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どうも、HAZEKINGです。
「タチウオの船釣り」と聞くとハードルが高そうだと感じてしまいます。私も最初は何をしていいか分からず、船長に一から教えてもらいました。ですが、ポイントさえ押さえれば誰でもお手軽に釣れてしまうのがタチウオ釣り。大物はドラゴンとも呼ばれ、ターゲットとして魅力的です。最近では遊漁船のレンタルも充実しており、手ぶらで行けるところも増えています。
みなさんの爆釣をサポートするべく、タチウオの船釣りについてポイントをまとめてみました。
タチウオを船からねらう!
シーズンは秋が最盛期!!
タチウオの名前の由来は、銀色に輝く光沢と細長い魚体から刀の太刀に似ているから「太刀魚」。あるいは、海中の獲物をねらい垂直に立って泳ぐ姿から「立ち魚」と呼ばれたそうです。今回は、船からエサ釣りでねらうタチウオ釣りについて見ていきましょう!
タチウオのシーズンは8月から11月で、夏ごろ、イワシの接岸に合わせて近海で釣れ始めます。9月から10月がベストシーズンとなり、多いと1日で100尾を超える本数も上がります。年末になると数は少なくなりますが、大物のタチウオが増えるのが特徴です。体高が指5本を超えるとドラゴンとも呼ばれ、アングラーの憧れです。
エサでねらう船タチウオのタックル
(1)ロッド(竿)
使用する仕掛が重いため、可能であれば専用のロッドをおススメします。竿がオモリの号数に適合しているのなら、ライトゲームロッド、タコエギロッドなどでも代用ができます。
タチウオのアタリはひじょうに繊細で、竿の感度が重要です。7:3もしくは8:2の先調子のものがおススメです。
(2)リール
タチウオの泳いでいる水深に仕掛を合わせると、当然ながら釣果が伸びます。そのため、水深カウンター表示付きの両軸リールが適しています。電動と手動の2タイプがありますが、仕掛が重いので電動リールが一般的です。一方、手動リールは電動リールに比べて軽量なので、ロッドの操作がしやすいメリットがあります。
水深カウンター表示付きのリールを持っていなくても、ラインのカラーで水深を把握することが可能です。しかし、仕掛が重く高速でラインが出るため、カラーで水深を正確に把握することはなかなか難しいでしょう。カウンター表示付きのものをおススメします。
(3)ライン
ラインはPEラインが適しています。なかでも、ラインのカラーで水深が表示されているものがおススメです。太さは1号から1.5号が基準です。高切れ(ラインの途中から切れてしまうこと)のリスクがある釣りですので、最低でも200mリールにセットする必要があります。また、予備のラインもあると安心です。
天秤仕掛の釣り方
エサでねらう船タチウオには、「天秤仕掛」と「テンヤタチウオ」の2つがあります。まずは天秤仕掛を使った釣り方や仕掛について説明していきましょう。
(1)オモリ
天秤仕掛の場合、片天秤にオモリをセットして使用します。アームはストレート型と弓型がありますが、感度の高いストレート型がおススメです。長さは30cm前後が適しており、長すぎると水の抵抗力が大きくなるので、扱いにくくなってしまいます。
号数は船で定められている場合が多いので、事前に確認して用意しましょう。40号から80号が一般的に使用されています。もし、同船したほかの方と号数の違うオモリを使用してしまうと、仕掛のフォールスピードが変わってラインが絡まる原因になるので、必ず指示された号数のオモリを使用するようにしましょう。
(2)仕掛
仕掛には専用の船タチウオ仕掛を使用します。ハリのサイズはさまざまですが、1/0号が平均サイズです。また、ハリの本数に関しても船から指定がある場合がありますので、事前に確認が必要です。遊漁船の予約時にハリのサイズと合わせて確認するといいでしょう。
(3)エサの付け方
エサには魚の切り身を使用します。種類としては、サバ、サンマ、コノシロなどが使用されます。短冊状に整形されたものがおススメで、フォール中にブレない形状が理想です。形が悪い場合はハサミなどでカットして整えてください。事前に塩で揉んでおくとエサ持ちがよくなります。
【エサ付けの手順】
①短冊の端中央に身から皮にハリを通す
②ハリを反転させて皮から身にハリを通す
③ハリを反転させて身から皮にハリを通す
④短冊が一直線になるよう整える
(4)釣り方
船釣りの場合、船長からタチウオの群れがいる水深を指示されます。その水深より3m低いレンジまで仕掛を落とし、そこからゆっくりと巻き上げればタチウオが掛かります。突然竿が重くなる、もしくは軽くなるとアタリなので、竿を立ててフッキングさせましょう。