バス釣り春夏秋冬!その刻を釣る 春におすすめのシャッド!
初心者がハードルアーで1匹を獲るならコレ!

バスフィッシングにおいて、春はミドストやジャークベイトが定番ですよね。だけど、ミドストは難しいしジャークベイトもイマイチよく分からない…。
そんな方には、投げて巻くだけで釣れる「シャッド」がおすすめ! 春は横方向のルアーがとても有効な季節。シャッドは巻くだけで釣れるうえレンジキープがかんたんなので、バス釣り初心者でも使いやすいルアーなのです。そんな、私自身も大好きなシャッドについてお届けします!

シャッドってなに?

01_ シャッド

そもそも「シャッド」とはアメリカに生息する「○○シャッド(ニシン科の魚)」の総称で、日本では小型の小魚に似せたルアーのことをいいます。
ベイトタックルでキャストするような大きさではなく、基本的にはスピニングタックルで使用するサイズで作られているルアーのこと。シャッドにはリップが付いていて、リップが水を受けることでボディを動かします。小魚の動きに似せており、あまり水押しの強くない弱めの演出が得意なルアーです。

ちなみにミノーとの大きな違いは、リップの大きさとボディのサイズです。
ミノーのリップは短いものが多く、シャッドは長めのものが主流です。ルアーのサイズもミノーでは小さいものから大きなものまでありますが、シャッドは比較的小さなボディのものが多くなっています。

シャッドを使いたいシチュエーション

02_ 使いたいシチュエーション

シャッドを使うシチュエーション、それはベイトフィッシュがいる場所いるであろう場所です。クリアウォーターであれば目視でベイトの群れを見つけるのもよいでしょう。また、目視で見つからない場合(ベイトのいる水深が深い場合など)も、魚探があれば群れのいる層を見つけることが容易です。見つけた群れにシャッドを直撃させるのも面白いと思います。
とくにベイトフィッシュとシャッドのサイズが同じ場合や、人的なプレッシャーが高くクランクベイトやスピナーベイトなど、強いルアーで反応がない場合などに最適です。

ところで、なぜシャッドが春に有効なのでしょうか?
それは、春になるとベイトフィッシュが動き出すため、横の動きに対する反応がよくなるからです。とくにバス釣りにおけるベイトフィッシュの代表であるワカサギは、1月から5月にかけて産卵のためにシャローに入ってきます。そのため、サイズ・シルエットともにワカサギライクなシャッドが有効になってくるわけです。

シャッドの使い方

03_ シャッドの使い方

シャッドの使い方は「投げて巻く」だけ、これが基本です。これだけでも十分釣れます。
バスが気づいてくれない場合などは、軽くチョンチョンと「トゥイッチ」してあげるのも効果的。また、低水温期であれば「ストップ&ゴー」で、バスがバイトする「間」を作ってあげることも大切です。
サスペンドタイプであれば、バスがベイトフィッシュをねらっている水深でルアーを止めることができます。効果的に「間」を作り、バスにバイトのタイミングを与えてあげましょう。

フックに注意

04_ フックに注意

シャッドで使用するタックルはほとんどの場合がスピニングタックル。必然的にラインも細くなり、ドラグは緩めのセッティングになります。そのためバスがバイトした際にドラグが出やすく、フックにアワセのパワーが伝わりにくいのが辛いところ…。なので、シャッドのフックは常にシャープな状態にしておくことが釣果を伸ばす秘訣です。

フックの軸は細く、バーブの大きさを最小限にすることで一気に貫通しやすくなります。ルアーを買ったときのフックでもいいのですが、私はハヤブサの「瞬貫TREBLE ROUND REGULAR」を愛用しています。このフックはスモールバーブになっているので、弱い力でもサクッと刺さってくれます。
個人的にはほとんどのルアーでこのフックを使用していますが、ルアーが小さくタックルが弱くなるほど効果が実感できるフックです。

シャッドを使用するときのタックル

05_ シャッドを使用するときのタックル

タックルは釣行時のバスの状態を見て、LからMLパワーのスピニングロッドを使います。シャッドの大きさが5cmほどであればLでよいでしょう。また、ロッドのテーパーはファーストからレギュラーテーパー。あまり曲がりすぎてもパワーが伝わらないですし、曲がらなさ過ぎてもバイトを弾いてしまいます。
ラインはナイロンでもフロロでも使いやすい方でOK。4lbから6lbでよいでしょう。目安となる基準は「Lパワーのスピニングロッドで5lb」、ここから始めてみると使いやすいかと思います。

シャッドの選び方

06_ シャッドのタイプ・選び方

最後にシャッドの「タイプの選び方」です。シャッドにもたくさんの種類があります。
小さいものから大きいもの、浅いレンジを攻略するものから深いレンジを攻略するものなど…。もし、最初の1投目に使うシャッドが分からない場合、得意な(好きな)シャッドを投げてください。仮にまったく釣れなくても大丈夫です。そのシャッドを自分のなかの基準としておき、それよりも弱いシャッド強いシャッドを持っておけばよいのです。きっと次の一手を選びやすくなるはずです。

同じような形・動き・能力のシャッドを次の一手に選んでしまうと、ルアーにあまり変化がないので同じ結果に陥りやすくなります。とにかく一つ「好きなシャッド」を持ち、そのシャッドを基準にタイプの違うものをそろえてみましょう。シャッド選びの際、水深や強さなどを意識するように心がければ、自ずと次の一手を考えられるようになりますよ。

 

レポーターREPORTER

マッキー
プロフィール:マッキー
横浜市生まれ
高校生までプロサッカー選手を夢見てサッカーに打ち込むかたわら、バス釣りに出会い毎週のように釣り場に行く。社会人になってもその熱はとどまるとこを知らず、週末には大会にも参戦する日々。現在は行政書士事務所で働く負けず嫌いのバスアングラー。