今から知りたい!エギング STEP UP季節別エギング攻略!
アオリイカに合わせてアプローチと釣り方を変えよう!

前回はエギのカラー選択にについて解説しました。さて今回は、移り行く季節とそれにともなったアオリイカの成長を踏まえた季節別の釣り方についてです。

近年、大人気のエギング。メインのシーズンはもちろん春と秋なのですが、地域によってはそれ以外の季節でも釣ることが可能です。しかし、どんな季節であっても釣り方やアプローチを間違ってしまうとイカに出会うことが難しくなってしまいます。
そんな季節ごとの特徴を押さえ、実際の釣り方の基本をお届けします。知ってしまえば意外に難しくないはず。ではいってみましょう!

1.メインシーズンでも全然違う!
「春」と「秋」のエギング

01_ 春+秋コラージュ

第6回の「季節によって成長と行動が変わる!? アオリイカの生態を知って釣果アップ!」でも解説しましたが、アオリイカのメインシーズンは年に2回あります。そう、「春」と「秋」です。
どちらも人間にとっては動きやすい気温の行楽シーズン。ですが、アオリイカにとっては春と秋はまったく成長も習性も異なります。まずはこの2つのシーズンから見ていきましょう。

 

(1)春は出るとデカい!

春はアオリイカにとって産卵シーズン。エサを食べるよりも子孫を残すことが重要なため、神経質で気難しくなっています。そのため「釣りにくい季節」といわれています。もちろん数は釣れませんが、釣れると良型が期待できるこの季節。1kg、2kgを超えるような大きなサイズが釣れることもあるのが特徴です。
春のイカは産卵のために岸近くの浅瀬に接岸してきます。産卵に適した浅場の藻の生い茂る場所を好み、底付近を回遊することが多いようです。

02_ 春イカ

このような習性から、大型の春イカ(親イカ)を攻略するには、まず目で海の中を観察して浅瀬の藻が生い茂ったような場所を探すことから始めましょう。そして、そのような春イカが回遊してきそうな場所を見つけたらエギをキャストします。

03_ 藻場

ズバリ、春イカを攻略するポイントは底を中心に釣り続けること! 一般的に激しいアクションを好まないとされている春イカ。エギをキャストしたあとは底(ボトム)取りを行い、底を中心にゆっくりとしたテンポで大きく数回(2~4回程度)してから底まで沈めます。そして、そのままステイ(底で止める)させアタリを待つ、といったアクションの繰り返しです。
とはいえ、このような誘い方はあくまで基本となる一つの例で、マヅメ時やイカが空腹のときには激しいアクションに反応することもあります。実際、私自身も表層付近での激しいアクションで親イカを誘い、釣りあげたことがありました!!

(2)秋はまさにベストシーズン!

一方、秋は「新子(しんこ)」のシーズン。生まれたばかりのイカは成長のために活発にエサを捕食します。好奇心旺盛で元気いっぱいの小型のイカが多いので、比較的、初心者の方でも釣りやすいというのがこの季節の特徴です。
エギングを始めやすいシーズンでもある秋。ですが、季節の進行とともに小イカたちも成長し生き抜く術を学習、賢くなっていきます。日中は底付近や障害物に隠れ、日暮れとともに浅瀬でエサを追いかけるといった具合に捕食するタイミングが変わったり、秋から冬に向けての海水温の低下も相まって行動時間が徐々に変化していくのです。

04_ 表層に集まる新子

このような習性から、秋イカを攻略する第一歩として、まずイカが身を隠せそうな障害物がある場所がないか、海の中を観察して探すところから始めましょう。イカが隠れていそうな場所を見つけたら、すかさずエギをキャストします。

05_ 秋イカ

小型の秋イカを攻略するポイントは幅広くさまざまなアクションで探ること! 春イカとは違い好奇心旺盛な性格の秋イカは、激しいアクションに反応することが多く、活発にエギを追いかけてきます。エギをキャストしたら中層または底付近までフォールさせたのち、表層付近まで複数回(4~6回程度)のシャクリを入れて誘います。また、ときには大きなシャクリや変則的なシャクリも入れるなど、さまざまなアクションを織り交ぜイカのヤル気(食い気)にスイッチを入れさせます。イカは身を隠している場所からきっとエギを見ているはずです。アクションのあとはエギを抱きやすいよう、丁寧にフォールさせてください。

また、秋から冬へ季節が進むと、イカの成長にともない反応は鈍くなってきます。ねらうレンジは徐々に表層や中層から底付近へと変わり、誘い方も激しいばかりではなく、ゆっくりと優しいアクションの方が反応がよくなってきます。状況が変化しやすい秋はいろいろな可能性を考慮して、幅広くテンポよく探っていってください。