INDEX
- ● 釣り場は2つのエリア
- ● レイクエリアから幸先よくスタート
- ● ポンドエリアへ行ってみよう
- ● 午後の部はトップウォーターで楽しむ
- ● 使用したタックル
- ● 裏磐梯FSの感想
- ○ フィールド情報
自粛や要請といって聞き慣れてしまったかのような言葉たちがようやく少しだけ落ち着きを取り戻しつつあるこの秋、行ってみたかった管理釣り場に足を運ぶことができました。毎年シーズン一発目の管理釣り場は栃木のお気に入りだったのですが、今回は思い切って少しだけ遠出してみようということで福島は裏磐梯、桧原湖のすぐそばにある管理釣り場であるフォレストスプリングス(以下FS)にお邪魔してきました。
初めて行く場所だからといって手は抜きません。僕の独断と偏見ではございますが、これは”ススメ”られないわと判断したら記事にはしませんのでご安心を(笑)。
釣り場は2つのエリア
![01_Area](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/01_Area.jpg)
下調べの段階でロケーションがとにかくよさそうで、カヌーの貸し出しもしている裏磐梯FS(もちろんカヌーからの釣りも可)。それもそのはずで、2つあるエリアのレイクエリアは磐梯山の噴火により作られた天然湖で、ストラクチャーや岸沿いの木々なんかも自然そのもの。当日はまだ少し紅葉の見頃には早い季節でしたが所々色づき始めていて、あと2、3週間もしたら最高だろうなぁと思いました。もしかしたら記事が公開されるころがピークだったりして。
もう一つのポンドエリアは一般的なポンドタイプ、とはいえ広々とした池を広葉樹が囲む美しいロケーション。両エリア共にヨシノボリやモツゴ、モロコなどのベイトになる小魚も生息していて、ときどきそれをトラウトが追いかけていたりするので自然のフィールドと錯覚してしまうこともあるぐらいでした。
![02_Enter](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/02_enter.jpg)
![03_Lake](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/03_Lake.jpg)
レイクエリアから幸先よくスタート
![04_Siren](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/04_Siren.jpg)
朝7時過ぎに現地に着くと駐車場に車は1台。ポンドとロッジの方を見ると、朝日と霧の中でフライを振る紳士の姿。まるでリバーランズスルーイットのワンシーンみたいだなと思いながら近づいていくと、その紳士は暇だから釣りをしていた管理人さんで、車の持ち主様はカヌーで釣りを楽しまれてました(笑)。
ロッジの目の前から釣りを開始すると、ときどき群れが回ってくるのが見えたり水面で虫を食べている魚もいて活性は高そう。数分も経たないうちにまずはサイレン(僕の栃木の数少ない友人で、勝手にYouTubeの準スタッフに任命している)が幸先よくスプーンでキャッチ。いやいつも思うんだけど、管理釣り場に来ると絶対僕より先に釣るし数も釣るんだよね。
![05_Rainbow1](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/05_Rainbow1.jpg)
よく当連載でも書いてますが、普段管理釣り場であまりスプーンをあまり投げない僕も表層をゆっくり巻きたいのでスプーンにルアーチェンジ。すると、すぐにいい魚に遊んでもらえました。ひとまず初めての場所で初めての魚に2人とも安心。むしろ、ほぼ満足(笑)。
![06_Spoon](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/06_Spoon.jpg)
ポンドエリアへ行ってみよう
![07_Pond](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/07_Pond.jpg)
魚も釣れたしまだ朝のうちにポンドエリアも行ってみよう! となり、レイクエリアの上流にあたるポンドエリアへ。平日だったのでしばらく貸切状態でのんびりフィッシング。自分たちの声とときどきアドバイスをしに来てくれる管理人さんとの会話、風の音と鳥の声だけが響き渡るという贅沢な時間でした。釣れる魚のアベレージが40cmぐらい。そして毎回ファイトがとにかく派手! 結局ポンドエリアで2時間ぐらい釣りをしてコンスタントに魚にも触ることができて、ランチを待つことなく2人とも賢者のように穏やかに。
![08_Rainbow2](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/08_Rainbow2.jpg)
![09_Rainbow 3](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/09_Rainbow3.jpg)
美味しい喜多方ラーメンが食べたい
時計は11時を回っていたでしょうか? いつもならロッジや湖畔でコーヒータイムとなりそうな時間なんですが、ラーメンの文字が頭をよぎりました。実はここへ来る道中で「チャンスがあったら喜多方ラーメン食べたいよね」と話していたものの、ここから喜多方までは片道40分ほど車を走らせなければならない。わざわざ釣りに来ているわけだし普通なら釣り場でランチとなるところを……。
![10_Ramen1](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/10_Ramen1.jpg)
何の迷いもなく走ってしまうのがわれわれ。「17時までならいつでも戻ってきていいぞぉ!」と管理人さんに見送られ、急遽喜多方ラーメンの旅がスタートしました。
色づき始めた木々や桧原湖を見ながら峠道をドライブしたあとに辿り着いたのは、美味しい喜多方ラーメン。控えめに言って、すでに最高な1日になってしまいました。
![11_Ramen2](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/11_Ramen2.jpg)
午後の部はトップウォーターで楽しむ
いやー食べ過ぎた! 満足して間違えて帰るところでしたが無事にFSへ到着。いい感じに風が吹いたりやんだりしているせいか、水面への反応が増えている感じだなと思っていたら早速サイレンが得意のデカミッツで水面を爆発させているではありませんか。しかし何処へ行っても、管釣りも自然湖も問わずいつでもデカミッツで釣っている感があるサイレン。表層系のルアーをほぼ持ち合わせていなかったので僕は小さめのクランクで代用、エキサイティングなトップの釣りを楽しませてもらいました。
![12_Land](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/12_Land.jpg)
![13_Double](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/13_Double.jpg)
使用したタックル
メインのロッドは渓流用でテスト中のフエルコ4ft代のプロト、巻物用には同じくフエルコのMG600R-5Sを使用。後者はもともとジグ単のアジングなどに適したライトソルト専用のロッドなのですが、乗せのいいソリッドティップは管理釣り場のスプーンやクランクにも相性がいいのでオススメ。ラインは渓流で使っているリールとスーパートラウトアドバンスMAXパワーPE S-spec #0.6号(VARIVAS)をそのまま流用しましたが、今回はもう少し細くてもよかったかなという印象でした。
これからのシーズンをもう少し本格的に管理釣り場で楽しむならエステルラインなどに巻き替えた方がストレスなく楽しめると思いますし、ロッドもパックロッドではなく管理釣り場専用のロッドの方が優れているはず。しかし晩秋もまだネイティブの釣り(野生のトラウト)も予定していて、あくまで旅と釣りを両立させるためのタックルバランスとして参考にしていただければと思います。
![14_Rod](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/14_Rod.jpg)
裏磐梯FSの感想
![15_Lodge](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/15_Lodge.jpg)
ロケーションは最高の一言で、コーヒーやお食事だけでも入れる大きなロッジも雰囲気が抜群。僕の好きな釣り+αの要素があってオススメしたい場所ですが、釣りに関しては正直もう少しバリエーションがあるともっともっと楽しめるかなと思いました。
![16_Cafe](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/16_Cafe.jpg)
まだ時期は少し早いけど北に向かえば、と期待していた婚姻色の色物たち(イワナ系やブルックトラウト、ブラウントラウトなどを意味する)が残念ながら入っておらず基本レインボー(スチールヘッド)のみということだったので、釣り方はいろいろと楽しめたけど違う魚の顔も見たかったなぁと…。そんな感じで完全に個人的な好みを踏まえての感想ではありますが、総合評価はカッコイイ管理釣り場で間違いなかったです。
少し長旅になるかとは思いますがICからも遠くはないですし、秋らしい雰囲気と釣りを楽しみたい方にはぴったりの場所ですので、ぜひ管釣りシーズン開幕戦に遊びに行ってみてください。
![17_Last](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/17_Last.jpg)
フィールド情報
![18_Sign](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/18_Sign-1.jpg)
裏磐梯フォレストスプリングス
住所:〒969-2701 福島県耶麻郡北塩原村桧原甚九郎沢山1097-7
TEL:0241-32-2521
HP:https://urabandai.forest-springs.com/
※営業時間や詳しいレギュレーションなどを事前にご確認ください
利用料金
1日券(一般) 4000円
1日券(小学生以下) 3000円
午後券(一般) 3500円
午後券(小学生以下) 2500円
2時間券(一般) 2500円
2時間券(小学生以下) 1500円
レンタルロッド 1500円
レギュレーション
- ・ルアー、フライ専用エリア
- ・フックはシングルバーブレス
- ・レイクエリアはキャッチ&リリース
![19_Gate](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2021/10/19_Gate.jpg)
レポーターREPORTER
![ショータ・ジェンキンス](https://heat-hayabusa.com/wp-content/uploads/2020/12/profile_2.jpg)
栃木県在住。国内のトラウトフィッシングから海外の釣りまで、人生を豊かにするライフスタイルとしての釣りを日々模索し発信しているフィッシングピーターパン。PIKE STREET MARKETディレクター。ひと×コト×Sakana栃木PRアンバサダー。
サポートメーカー:Huerco、BIGFISH1983、Rマジックテスター。VARIVASフィールドモニター、Patagoniaプロセールスプログラム。
インスタグラム:
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