バス釣り春夏秋冬!その刻を釣る これだけは押さえておきたい!
冬から初春のバスを確実に釣るポイントとルアー&リグ

冬のバス釣りって寒いし釣れないし、なかなか行く気がしないですよね。ハイシーズンでは毎週行っていた釣行も行かなくなってしまったり、月に1回になったりと…、冬は釣行しないシーズンになってしまっていませんか?
釣れないから何が正解か分からないし、集中力も続かない。そんな悩みを持ったアングラーにオススメしたいルアーやリグを、冬から初春のバス釣りにおいて大事なポイントと一緒に紹介したいと思います。

冬のバス釣りで押さえておきたいポイント

01_ 水面

冬のバス釣りで重要な要素が3つあります。

  • ●水温が上がりやすいエリアはどこか?
  • ●水温が安定しているエリアはどこか?
  • ●捕食の時間帯を見極める

「水温が上がりやすいエリア」とは、朝から太陽光が当たり、午後に向けて段々と水温が上がってくるエリアです。そして、「水温が安定しているエリア」というのは、たとえばワンドや湧き水のエリアに代表される、プロテクトされたエリアのことです。
なぜ、これらの要素が重要なのかというと、水温が8℃を超えてくるとバスの動きが活発なるためです。水温が上がりやすいエリアは日中に8℃以上になる可能性が当然高くなりますし、水温が安定しているエリアは水温が上がったのちに下がりにくいため、バスが口を使ってくれやすいエリアとなります。

02_ 橋脚

さらに、これが一番難しいのですが、「捕食の時間帯を見極める」ということ。
ブラックバスは冬眠するわけではなく、あくまで動きが鈍くなるだけで、生きるためには捕食が必要です。その捕食の時間帯が1日のうちで朝なのか昼なのか、それとも夜なのかというのはフィールドに通わないと見えてきません。ブラックバスの個体単位でみると、そのタイミングは1週間のうちに何回あるかは分かりませんが、時間帯さえ分かれば、同じようなリズムで動く魚が多いと思われるので、多少ねらいやすくなります

この3つのポイントを意識するだけでも、冬の釣行で釣果を残すことができる可能性が上がります。

冬から初春のバス釣りで試してほしいルアー&リグ

03_ オススメのルアー&リグ

冬から初春にかけてのバス釣りで試してほしい、実績の高いルアーやリグが3つあります。

  • ●メタルバイブ
  • ●ネコリグ
  • ●クランクベイト

「メタルバイブ」は冬のバス釣りでは定番。必ずタックルボックスに入れておきたいルアーの一つです。
メタルバイブでねらいたいポイントはベイトフィッシュが溜まりそうなエリア。ワンド内や流れが当たるところがオススメです。アクションのコツはボトムから5cm程度浮かすリフト&フォール。ボトムのバスをねらいたいので、ほんの少し持ち上げるイメージです。

04_ メタルバイブ

「ネコリグ」を冬や初春に使うイメージは少ないかもしれませんが、有効なリグの一つです。
水温が下がりきっていない初冬は岩盤や岸際に沿ってゆっくりと誘うのに使い、水温が下がりきった真冬から春先であれば、ボトムにあるストラクチャーやウィードなどから離さずにアクションします。アクションはズル引きが基本です。反応がない場合は少しシェイクを入れてみたりと、魚の反応や状況を見ながら変えるといいでしょう。

05_ ネコリグ

最後に「クランクベイト」です。冬にクランクベイトというのは日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカでは定番ルアーの一つです。
クランクベイトが有効な理由は、トレブルフックであることとリアクション要素が強いことです。シングルフックであるワームやジグであればしっかりと食わせて掛ける必要がありますが、トレブルフックであれば口先で触ってくるようなアタリでもとらえやすくなります。そのため、フックはより細軸で鋭い方がチャンスは増えます。
そんなクランクベイトの出しどころは、1日目の晴れより2日目の晴れ。水温が上がれば上がるほどクランクベイトの出番です。また、雪や雨が降ったりしたタイミングもチャンス! 気圧が低くなるとバスの体が軽くなり行動も活発になるので、クランクベイトを投入してみてください。

06_ クランクベイト
07_ 冬バス釣果

さて、冬から初春にかけてねらうべきポイントと、試してほしいルアーとリグについて紹介してみましたが、いかがだったでしょうか?

ちなみに、冬から初春にかけてねらうポイントは、隣り合ったエリアやポイントであることが多く、水温が下がれば冬のポジションへ、水温が上がれば春のポジションへ頻繁に居場所を変えていることがあります。たとえば、春によかったポジションの近くにあるディープの越冬エリアや、冬によかったポジションのシャロー側などです。
このように、冬と春を連携させて考えてみるとより釣果アップにつながるはずですので、それらを踏まえて、今回ご紹介したポイントとルアーを試してみてくださいね。

レポーターREPORTER

マッキー
プロフィール:マッキー
横浜市生まれ
高校生までプロサッカー選手を夢見てサッカーに打ち込むかたわら、バス釣りに出会い毎週のように釣り場に行く。社会人になってもその熱はとどまるとこを知らず、週末には大会にも参戦する日々。現在は行政書士事務所で働く負けず嫌いのバスアングラー。