お魚大好き「かわちゃん」こと川田一輝さんがお届けする、ほのぼのイラストコーナー!
第30弾となる今回も川田さんのアイデアで始まった、あいうえお順にお魚を紹介する連載! では、どうぞ~!
五十音順にさかなをご紹介! 題して…『あ・い・う・え・おさかな』。
シリーズでお届けしています。さて、どんなお魚が登場するでしょうか?
今回は【タ行】のお魚です!
タツノオトシゴ
江戸時代は虫だと思われていたサカナ。
ヨーロッパではカニとヒトデの間くらいに思われてたそうな。
世界で一番泳ぎが遅い魚なんですが、獲物を捕える瞬間だけはめちゃくちゃ速い!
1秒間に身長の500倍の距離を進むダッシュ力!! 成功率は90%を超えるそうです…!
そして、まさかのオスが出産!?
メスはオスのお腹のポケットに産卵し、生まれた稚魚はパパオトシゴが育てます。
イクメンの先駆けですね。
チンアナゴ
水族館の人気者~!
チンアナゴは中国の犬「チン」から、顔が似てるということで命名!
前から見たら丸顔の犬顔、決してあのチンではないのだ!! (どの?)
砂から出てるのは体の一部で、全長は30cmほど。ニョロっと長いんです。
あれだけ等間隔に規則正しく並んでるチンアナゴも砂の下では無秩序です。
ちなみにオレンジと白のシマシマは、チンアナゴではなくニシキアナゴ。
こちらは錦織の模様に似てるから命名されました。
ツバメウオ
マンジュウダイという美味しそうな魚の仲間。実際に食べるとイシダイに似た美味しさだそうです!
幼魚は水面にプカプカ体を横にして泳ぎ、木の葉など浮遊物のマネをしています。
幼魚と成魚の形が全然違う事でも有名!
幼魚のときは背・腹・尻ビレが長いんですが、成魚になるにつれ体高が大きくなり、月のように三日月の姿から満月のように丸くなります。
顔がぐっと大きくなったように見えますね。
テッポウウオ
世界に7種類しかいない小さいグループのさかな。
高いところにいる虫を口から水鉄砲を放ち獲る、別名「アーチェリーフィッシュ」。
インドやオーストラリア、東南アジアなど、日本にはいないとされていましたが、1980年に西表島でなんと発見されました!?
頭上1mにいる虫を、とんでもない命中率、そして水量も見事に調整して撃ち落とす!
…けど普通に高くジャンプして食べたりもします。
トビウオ
夏が旬のトビウオ。
なぜ空を飛ぶかというと、外敵であるマグロやシイラから逃げるため。
本気で泳ぐと時速50kmを超え、その勢いでヒレを広げて飛び立つと……、
なんと新幹線16車両=404mを飛び越える!!!
滞空時間は42秒! すごい!!
ちなみに急ブレーキも方向転換も自由自在。「飛んで飛んで~回って回って回る~」ことも可能なんです。
もはや魚というより、鳥レベルなのです。
いかがでしたか?
実は! この『あ・い・う・え・おさかな』をまとめた、「あいうえおさかな お風呂ポスター」が完成! お風呂が水族館に…。
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レポーターREPORTER
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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