最盛期前のシーズンがオススメ!
キャンプとともに楽しむ余呉湖のワカサギ釣り

ワカサギ釣りをしたいけど専用の道具をそろえるまでは…って方に、お手軽に体験できる場所を紹介したいと思います。
昨年(2021年)に訪れた余呉湖なんですが、初めてのワカサギ釣りプラスα、キャンプも楽しみました。楽しく釣ってキャンプでのんびり…。そんな「釣りキャンプ」の模様を交えながら紹介させてもらいましょう!

余呉湖の釣り場環境

01_ 余呉湖

余呉湖は琵琶湖の北にある周囲6.4kmの湖です。景観がとても素敵なのでサイクリングやハイキングに訪れても楽しめると思います。以前、ワカサギ釣りをした話を釣り友から聞いていて一度行ってみたいなと思っていました。(ワカサギ釣りの道具なしに)近くのキャンプ場でキャンプした際に、下見だけしに行ったことはあったのですが、この日は朝から道具をもって余呉湖の釣り場へ。
シーズンはじめは8時から開場するので、ゆっくり出掛けても大丈夫と大阪からのんびり出発。しかし…寄り道してたら11時着になってしまいました。

スロースタートですが、まずは受付で遊漁券を購入します。
料金は1600円(遊漁券、桟橋利用料)、エサはアカムシ(200円)を購入しました。

02_ 料金表(令和3年価格)

紅サシってエサも置いていましたが、「アカムシだけでエエよ」と受付の方にアドバイスいただきました。ついでに「ブドウ虫も必要ないと思う」と言われたので、ブドウ虫も反応が悪かったら買おうと保留!
早い時間帯や最盛期は釣り場近くの発券場に担当の方がいるようなんですが、プレオープン期間中だったので食堂のある側に受付がありましたよ。

03_ 入口写真
04_ 食堂側建物
遊漁券売場(左)と食堂側の広場(右)

食堂では釣れたワカサギを天ぷらにしてくれたり(有料)、うどんやおにぎりなどの軽食も販売していました。店内でも食べれるし、釣り場まで持っていけるようにテイクアウトにもしてくれるとのことで、お昼も近かったので、おにぎり購入し釣り場で食べることに。
トイレはこの受付近くにあるので釣り場までは少し距離ありますが、歩いて行ける距離なので便利です。

余呉湖(余呉湖漁業協同組合)

住所:〒529-0523 滋賀県長浜市余呉町大字川並2380-1 ビジターセンター内
TEL:0749-86-3033
HP:http://www.zc.ztv.ne.jp/yogoko-g/

まずは釣り場へ!
仕掛に迷いながら釣り準備

05_ 余呉湖の釣り場

仕掛は市販のワカサギ仕掛でハリ1.5号くらいのものを使用しました。もう少し小さい1号とかの方がよいみたいでしたが、小さすぎてエサを上手くつけれなさそうだったので大きめのサイズを選びました。ハリの種類によってもハリサイズが同じでも食いが変わるそうなので、ハリの種類を複数用意してもよいかもしれません。
「キツネ型」の方が掛かりやすいけど、フトコロが浅い分ハリが外れやすい。「袖型」は掛かりがソコソコな反面バラしにくいという特徴があるようです。ワカサギ釣り初心者マークの私には違いが分からなかったので掛かりやすいキツネバリを選択しました。

このほかにも仕掛の長さとかもあるので悩みますが、受付でも販売しているのでオススメのものを買えば間違いないと思います。事前に釣具店の店員さんに聞いておくのもよいかもしれません。
頻繁に行く機会があれば、同じハリでも仕掛の長さやハリの本数も違うものがあるので、慣れてきたらいろんな仕掛を用意してみましょう。いろんなタイプを持っていれば、食い渋っているときに使い分けることで掛かりも変わるようです。
当日はトラブルなくのんびり釣りたかったので、ハリの本数は少なめの5本バリ仕掛でやってみました。

06_ C216 瞬貫わかさぎ 秋田キツネ型 5本鈎
07_ C217 瞬貫わかさぎ 細地袖型 7本鈎
キツネバリの5本バリ仕掛(左)と袖バリの7本バリ仕掛(右)。ワカサギの仕掛にもいろいろなタイプがあります

釣り場へ向かう最中にスタッフの方にどこでやるべきか聞いてみると…、お客さんの沢山いる場所がオススメですよとのこと。「釣れるから人がいる → エサがある → 釣れる → 人が集まる」といったイメージをスタッフの方が教えてくれたので、込み合ってる桟橋へ…。かといってあまり狭い場所ものんびりできないかも? と思ったのと迷惑になってもと思い、端の方の空いてる場所をチョイスしました。
近くのお客さんに声を掛けて入れてもらうと「あんまり釣れへんけど、やってくださいよ~」と言っていただきました。とはいえ、朝から来られていたそうで100尾くらい釣っていましたが(笑)。

たくさん釣りたいけど…。何尾か釣れて、その日のお酒のあて程度になればと思い、過度な期待はせず釣りを開始

朝夕がねらい目?
渋いもののようやく釣れたワカサギ!

当日の余呉湖の桟橋はこのようになっていました…。

08_ 桟橋1
09_ 桟橋2

お店で専用竿として売ってるようなワカサギ用の竿よりも、少し長い竿の方が釣りをしやすい釣座になってます。
渓流やフナ釣りで使うようなのべ竿の柔らかい物やトラウトロッドなどの穂先の柔らかい物がオススメです。なので手持ちの柔らかい竿であれば専用竿がなくてもできます。当日はアジングロッドとトラウトロッドでやってみました

10_ 釣り座

仕掛にはエサを付けないといけないので、先ほど受付で購入したアカムシをつけます。ハリが小さいので刺しにくいですが、ハリ先が出る程度にチョン掛けします。つけにくいときは大根を使うと刺しやすいと聞き持ってきていたのですが、少し大きめのハリだったためか大根なしで手でも付けれました。

11_ 大根とアカムシ(&紅サシ)

シーズン序盤であったためかアタリは多くないようで…、開始30分たってもアタリがない…
隣のお客さんに伺うと、お昼ごろは少し群れが離れたり食い気がなくなったりすることもあるようで、ほかの魚と同様、朝方と夕方にアタリが多いようです。たくさん釣りたい人は開場時間から釣り開始した方がよいかもしれませんね。

水深は浅く1~3mもないくらいの場所で底の方に仕掛を止めて…時間が経ったのでとエサを変えていると隣のお客さんに魚が掛かりました。群れが寄ってきてるのかなと落としてみると私の仕掛にも反応が。8cm程度のかわいいサイズのワカサギがようやく釣れました

12_ ワカサギ釣果

そのあとも群れが寄ってきたようで、とくに変わったことはしてないのですが少し釣れました。
ちなみに、アカムシは比較的エサのもちが悪そうなので、ハリにエサがまだあるか頻繁に確認してあげた方が釣果に差が出そうな感じでした。
というわけで、結局3時くらいまで釣りをして20尾釣れたので満足!

13_ 当日のワカサギ

近くのキャンプ場へ!
ゆっくり、のんびり、ワカサギの天ぷらを堪能!

釣りのあとはキャンプしたいなと思っていたので、道具を片付けてキャンプ場へ! 余呉湖からほど近い「ウッディパル余呉」のフリーサイトにお邪魔しました。

14_ ウッディパル余呉

スキー場のオフシーズンにキャンプ場になるようなので、雪があるとキャンプ場は閉鎖されるようです。スキー場のゲレンデ部分がサイトになっている広い当キャンプ場は、オートキャンプ場なので車の乗入れができて道具を運ばず楽チン。
まずはテントを立てて…、いつでも寝られるようマットと寝袋を準備しました。

15_ キャンプ場とテント

この日は釣った魚を天ぷらにしたかったので、天ぷら粉ジッパー付き保存袋を持参。ジッパー付き保存袋に天ぷら粉(分量適当)と水を混ぜ、ワカサギを入れて混ぜたあと、ガスで熱した油にワカサギを入れて、衣がよい色になったらでき上がりです。
屋外なので揚げ物のニオイも気にならない(笑)。そして、ちゃんと持ってきてますよ、冷え冷えの缶ビール!!

16_ ワカサギの天ぷら

といった具合に1人でのんびり過ごした昨年。釣りしたのちにキャンプでのんびり魚を食べるのもオススメです。私が訪れたのは11月でしたが、ご家族で釣りをしていた方もいたので、本格的に寒くなる前のワカサギ釣りもイイですよ!

ウッディパル余呉

住所:〒529-0515 滋賀県長浜市余呉町中之郷260
TEL:0749-86-4145
HP:http://woodypal.jp/

余呉湖でのワカサギタックル紹介

17_ 釣竿①

初めてのワカサギ釣りでは、携帯性のよいアジングロッドメバリングロッドを使用しました。持っている方はトライしてみてください。
また、渓流竿の柔らかいものでも可能かと思います。3m程度がやりやすいようです。

18_ 釣竿②
  • <ライトゲームロッド>
  • ●ロッド: ライトゲームロッド(またはトラウトロッド)
  • ●リール: スピニング1000~2000番クラス
  • ●ライン: フロロカーボンライン4lb(1号程度)
  • <のべ竿>
  • ●ロッド: のべ竿3~6m程度
  • ●ライン: 0.6号~1.5号程度

 

ワカサギ釣りといえば寒いなか釣りするイメージですが、の11月ごろであれば、寒くもなく紅葉を楽しみながら釣りをすることができるので、少し早めに釣りに行くのがオススメです。
また、キャンプ場も近くにたくさんあるので釣りキャンプにもイイかもしれませんね。

 

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、店舗・施設や遊漁船によって営業時間の変更や休業の可能性があります。お出掛けの際には公式HPにてご確認ください。また、事前に地域の情報を確認したうえで釣行の計画、万全の対策、ソーシャルディスタンスの確保をお願いいたします。

 

レポーターREPORTER

森 康介
プロフィール:森 康介
大阪府在住
関西の海釣りを中心にルアー、エサ問わず釣りを楽しむ、生粋の釣り好き。釣り以外にもキャンプ、スノーボードも楽しむアウトドア派。
インスタグラム:
@kosuke1089 (URL: https://www.instagram.com/kosuke1089/)