こんにちは!
趣味は「さかなのお絵かき」やってることは5歳の子どもと変わらない、「さかなのおにいさん」かわちゃんこと川田一輝です。かけっこも好きです!
今日、5月5日はこどもの日。こどもの日とは「こどもたちの人格を重んじ、幸福をはかるとともに、親にも感謝する日」だそうです。
江戸時代から始まった風習で、こどもたちの健やかな成長を願って「こいのぼり」を揚げる日でもあります。もともとは武士が玄関にのぼりを飾っていたことから始まり、その後、民衆にも広まりました。
ということで、今日のさかなはこちら!
コイのぼりクイズ!
縁起のよいコイのお話です。古くは中国の故事に「滝を登り切った鯉は竜になる」という立身出世を込めて、揚げられます。
コイは何年生きられるでしょう? その答えは最後に発表です!
そもそも人間とコイの歴史は長くて…。
2000年のお付き合い
原産地は、黒海・カスピ海沿岸の中央アジアと中国です。
とくに中国では紀元前から飼育されていたといわれ、ペットになって早くも2000年が経っています。
ヨーロッパでは早くにガラス技術が生まれたため水槽が作られ、中国や日本では池で観賞魚を飼育していました。なので水槽で飼う熱帯魚は横から見た美しさを、池に泳いでるコイは上から見たときの美しさを重視します。
また鑑賞のためだけではなく、昔から食用としても愛されてきました。
ただここで注意!!
実は毒がある!?
江戸時代は将軍様も食べていたという、栄養豊富で美味しいコイ。
ただし胆のうにはコイ毒と呼ばれる毒があり、食べると下痢や嘔吐、痙攣、麻痺、最悪の場合死に至ることもあるそうです。
そしてここで冒頭の「コイは何年生きる?」の正解発表です!
実はギネスブックに載ってる記録は…!?
ギネスブックに載ってる記録は226年
なんと226年!!
1977年まで岐阜県の東白川村で7世代の家族に飼われたコイの「花子」は、226才という記録でギネスブックに載りました。
……ただしこれは諸説あり。
このときにウロコを用いて年齢判定したそうですが、この方法では魚体の成長過程でしか正確に判定できません。コイの場合は8~10年までしか正確に判定できず、正しい判定結果とはいえません。(月刊錦鯉より)
ただそれでも平均年齢は20~50年、長ければ70年ともいわれているので長寿には変わりなし! 立身出世、そして健康長寿を願って今日は青空を見上げましょう。
今日はこどもの日。
すべての子どもたちがさかなを好きになってくれますように。そして釣り場や海を綺麗にする優しい心を養ってくれますように。そんな思いを込めて、これからもさかなのイラスト図鑑を描いていきます。
これからもよろしくねー!
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レポーターREPORTER
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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