季節限定のテナガエビすくいとは?
その極意をこっそり伝授

テナガエビがいる場所

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テナガエビが好むポイントはテトラの隙間。昼間はじっと暗闇に潜んで、夜になると穴から出て活発に動き回ります。つまり、堤防のテトラ帯は絶好のポイントです。ただし、暗い夜は少し危険。とくに初めての場所などで無理は禁物です。テトラ帯の間にある階段スロープであれば、比較的足場がよいのでオススメです。

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階段は足場のよいポイント

テナガエビを獲りやすい条件

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テナガエビすくいに必要な絶対条件、それは水中が見えることです! 「当たり前じゃんっ!」と思われるかもしれませんが、水中がクリアに見えていないとなかなか見つけるのが難しいのは事実。そんな水中が見える大切な条件が2つあるのご存知でしょうか? ここでは、結果を左右する大切な情報を2つご紹介します!

前日に雨が降っていないコト

水が濁ってしまうと川の底に潜むエビが見えません。その濁りのおもな原因はなんです。山など川の上流で雨が降ってしまうと、水に土砂が混じります。そして、翌日になると下流の汽水域が濁ってしまいます。出掛ける前日までに必ず天気予報をチェックしておきましょう! できれば前々日の天気も確認しておくと、確実性が上がります。

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風速が3m/s以下が望ましい

風が吹いて波が高くなると、水面がライトの光を乱反射してしまい水中が見えにくくなってしまいます。私は長年の経験からある程度はカバーできますが、それでも3m/sが限界。出掛ける当日は風速をチェックしておきましょう! 地形や建物などの構造物の風下で、風が穏やかなポイントはとくに気にしなくても大丈夫ですよ!

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すくい方のコツ

まずは川底に潜むエビを見付けます。ライトの光を反射する2つの目が特徴ですよ。

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次に網をゆっくりと近付けていきます。驚いたエビはうしろに跳ねるので、網を近付けるときは必ず背後から

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エビは上から近付く速いものに反応するので、ゆっくりゆっくり、めっちゃゆっくり、細心の注意を払って網を被せます。その状態で網をゆすってエビを驚かせます。慌てたエビは跳ねて逃げようとし、網の奥に入ってくれます。

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このタイミングで素早く網を反転させて引き上げると捕まえることができます。

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慣れてくると2匹まとめて獲ることもできますよ!

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獲れたエビは美味しく唐揚げにしていただきました。

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今回は「テナガエビすくい」とは何なのか? そしてその攻略法をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか? テナガエビすくいであれば、エビの活性に関係なく安定して捕まえることができます! ただし、繰り返しになりますが水中の見やすさがとても大切な条件。水の透明度に影響する前日の雨と、当日の風速はあらかじめチェックしておきましょう!

また、今回の様子と唐揚げのレシピはYouTubeにもアップしているので、ぜひチェックしてみてください。


超お手軽!木曽川で大量発生しているテナガエビを網で掬ってみた!

YouTube「釣り師 HAZE KING」


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HAZEKING
プロフィール:HAZEKING
東海エリアを中心に活動する釣りユーチューバー HAZEKINGです。エリアトラウト、ハゼ釣り、海釣り、ロックフィッシュなど釣りジャンルは全部! 今も自身の新ジャンルを開拓しています。初めて魚を釣ったときの感動をみなさんと共有するためSNSをスタートし、HEATでは1人でも多くの方に釣りの魅力を伝え、「よし、明日釣りに行こう!」と思ってもらえるような記事を執筆したいと思います。
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