釣り好き&キャンプ好きにおすすめ!
楽しく釣って美味しく食べる芦ノ湖のワカサギ

今度の休日はどこに出かけようか? こんな家族会議で提案してほしいのが釣り&キャンプ。ワカサギ釣りなら老若男女、誰でも手軽に楽しめて釣果もカタい(はず?)。人気フィールド芦ノ湖で、釣りキャンを楽しもう!

芦ノ湖のワカサギ釣り&キャンプの魅力とは

01_ 6832.jpg 芦ノ湖全景
芦ノ湖はバスフィッシングでも人気のフィールド。今回は湖の北部、湖尻湾で楽しみました

行楽の秋、紅葉の秋です。釣り好き、キャンプ好きならジッと家にいることなんてできない! そんな季節が到来しています。そんな落ち着きのないファミリーにおすすめしたいのがワカサギ釣り&キャンプです。

私が出かけたのは都心からのアクセスがよく、観光地としても人気のフィールド「芦ノ湖」。芦ノ湖のワカサギは美味しいことでも有名。釣ったワカサギをキャンプ場で食べる! 最高の遊びです。

芦ノ湖のワカサギ釣りは夏からシーズンが始まります。季節が深まるにつれてサイズアップし、深場での釣りが中心になるのが特徴。カラバリでの釣りもOKですが、エサを使いアンカーでボートを固定してじっくりねらうスタイルが効果的になってきます。私が出掛けたときは水深22~24mが中心でした。シーズンは12月半ばまで続きます。

02_ 6927.jpg 芦ノ湖キャンプ村
ボート屋さんからは車でほんの数分。環境もよく綺麗な「芦ノ湖キャンプ村」。おすすめです

箱根にはいくつものキャンプ場がありますが、今回利用したのは芦ノ湖キャンプ村。湖尻のボート屋さんからは車でほんの数分という近さ。手軽さ、という意味でも釣りキャンにはベストなキャンプ場だと思います。

Fun Space 芦ノ湖キャンプ村 レイクサイドヴィラ

住所:〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根164
TEL:0460-84-8279
HP:https://campmura.com/

タックルは穂先の軟らかい竿と小型スピニングリールがベスト

芦ノ湖のワカサギ釣り用、基本タックルを紹介しましょう。シーズン終盤のエサを使って深場をねらうためのタックルです。

03_ 6860.jpg ワカサギタックル
1~1.5mの市販の仕掛が扱いやすいよう、1.5~1.8m程度の竿がおすすめ

ベイトリールでもよいですが、スピニングタックルが使いやすくおすすめ。竿は1.5~1.8m程度の穂先が軟らかいもの。専用竿が理想的ですが、とりあえずということであれば、ULアクションのバスロッド、トラウトロッドのほか、キス竿などでも代用可能です。50~60cm程度の短いワカサギリール竿でもOKですが、掛かった魚を外すときなどの仕掛の扱いが面倒で手前マツリしがち。できれば、ある程度長い竿を使うことをおすすめします。

リールは小型のスピニングリール。サイズの目安は2000番前後。どんなものでもOKです。巻き込むラインは重要で、おすすめはPEの0.3号。太くても0.6号程度に抑えておきましょう。
20m以上の深場で小さなワカサギのアタリを取るには細ければ細いほど有利です。先端に0.8号くらいのナイロンフロロカーボンライン1mほど結節しておくと、ライントラブル回避に役立ちます。

仕掛は市販のものを使えばOK。ボート屋さんで購入することをおすすめします。そのとき釣れているワカサギの平均サイズに合わせたハリの大きさなど、アドバイス込みで販売してくれるので安心です。オモリはナス型の2前後を使います。

04_ 6711.jpg ワカサギ仕掛
仕掛はあらかじめ用意してもよいですが、ボート屋さんで購入するのがおすすめです

用意しておくとよいグッズとしては、ハサミ、エサ箱、釣ったワカサギの水を切るザル、ワカサギを入れる保存用ビニールバッグ、小型のクーラーボックス、氷など。また、芦ノ湖は標高700m強のハイランドにあります。これからの時期は風が吹くとかなり冷え込みます。ダウンジャケットなどの防寒着を用意しておきましょう。

午前中の釣りでも十分なワカサギを確保できました

05_ 6645.jpg アタリをとらえる
わずかに伝わるアタリをとらえて掛ける! 深場の釣りは独特の繊細な釣趣が魅力です

今回は普通の週末、土日曜日を利用して楽しんできました。メンバーは私と娘2人の3人。いつも一緒のお母さんは仕事で欠席でした。手漕ぎボートで楽しんだのですが、事前の予約を忘れてしまい、いつもお世話になっているボート屋さんでは借りることができませんでした。ボートは必ず予約することをおすすします!

06_ 6569.jpg 手漕ぎボート
手漕ぎでもポイントまでボートを引いてくれるので楽チン。帰りは自力です

私が知る限り、芦ノ湖のボート屋さんはどこもポイントまでボートを引いてくれるので楽チンです。アンカーを下ろせばすぐに釣りを開始できます。少しのんびり出発となった釣行当日は、それでもスタートからまあまあの食いでした。ズラリと鈴なりとはいきませんでしたが3尾、4尾掛けもありました。昼前まではポツポツと飽きない程度に釣れましたね。

エサはベニサシを使用。すべてのハリに付けてもよし、ひとつ飛ばしでもよし、という感じです。食いがよければ空バリにも食ってきますから。それよりも重要なのは「誘い」。どんな誘いがいいかはケースバイケースですが、大きく誘ったり、小さく鋭く誘ったり、いろいろ試してみるとよいでしょう。この日は小さく鋭くが効果的でした。

07_ 6578.jpg ワカサギ釣果1(お姉ちゃん)
サイズよし。食べ応えのある10cm超級が数多くまじりました

お父さん(私)は2人の娘が釣ったワカサギをハリから外し、エサを付け直す係に徹しました。後半は8歳の娘が飽きてロッドを放り出したので交替。少し水揚げを増やすことができました。3人で50尾くらいでしょうか。誇れる釣果ではありませんが、型がよかったので食べるには十分な数を確保しました。

08_ 6604.jpg ワカサギ釣果2(妹)
姉が釣れば妹も奮闘。どちらもエサとワカサギは触りません