堤防釣りの次のステップ!
誰でもかんたん!飛ばしサビキで沖の良型を攻略

こんにちは。くろねこです。
突然ですが、堤防でサビキ釣りをしていると、ウキを付けて遠くにキャストしている人たちを見かけませんか? サビキ仕掛にウキ止めとウキを付けているだけですが、沖をねらうので釣れるターゲットのサイズが大きくなり、さらなる釣果を期待できます。そんな「飛ばしサビキ(投げサビキ)」について、かんたんにタックルから釣り方までを解説したいと思います!

飛ばしサビキは初心者でもできる?ターゲットは?

「飛ばしサビキ」釣りは初心者でも十分に楽しむことができる釣り。足下を探るサビキ釣りに飽きてきた方の次のステップです。仕掛に関してはざっくりと以下のようになります。少し遠投しますので、探れる範囲が広くなりますよ。

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コンパクトに撮影するために写真のようにまとめましたが、ウキもオモリも倍以上の大きさのものを使用することが多いです。ウキの前後にあるウキ止めを動かしながらレンジを調整します。(サビキカゴの位置は自由に調整してください)

足下サビキではイワシ小サバなど小型青物が多い傾向にありますが、少し沖に投げるだけで劇的に釣果は変わります。ターゲットはハマチムロアジなどの青物を中心にねらうことが多いですね。場所によってはシマアジカンパチまでねらえますよ。ビッグなコノシロが釣れたことも(笑)。

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飛ばしサビキで釣れたビッグなコノシロ(笑)

仕掛を投げたら、エサを撒き直しながら根気強く待つことが重要です。上手く群れの回遊に当たれば強烈なバイトがありますよ。
青物はタイミング勝負ですので、待ち時間が長いときも多いです。そんなときは堤防に出前を頼んで海を眺めていましょう(笑)。

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釣れているポイントにエントリー!
そして釣れるタナに合わせることが大事

04_ 海面のウキ
釣れるタナにウキ下を合わせるのが大事

「サビキにウキを付けて投げる」ということに意外と難しく感じる方も多いようですが、そんなことはありません。かんたんに釣れますよ。あくまで堤防際を探るサビキと同じで、周囲も釣れていることが前提とはなりますが…(魚の群れがいることが前提)。ですので、まずは青物やねらいの魚が釣れているポイントにエントリーしましょう。

もし周囲の人が釣れているのに自分だけヒットしない場合は、ねらうレンジ(タナ)が異なっていることが多いです。青物シーズンであれば必ず堤防に常連の方がいると思いますので、いろいろと情報を教えてもらうのもいいですね。釣れているタナの情報を得ることが、一番釣果に結びつきますよ。また、釣れるレンジは1日の中で変化しますので、引き続き情報交換をしつつ交友を深めておくとベストです。

飛ばしサビキに最適な竿は?

05_ 飛ばしサビキの竿

さて、ポイントや海域によるので一概には言えませんが、飛ばしサビキ釣りでは4号~5号の磯竿で釣りをする方が多いですね。大体の堤防は15号程度のオモリまでキャストできれば、仕掛が流されることなく不自由もないかと思います。

磯竿であれば取り回しやすく、タナを変える(ウキ止めゴムを扱う)ときのイメージも湧きやすいでしょう。なぜなら、タナの情報交換をするときに「○○ヒロ」といわれることが多いので、その際に調整しやすいからです。
しかしルアー釣りに慣れている方は、無理に磯竿を使用する必要はありません。私は以前、ライトショアジギングのロッド(竿)で飛ばしサビキをやりましたが、全く問題ありませんでした。

結局のところ一番重要なのは「正しいレンジにエサを撒くこと」ですので、ウキ止めの位置が調整できれば竿はなんでもよいと思います。もちろん、最低でも10号程度のオモリをキャストできるスペックはほしいですが。

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ルアーロッドでも良型のハマチが釣れました。この日は周囲よりも釣れていたので、使用する竿の種類はあまり重要ではないと思っています

飛ばしサビキはウキなしでも釣れる?

以前私は、ウキなしで飛ばしサビキにチャレンジしたことがありますが、根掛かりがひどく釣りになりませんでした…。ボトムに漁礁があったのも事実ですが、そもそもサビキバリは複数付いているので、海底の細かな変化や障害物の有無で根掛かりしてしまいます。
結局ヒットしたのはアイゴだけでした。青物の時合いでないときにボトムを攻めて遊んだ結果の1本ですね。

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常連さんが手で触ろうとしていますが、真似しないでください。アイゴはヒレのトゲに毒があり、刺されると痛い魚です

ウキなしで底付近にいるアイゴやチヌをねらうというのであれば、こういった釣り方もよいと思います。運がよければブダイコブダイ系が釣れる可能性もありますからね。しかし、青物の場合は明確に釣れるタナが決まっていることが多いので、ウキを使用して釣れるレンジをキープする方が無難です。

まずはシンプルな仕掛から使ってみよう!

飛ばしサビキ釣りの仕掛はいろいろと販売されていますが、(専用でなくとも)お好みのサビキ仕掛を選べばよいでしょう。そのなかでも、初心者のうちはシンプルなものがオススメです。

擬似餌にはバケのほかにフェザーが付いているサビキ仕掛もありますが、魚がスレている場面では口を使わないシーンもしばしば。飾りが豊富な方が釣れる気もしますが、案外ナチュラルな仕掛に反応がよいことも多いです。これは一概にフェザーや飾り付きのサビキが悪いということではなく、場所や条件を選ぶ傾向にあるということです。

08_ HS135商品写真

ですので、最初はシンプルな仕掛を使用し、慣れたあとに飾り豊富な仕掛に挑戦して手札を増やしていくのがよいと思います。
ちなみにハヤブサの「小アジ専科 135白スキン」はよく釣れますよ。アジやイワシから50cmクラスの良型青物まで実績があるサビキです。なにより、白スキンオンリーのシンプルな仕上がりは初心者に持ってこいですね。アジや小サバであれば5号前後、青物がいるのであれば8号を持って行くとよいと思います。

飛ばしサビキ釣りはいろいろな魚に出会える釣りですので、ウキとサビキ仕掛を持って堤防に出掛けましょう!

飛ばしサビキ釣りを紹介しましたが、いかがでしたか?
足下を探るサビキ釣りに比べねらえる魚のサイズも大きくなるため、やってみると面白いと思いますよ。初心者さんでも手軽に楽しめますので、ぜひとも試してみてください。


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くろねこ
プロフィール:くろねこ
ルアー釣り情報発信サイト「ルアーソニック」を運営しながら、いろいろな釣りに挑戦しています。今はヒラマサジギングに通うことが多いです。分かりやすい情報を発信するよう心掛けていますので、ぜひサイトにも遊びに来てください!
サイト:ルアーソニック (URL: https://luresonic.com/)