知って得する!川田一輝のお魚あれこれ No.19 団地住まいのアマダイ

illust_川田一輝

お魚大好き「かわちゃん」こと川田一輝さんがお届けする、ほのぼのイラストコーナー!
第19弾となる今回は、砂の中に棲んでいる(?)高級白身魚「アマダイ」のお話。 では、どうぞ~!

 

釣っても食べても最高!アマダイ

01_アマダイ

京都では グジと呼ばれ重宝される高級白身魚。
台湾ではそのウマヅラ具合から「馬頭」と呼ばれます。
これからの秋が釣りシーズンですね。

アマダイはタイじゃない!

02_タイの仲間じゃない

アマダイやキンメダイ、イシダイなどはタイではありません!
昔「タイこそ魚のなかで一番美味い!」と言われていたので、そのブランド力にあやかるべく、○○タイが多くなりました。

色によって価値が全然違う!

03_色によって価値が違う

日本で食べるアマダイは3種類います。

キアマダイ は1kgあたり1500円。
アカアマダイ は1kgあたり3000円。
シロアマダイ は1kgあたり15000円!!

シロアマダイは幻といわれ一生のうちに釣れるかどうか、ともいわれています。
それはそれは上品な旨味が詰まっているとか!?

アマダイ団地がある

04_アマダイ団地がある

アマダイは砂の中に穴を掘って、巣穴を作って棲んでいます。潮のあたりがよく、居心地のいいところに集まるので、集合団地になるのです。

巣穴を守る縄張り意識を利用した、アユの友釣り的なアマダイディギングという釣り方もありますよ。

食べても美味しい、釣っても楽しいアマダイ!
旬を迎える秋にぜひ釣って食べてくださいね✨

 

レポーターREPORTER

さかなのおにいさん かわちゃん
プロフィール:さかなのおにいさん かわちゃん
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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