ワザワザ行く価値がある
「微笑みの国・タイ」の管釣りで怪魚釣り三昧!!

太陽が真上に上がって魚がボトムレンジに下がるタイミングがねらいどき!?

17_ ミックスポンド
あくまでもパイロット111フィッシングポンドでの話ですが、チャドーはバラマンディと比較すると日中でも食わせやすい傾向にあります。それだけにチャドー池には常に数人のアングラーが集まっていました

さて、ランチもたらふく食べて本来ならば昼寝でもしたいところですが…(実際、けっこうな人がお昼寝してます)、私には使命がある。ジャックアイフリフリシャッドで釣るという使命が!(勝手に決めてるんですけどね…)
13時も過ぎて太陽が真上に上がった今、チャドーの池は…もはや水面には生命感はありません。予想通りレンジを大幅に下げている様子。ヘッドとワームの色の組み合わせを変更し、ピンクヘッド&ケイムラクリアオーロラボディの「淡いレッドヘッド」っぽくしてみました。

キャストしてボトムを取り、シャッドテールが何とか動くであろう遅めのスピードで巻く。スポットを替えたり角度を替えたり、いろいろと試してみると…ガツン! ときました!! 釣れるときは意外とあっけないもので、午前中の苦労がウソかと思うほど短時間で釣れてしまいました。

18_ チャド―3
50cmほどと大きくはないものの、背中の緑銀がキレイに輝くチャドーが釣れました。パイロット111フィッシングポンドで釣れるチャドーのなかでは、小さい部類になります
19_ チャド―口元
カンヌキの部分にトレブルフックの1本だけでしたが、かなりガッチリとフッキングしていたのでバーブレスでもラインテンションをゆるめない限りはかんたんに外れません

「とりあえず使命は果たした!」と自己満足にひたりそうなところでしたが、まだ本命? というかメインであるバラマンディを釣っていません。そこで型はそれほど大きくないものの、比較的コンスタントに釣れやすいといわれる通称「ミックスポンド」へと移動。まずはバラマンディの存在自体を確認すべく、パイロット111フィッシングポンドの定番釣法ともいえるバイブレーションのリフト&フォールで、ボトムレンジでのバイトを誘います。

20_ マップ
これがパイロット111フィッシングポンドの全体図。パーキングの「P」マークの下にある2つがミックスポンドと呼ばれていて、いろんな魚が入っています。ここまで多種多様な怪魚が釣れるのは、管釣りだからこそ!
21_ プラ―・サワーイ
で、バイブレーションのリフト&フォールで釣れちゃったのが、このプラー・サワーイ。軽く1mは超えています。とにかく突っ走ってなかなか寄ってこないので、距離を縮めるべく池の周りを走り回り、20分くらいかけてようやくランディング。疲れた…

本命バラマンディよ…
この際サイズは問わないから釣れてくれ!

デッカイのが釣れたのはウレシイ。でもね、灼熱地獄のなかで20分も池の周りを走り回るのは、本当にキツイんですよ…。しばらくレストランで水分補給しながら休憩したあと、改めてジャックアイフリフリシャッドでバラマンディに挑戦です! 過去の経験上、とくに小型のバラマンディは岸沿いの日陰に隠れている傾向が強いので、岸沿いのボトムスレスレを巻いてくるイメージで探ります。

22_ 岸際
こんな感じの、草や水生植物が生い茂っている場所のなかに、バラマンディはもぐり込んでいるイメージがあります。そこでエサが通るのを待っている、もしくはリアクションで口を出してしまうのかもしれません

ミックスポンドの岸沿いを1周ぐるりと丁寧に探ってみましたが、ウ~ン…。そこで、レストランを挟んで隣の、もう一方のミックスポンドでキャストした1投目、あっけなくそのときはやってきました。大きくはないけれど本命バラマンディ、ようやくゲットです! 炎天下のなか、長かったッス…。

23_ バラマンディ
50cmあるかないか? の小型でしたが、とてもキレイなバラマンディが釣れてくれました。このぐらいのサイズがレストランでさばかれ、お鍋やフライなどに調理されて提供されています。過去に食べたことがありますが、とてもおいしい魚です
24_ バラマンディ口元
ケイムラクリアオーロラヘッドにチャートゴールドの組み合わせにヒット。ワームの抜き差しもかんたんにできて、しっかりロックできるのにもかかわらずワームは傷まないので、コストパフォーマンス的にも優れています

もうチョイ軽くて浅いレンジを引ける
ダウンサイジングモデルがほしい!

25_ 夕暮れ
夕暮れどきとなり、もう少しで閉店タイム。ラストスパートでもう何尾かのバラマンディをねらってみたのですが…

さて、今回のお題である「ジャックアイフリフリシャッドでの怪魚釣り」とりあえずクリアできたということにします。サイズ的にはもう少し大きいのがほしかったところですが、前述したように池全体が3mほどと浅いのに対してルアーが重すぎるという「ズレ」がある状況のなかでは、頑張ったほうではないでしょうか!(自画自賛) 欲をいえば、10g前後で全長が3.5~4in程度の小型モデルがあるとよかったかもしれません。ハヤブサ様、追加ラインナップを検討していただけるとありがたいです!

26_ アジアンレドテールキャットフィッシュ
最後をシメてくれたのは、これまた巨大なアジアンレッドテールキャットフィッシュ。1m以上ある魚体もスゴイですが、驚いたのは身体の2/3ほどもあるヒゲの長さ。しかもムチのようにビュンビュン動くので、チト怖かったです…

アナタも気軽に怪魚ハンターになれる!
東南アジアの管釣りにぜひともトライ!!

いかがでしたでしょうか。管釣りといえば日本ではトラウト類やバスが主流ですが、タイをはじめとした東南アジア圏にはバラマンディやグルーパー、大型ナマズなどを釣らせてくれる施設がたくさんあります。日本からでも短時間で行けて気軽に怪魚が釣れるし、エスニックな美食を堪能することもできます。ホンのちょっとだけ足を伸ばして、日本では体験できない釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。釣り人としての視野も広がるかもしれません。

27_ バラマンディのグリル
宿の近くの大型スーパーの食品コーナーには、30cmほどのバラマンディのグリルが売られていました。現地では釣りの対象魚というよりも「食材」としてのほうがなじみ深いようです。次回訪れるときには、チャレンジしてみます!

使用タックル

ロッド:  NAMAZON MOBILE C594MH改(テイルウォーク)
リール:  ストラディックCI4+C3000HG(シマノ)
ライン:  PE2号&ナイロンリーダー10号
ルアー:  ジャックアイ フリフリシャッド(ハヤブサ) 20g

 

パイロット111フィッシングポンド

住所:111 moo1 Bangna-Trad km.39 Bangsamak Bangpakong, Bang Pakong, Thailand, 24130
TEL:+66863168773
Facebook:https://www.facebook.com/pilot111fishingpond/

営業時間:6時~17時(時期により変更の可能性あり)
料金:1日500バーツ(日本円で約2000円 ※1バーツ=4円換算)
使用ルアー:ハードルアー、ワームの両方使用可能。ただしフォーミュラ配合のワームは使用不可
使用フック:シングルフックでもトレブルフックでも、バーブレスならば使用可能

 

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、店舗・施設や遊漁船によって営業時間の変更や休業の可能性があります。お出掛けの際には公式HPにてご確認ください。また、事前に地域の情報を確認したうえで釣行の計画、万全の対策、ソーシャルディスタンスの確保をお願いいたします。

 

レポーターREPORTER

くどぅちゃん
プロフィール:くどぅちゃん
バイク雑誌→釣り雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライター&編集者に。個人的な趣味としてもバイク&釣りを楽しんでいるが、完全にヘタの横好きで費用対効果がひじょうに悪いのが悩みドコロ…。