ここ数年、私は釣り大会に参加したり、遠征釣行に出かけたりする機会が増えました。以前はホテルに泊まり、外食をすることが多かったため、1回の遠征でも出費が大きくなりがちでした。そんななか、家族も増えたことから大きな車の購入を考えるようになり、ずっと欲しかったハイエースを迎えることに。
実際に使ってみると、荷室は想像以上に広く、1人分の磯釣り道具を積んでもまだ余裕があります。釣りやアウトドアが趣味の方には、とてもおすすめの1台といえるでしょう。キャンピングカーほどの快適装備には及ばないものの、街乗りはもちろん、子どもの送り迎えにも使えるので、私たち家族にとって欠かせない存在になっています。

今回は、そんなハイエース(もしくはワゴン車)での車中泊を快適に過ごすための準備・装備と、個人的におすすめの車中泊スポットをご紹介したいと思います。
時期に合わせたハイエース車中泊の準備と装備

初めてハイエースで車中泊をしたときは、広い荷室を活かしてベッドキットを設置し、家族で足を伸ばして眠れる“二段ベッド風”のレイアウトに。子どもたちも秘密基地のような空間を楽しんでくれて、快適で思い出に残る時間になりました。
その一方で、季節によって暑さ・寒さ対策が大きく変わることや、ハイエースならではの広さをどう活かせばより快適になるのかなど、実際にやってみて初めて気づく準備の難しさもありました。いろいろ購入しましたが失敗したことも多く、最初は試行錯誤の連続だったのを覚えています。
ここでは、これからハイエースで車中泊を楽しみたい方に向けて、季節ごとの準備のポイントと、実際に使って便利だった装備・アイテムを、私の経験をもとにご紹介します。
季節ごとの車中泊の準備
【夏】
- ・防虫ネット(各窓やドアに付けられる網戸)
- ・充電式扇風機
- ・結露対策
- ・簡易手作りリアゲートストッパー
- ・断熱性の高いシェード
【冬】
- ・湯たんぽまたはカイロ
- ・冬用シュラフまたは、家で使用している冬用寝具を1枚プラス
- ・カセットコンロ、シングルバーナー
- ・結露対策
- ・断熱性の高いシェード


当たり前ですが、真夏は夜でも暑いです。山など少し標高の高い所であれば少しはマシですが、海周辺は暑さが残ります。
私は実際には真夏に車中泊をしないため、前述程度の備えで十分ですが、もし真夏に出掛ける場合は、プラスの準備として一晩過ごせるだけの大容量のポータブル電源とサーキュレーター、ポータブルエアコンがあれば、快適に過ごせると思いますよ。
そして冬も同様に、ポータブル電源があれば電気毛布などが使用できるので無難です。実はまだ電源を持っていないわが家ですので、私も車中泊など遊ぶときのためと災害があったときのために、近いうちに購入を考えています。
ハイエース特有の便利アイテム
●ベッドキット
後部座席から後ろの荷室を上下に仕切り、空間を上手く活用できる「ベッドキット」は何かと便利。下に道具など入れるスペースを作れるうえ、多くの荷物を積みながらも、ゆっくり眠れるスペースを確保できます。
わが家では下にも寝具を敷き、二段ベッドみたいな仕様にして寝られるのでとても便利です。下は少々狭いですが、子どもたちは秘密基地みたいで楽しいみたいですよ(笑)。また、高さ調整も5段階くらいできるものもあるので、自分の使いやすい高さに調整しやすいでしょう。
●カーゴマット・フロアパネル
わが家は、海でサーフィンや釣りをするので車が水浸しになることがあり、フルサイズの「カーゴマット」にしました。掃除がとてもかんたんで気を使わずにがっつりアウトドアを楽しめるうえ、子どもたちがお菓子などをこぼしても平気です。
●虫除けネット
外の風を入れたいときに、ドアや窓を開けても虫などが入ってこないようにする網戸みたいなアイテムが「虫除けネット」。車中泊はもちろんのこと、サーフィンの休憩時間など、ドア全開で海の景色を眺めながらゆっくりできたりできます。外から中が見にくいタイプなどもあるので、視線が気になる方はこのようなタイプがいいかもしれません。



●簡易手作りリアゲートストッパー
初夏や晩夏の夜など、涼しく心地よい時期は、カラビナを2~3個つなげた簡易的な「リアゲートストッパー」があると便利です。リアゲートを少し開け、さらに運転席・助手席の窓もわずかに開けることで風通しがよくなり、快適に車中泊ができます。ただし、虫よけネットは必須です。
また、あくまで簡易的な方法のため安全性は高くありません。安全性を重視する場合は、専用のアイテムを使用することをおすすめします。

鹿児島県大隅半島の車中泊スポット

私の子どもはSUP・カヌー競技という、海や川、湖などで行う水上競技をやっています。あまり日本では馴染みの薄い競技のため競技人口も少なく、大会などは日本全国の至る所で行われます。そんな、日本全国の各地まで競技艇(SUP)を載せて遠征に行き、車中泊をしてきた私が、地元である鹿児島県・大隅半島の車中泊スポットを紹介したいと思います。
道の駅たるみず湯っ足り館
桜島が目の前に広がり、運がよければ大迫力の噴火シーンも見られるスポットです。無料の足湯に加え、道の駅の施設内には温泉やレストランも併設されています。
レストランでは、目の前の養殖場で育てられた魚を使った料理を味わえるのも魅力。さらに、地元農家さんの新鮮な野菜も販売されており、立ち寄りスポットとしてもおすすめです。


道の駅たるみず湯っ足り館
住所:〒899-4632 鹿児島県垂水市牛根麓1038-1
TEL:0994-34-2237
HP:https://mitinoeki-tarumizu.com/
佐多岬野営場
本土最南端・佐多岬にある野営場で、豊かな自然の中にひっそりと佇むスポットです。周囲には多少の民家はあるものの、ほとんどが手つかずの自然に囲まれています。時間を忘れて過ごせる環境で、都会の疲れを癒すにはぴったり。子どもたちの自然体験や学びの場としても魅力があります。
一方で、サルやイノシシが出没することもあるため、周囲の状況に注意しながら利用するようにしましょう。




佐多岬野営場
住所:〒893-2604 鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠805-1
TEL:0994-24-3115
HP:https://www.town.minamiosumi.lg.jp/kanko/leisure/leisure/camp.html(鹿児島県南大隅町役場)
今回は、私なりの道具の紹介をさせてもらいましたが、自分の趣味に合わせて道具をセレクトしたり、カスタムしたりするのも、車中泊準備の楽しみの一つだと思います。また、行きたい場所へ自由に出かけ、ホテルや時間に縛られず、自分のペースで過ごせるのも車中泊の魅力です。
しかし、人気が高まっている一方で、ルールやマナーが守られないことにより、車中泊が禁止される場所も増えてきています。これからも気持ちよく楽しめるよう、みんなでルールやマナーを守り、楽しい旅を続けていきましょう。

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レポーターREPORTER

沖縄県出身
父が漁師をしているため小さいころから海に親しみ、時間があれば釣りをしていた子ども時代。鹿児島県の大学に進学してからは本格的にフカセ釣りを始め、九州でフカセ釣りがしたいがために鹿児島県に就職。現在は「釣研アンバサダー」として活動中。釣研FG支部大会にて優勝数回、クラブの大会で上位入賞など、今後もビックトーナメントで勝つことを目指して日々「釣戦中」。
インスタグラム:@oosumi.fukaseturi (URL:https://www.instagram.com/oosumi.fukaseturi/)
