こんにちは!
コロナが落ち着いたら沖縄へ行きたい、「さかなのおにいさん」かわちゃんこと川田一輝です。ブルーシールアイスのウベ味が大好き!
気持ちだけでも沖縄へ……と、今日は沖縄のさかなを4コマでご紹介。普段はさかなの生態についてお話ししていますが、今回は「呼び名」に注目しますよ!
沖縄のさかなたち
同じ日本でも、沖縄と他では呼び名が雰囲気からまったく違います。
例えば「グルクン」。標準和名は「タカサゴ」です。
沖縄県の魚にも指定されているさかなで、居酒屋ではグルクンの唐揚げをよく見ます。綺麗な青緑色をしていますが、怒ったときや寝るときは赤色に変わるんです。
そしてみなさんご存知「ハリセンボン」は「アバサー」と呼ばれます。
沖縄のハリセンボンは毒がなく「ヒトヅラハリセンボン」や「ネズミフグ」といった大型のものは高級魚として市場に並びます。アバサー汁は美味しいさぁ~!
さあ、ここからはクセの強い名前ベスト3!
僕たち永遠のコウコウセイ
3位は、どこがやねん! と突っ込みたくなる名前「コウコウセイ」。標準和名は「キツネウオ」。
体側に走る黄色いラインが、石垣島の八重山にある高校でかつて採用されていた学帽の装飾に似ていたため「コウコウセイ」と呼ばれているとのこと。
あら奥さん、ネギが安いのねって!?
2位は誰やねん! と突っ込みたくなる「ハマサキノオクサン」。標準和名は「ドガリエビス」。沖縄では「アカイユ」と呼ばれていますが、石垣島では「ハマサキノオクサン」と呼ばれています。
名前の由来は、かつて浜崎商会の奥さんがこのさかなを市場に毎日買いに来てたから…だそうな。
そして1位は……!?
自分で買ってくれーと叫ぶさかな
買ーえー! カーエー! 買ってくれー!!
「カーエー」。標準和名は「ゴマアイゴ」。市場で見たときは、魚の心の叫びかと思いました。
アイゴなのでヒレに毒を持ちますが、沖縄や和歌山では毒を取り除いて食べます。
方言って面白い!
あなたの街の独特なさかなの名前もぜひ教えてねー!
ついに! 念願の書籍化が決定!
さかなのイラストと4コマで楽しめる、笑って学べるさかな図鑑。
ワニブックスから出版「世界一おもしろい!ツッコミ付き さかな図鑑(仮)」
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レポーターREPORTER
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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