、そういった激流にも魚は生息しており、流れに負けないデカい魚が好んで棲んでいる場合があります。

そこで、その激流をどう攻略するかというと、潮止まり前の一瞬、流れが緩むタイミングをねらったり、流れの影響を受けにくいようにいつもより細めのラインを使用したりといった、激流対応の工夫をします。そうすることで、普段は攻めづらい激流であっても釣りが可能となり、誰も釣らない激流に潜む大物を釣り上げることができるのです。

「最近、釣果が思うように上がらない…」と悩んでいる方は、ぜひ今回紹介した「竿抜けポイント」を探して試してみてください。きっと今より釣果がよくなって、釣りが楽しくなると思いますよ。

ただし、当然ですがマナーを守り、立入禁止・釣り禁止の場所での釣りは避け、できれば単独での釣行ではなく複数人で出掛けましょう（竿抜けポイントは人が少ないことが多いので）。そして、ライフジャケットなど安全への装備は怠りなく！

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