INDEX
前編でご紹介した「瀬戸内海の森」から車を走らせること、わずか20分。到着したのは、同じ瀬戸内市にありながら、驚くほど対照的なロケーションを持つ「牛窓 Auto Camp Site 海星の丘」です。
岡山は瀬戸内市にある、2つのキャンプ場を巡る「はしご旅」をお届けする後編の今回は、洗練された設備と圧倒的なパノラマ・オーシャンビューに包まれる、贅沢な滞在記をお届けします。
牛窓 Auto Camp Site 海星の丘
住所:〒701-4303 岡山県瀬戸内市牛窓町鹿忍6439
TEL:080-4559-4188
HP:https://kaiseinooka.com/
瀬戸内のエーゲ海を望む贅沢なキャンプ場
「牛窓 Auto Camp Site 海星の丘」

絶景オーシャンビューが広がるフィールド
「日本のエーゲ海」とも称される牛窓の街並み。その美しい海を見下ろす高台に、今回ご紹介する「牛窓 Auto Camp Site 海星の丘」があります。
最大の特長は、どこに設営しても瀬戸内海を眺めることができる、計算し尽くされたフィールドのレイアウト。前編のキャンプ場が「森に守られた静寂」だったのに対し、こちらは視界を遮るもののない、どこまでも続くパノラマの開放感が魅力です。

ただし、この高台ならではの開放感は、ときとしてダイレクトな海風を招くことも。強風時の設営には少し注意が必要ですが、それを差し引いても余りあるほどの絶景がここにはあります。
滞在を支える充実の付帯設備
絶景だけでなく、キャンパーの痒いところに手が届くホスピタリティも“高規格”と言われる所以です。こちらのキャンプ場は、驚くことにすべてのサイトで無料の電源が利用可能。ガジェットの充電はもちろん、季節に合わせた電化製品の使用も気兼ねなく楽しめます。

また、広々としたドッグランや、急な天候の変化でも安心して楽しめる屋根付きのBBQ場も開放されており、どんなスタイルでも快適に過ごせる環境が整っていました。



至れり尽くせりな“高規格”のサニタリー施設

清潔感あふれるモダンなシャワールームとパウダールーム
サニタリー棟はとても清潔感があり、パウダールームにはドライヤーとヘアアイロンまで完備の洗面台が並びます。さらに驚いたのは、シャワーだけでなく、乾燥機付きの洗濯機までもが無料で利用できること。長期連休のはしご旅を楽しむ身にとって、これほど心強い味方はありません。


絶景を独り占めする貸切風呂「夕映の湯」
そして、当キャンプ場を訪れるならぜひチェックしておきたいのが、貸切風呂「夕映の湯」です。今回はスケジュールの都合で外から見学させてもらっただけですが、その名の通り、湯船に浸かりながら瀬戸内海を黄金色に染める夕景を堪能できる、至高のプライベート空間となっています。

湯気に包まれながら、刻一刻と表情を変える空と海を贅沢に独り占めする時間は、想像するだけで旅の疲れが吹き飛んでしまいそう。海星の丘ならではの魅力が詰まった大注目のスポットです。
フィールドを安全・快適に楽しむコツ
パノラマの絶景が広がる開放的なフィールドだからこそ、気を付けたいポイントが1つあります。それは、上空を優雅に舞うトンビ(とび)の存在です。
静かな森に守られていた「瀬戸内海の森」ではほとんど見かけませんでしたが、観光地としても賑わう牛窓の空では、彼らはひじょうに身近な存在。大変目がよく、上空から常に獲物をねらっています。とくに屋外での食事中、目を離した隙に食べ物を奪われてしまうこともあるため、注意が必要です。

驚愕の最高級レンタルギア・ラインナップ
当キャンプ場で、私自身が最も衝撃を受けたのが、レンタル品の圧倒的なクオリティと尖ったセレクトです。
クラシックな佇まいで人気の「Kermit Chair(カーミットチェア)」や、軽量かつ洗練された機能美を持つ「Helinox(ヘリノックス)」のチェアやコット、さらに極上の暖かさを約束してくれる「NANGA(ナンガ)」のダウンシュラフなどがずらりと用意されていました。

それだけでも衝撃でしたが、管理人さんにほかのレンタル品を見せてもらうと、そこには世界最高峰の堅牢さを誇る「Hilleberg(ヒルバーグ)」のテントやシェルターが並んでいたのには驚かされました。極め付けは、「Hilleberg(ヒルバーグ)」のなかでも日本のキャンプ場ではまず見かけることすら珍しい、大型シェルター「Stalon(スタロン)」までラインナップされていたこと。このクラスのギアを実際のフィールドで自分の装備と合わせ、使い心地を「試せる」機会は、まさに奇跡のような体験といえます。

さらに、こうした究極のテント泊スタイルとは全く違う選択肢として、サイトの一角には銀色に美しく輝く「AIRSTREAM(エアストリーム)」も鎮座しており、こちらも宿泊としての利用が可能とのこと。
通常トレーラーは固定されていることが多いのですが、こちらでは自分が予約したサイトまで移動させて設営してくれるという贅沢すぎるシステム。お気に入りの景色で憧れのトレーラー泊をオーダーメイド感覚で楽しむことができます。

旅の終わり、一緒に訪れた友人たちと「もし次にここまで遠征するなら、どっちのキャンプ場にする?」という話になりました。ですが、結局は誰も答えを出せませんでした(笑)。それほどまでに、2つのキャンプ場は世界観が違っていたのです。
必要最小限の設備の中で、自然と静かに向き合えるワイルドな「瀬戸内海の森キャンプ場」。一方で、洗練された空間と上質な設備に囲まれながら、快適に過ごせる「海星の丘」。どちらがよいということではなく、そのときの自分が「どんな時間を過ごしたいか」で選ぶのが一番贅沢な楽しみ方だと感じました。

静かな森の中で自分をリセットしたいなら前者へ。少し贅沢をして、特別感のある時間を味わいたいなら後者へ。そしてもちろん、その両方を巡る「はしご旅」という選択も、このエリアならではの面白い選択肢です。
自然との距離感も、過ごし方も自由。そんな自分らしいキャンプ旅を探しに、次の連休は瀬戸内・牛窓エリアへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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レポーターREPORTER

キャンプ歴10年、関東在住のキャンプ好き。絶景に包まれながら、お酒を片手に料理する時間が至福。体験重視のスタイルで、現地で実際に感じた空気や違和感、感動を大切に綴っています。WEBで調べれば出てくる情報ではなく「行ってみないと分からないこと」にこだわり、自分なりの視点で伝えていきたいと思っています。Instagramでもキャンプの記録や風景を更新中です。
インスタグラム:
@azoo_sotoasobi (URL: https://www.instagram.com/azoo_sotoasobi/)
