こんにちは!
今更ですがゴッドファーザーにハマってます「さかなのおにいさん」かわちゃんこと川田一輝です。
ゴッドファーザーにはいろんな名言があるんです!
「家族を大事にしないやつは男じゃない」かっこいいなーと思いつつ、出てくる兄弟が多くて、正直途中で誰が誰やらわからなくなったまま観終わりました。
今日のお話は、海の中のゴッドファーザーともいえるウツボの話です。
ウツボは海のギャング
ウツボという名前は、矢を入れる容器「靱(うつぼ)」に似ているからという説ほかがあります。
種類によって大きさは20cmから4mまで。歯の長さは1cm以上! 噛まれたらとてつもない海のギャングです。
そんなウツボには子分たちがいます。
ギャングなので子分には歯の掃除
ゴンズイの稚魚やホンソメワケベラはウツボの口の周りや体表をつついて掃除してくれます。
そのときウツボは食べちゃわず、じっと気持ちよさそうに寄生虫や老廃物を掃除してもらうそうです。
ただ口の中を覗いた子分はびっくり!!
喉の奥にも~
ウツボのアゴは2つあるんです!
口の中に第2のアゴともいうべき立派な「咽頭顎」を持っています。この咽頭顎が喉の奥から出てくることで、食べたものをしっかり飲み込むことができるんです。
そんなワイルドな海のギャングですが……。
伊勢海老とは親友
仲間思いの一面もあります。ウツボとタコと伊勢海老には奇妙な三角関係がありまして…。
タコは伊勢海老が大好物
伊勢海老はタコから守ってほしい
ウツボはタコが大好物
ウツボは伊勢海老の近くにいることで、寄ってきたタコを食べることができ、伊勢海老はウツボに守ってもらえるという、利害関係にあるそうです(諸説あり!)
というわけで、ワイルドなウツボの仲間思いの一面をお話ししました。
これを読んだあなたも、家族や仲間を大切にカッコいい大人になってくださいね!
それでは僕はママンのスパゲティを食べに帰ります。素敵な夜を、ボナセーラ!
レポーターREPORTER
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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