シーズンオフは釣具の衣替え!
ギア・タックル&ウェアの私流メンテナンス

だんだん暖かくなってきましたね。春は季節の移り変わりとともに、私の釣りもオフショアジギングからタイラバへと釣りモノが変化していきます。
ワイドショーなどでは衣替えや、その収納術なんかが話題に挙がってくるシーズン。今回は季節により変わる釣りモノの、「シーズンオフになっていく釣具の衣替え」についてお伝えしたいと思います。

シーズンオフのタックルは状態をしっかりチェック!
そしてメンテナンスを

私は秋ごろから冬場にかけてオフショアジギングをメインに楽しんでいます。ワンシーズンがっつりと使うので、シーズンオフに入るとロッドやリールの状態が気になるところ…。

まずは、シーズン中に無理して何度もブチ曲がってくれた「ロッド」をメンテナンスしていきます。(普段の釣行後はしっかりと流水で洗い、2・3回の釣行に1度は「ボナンザ」で汚れを除去、表面をコーティングするなどメンテナンスをする程度です)

シーズンオフの保管前には、とくに「ガイド」の状態を確認しながら綿棒で丁寧に磨き上げていきます。ガイドを1つ1つ磨いていくと意外に汚れが残っていたりしますので、普段の釣行後以上に念入りにチェックしていきます。衣替えの段階でガイドの損傷を見つけてしまっても、次のシーズンまでたっぷり時間がありますので、補修や修理も十分間に合います。
余談ですが、ボナンザでクーラーボックスやタックルボックスもメンテナンスが可能ですので、ボナンザは重宝しています。

04_ 綿棒でメンテナンス

しっかりとメンテナンスが終わったロッドは玄関先のロッドホルダー(傘立て)に保管。玄関の手前側にこれからシーズンインとなるタイラバロッドを置き、ジギングロッドは奥のほうに保管、入れ替えるといった具合です。

08_ リールとライン

「リール」については毎回釣行後にオイルアップ・グリスアップをしていますので、とくにゴリ感がない限りはリール自体のメンテナンスはしていません。実際にはまだ釣り歴3年なので、ゴリ感を感じたことはなく、オーバーホールも未経験ですが…。
それでもリールに巻いている「ライン」は、この衣替えのタイミングでの巻き替えをおススメします。

なぜこのタイミングがおススメかというと、理由は2つあります。
1つ目の理由は、私の場合、シーズンオフにはPE4号を巻いているのですが、シーズンインにはPE2号を使うので、来シーズンには物置から出してそのまま使えるよう、楽をしたいがためです。
そしてもう1つの理由は、ラインの巻き替え時にラインとリールの状態を確認しておきたいからです。リールを違和感なく巻くことができるか、ラインに擦れやゴミの付着がないか、このタイミングであればチェックができます。そしてロッドと同じように、修理や補修が必要であれば次のシーズンまでの長い期間に準備するといった具合です。

07_ ラインの巻き替え

ちなみに私は、ラインの保管はスプールだけでなく外箱も一緒に保管するようにしています。「どのリールにどのラインを巻いているのか?」分からなくなってしまわないように、外箱にメモを残しておくためです。マスキングテープに「どのリールに(当ラインを)巻いたのか」を記し貼ることで、長期間保管していても一目瞭然! リールに巻いたラインの種類や号数が分からなくなることはありません。
マスキングテープが便利なのは、その剥がしやすさ。ラインを巻き替えたあとにカンタンに貼り替えることができるという点です。私なりのケチケチ術です(笑)。

09_ 外箱にメモを

レインウェアもラインもディッピングがおススメ!

01_ レインウェア

衣替えといったら本命の「レインウェア」。クリーニング店に出せばキレイになると思うのですが、なかなかおサイフ事情が許さない…。そんな私は自宅で洗ってメンテナンスしてしまいます。

14_ 洗剤と仕上げ剤

自宅でクリーニングとなると一番の難題は場所とタイミング。ネットショップで購入したゴアテックス用の洗剤と仕上げ剤を使っていますが、撥水加工を施すのでどうしてもお風呂場でしか作業ができません。わが家の場合、妻に見つからないよう、外出のタイミングを見計らっての作業となります(笑)。(使い方はこの場では割愛させていただきます。)

仕上げ剤を入れたぬるま湯にレインウェアを「ディッピング(=薬液の中に浸す、ドブ漬けすること)するので、本当は浴槽を使いたいのですが、そんなわけにはいかず…、程よいサイズのプラスチック製衣装ケースを使っています。その際、何度か上着とパンツを上下入れ替える作業が発生するため、使い捨ての「ニトリルグローブ」を使用しています。
このニトリルグローブはかなり優秀で、魚をさばくときにエラやヒレでのケガ防止やニオイうつりの防止にも役立つアイテム。かなり重宝しますよ。

浴室でしっかりと乾燥したレインウェアは撥水効果が復活しますので、そのまま次のシーズンまでタンスで待機してもらいます。

17_ 撥水が復活

11_ ラインコーティング剤

またまた話が衣替えから外れてしまいますが、ディッピングについては、「ライン」のディッピングもおススメです。私はラインを購入したあと、必ずディッピング加工するようにしています。スプレータイプの商品もありますが、ディッピングであればムラなく施工することができ、あくまで個人の感想ですが、スプレータイプよりも長持ちするような気がしています。

ラインは消耗品ですので、使っていくうちに摩耗していくのは仕方ないことですが、少しでも摩耗スピードを遅くすることで購入の頻度が減るのでは? と、またまたケチケチ術が発動しております(笑)。釣行時にラインが撥水していると、なんとなく長持ちしているような気がするのは私だけでしょうか…。

大型ボックス系の屋外保管には
100円均一グッズのアレ(?)がおススメ!

オフショアジギングで使う大型のクーラーボックスやタックルボックスについても、シーズンが終わりタイラバシーズンを迎えると、小型のものに入れ替えます。しかしこれらは、使わない時期には置き場に困るものです…。
わが家の場合、一戸建てですので駐車場の片隅に放置していますが、都会の方やマンション住まいの家庭では、置き場に困りベランダで保管なんて話も聞いたことがあります…。とくに春先になると花粉や黄砂などが溜まってしまいますので、そのまま外に放置すると大変なことに! そんなお悩み解決には100円均一グッズが大活躍します!!

今回準備したのはタイヤ収納カバー! サイズがいろいろあり、なにかと使えそうと思い以前買っておいていたものです。

18_ タイヤ収納カバー

Lサイズのタイヤ収納カバーはクーラーボックスに。Mサイズのタイヤ収納カバーはタックルボックスに使うことができました。タックルボックスにはロッドホルダーを付けたままスポッと被せることができ、予想通りタイヤ収納カバーは万能でした。
ついでに、収納カバーの裏側には締め込み用のヒモもあったので、外に置いても風で飛ばされることはなさそうです。

25_ 締め込み用のヒモ
裏側には締め込み用のヒモもあるので、縛っておけば風に飛ばされる心配もなさそうですよ

今回は、私にとって「オフショアジギング」から「タイラバ」へシーズンが移行する、春のタイミングでの釣具の衣替えについて、自己流の工夫や方法を紹介してみました。ちょっとしたことでも手間を惜しまないことで、道具を長持ちさせられると(個人的に)考えていますので、みなさんの参考になれば幸いです。

今後は、リールのオーバーホールやお店のプロに任せたウェアのクリーニングなども(おサイフ事情さえ許せば)トライしてみたいと考えていますので、機会があれば実体験を紹介したいと思います!

レポーターREPORTER

fisherman0123
プロフィール:fisherman0123
うどん県在住
鳴門と瀬戸内海をメインにタイラバとオフショアジギングやっています。小学生の娘と親子で釣り歴は3年となりました。小学生を連れての釣行のポイントなども、機会があればお伝えできればと思っています。