こんにちは!
釣りもアクアリウムも大好き! 「さかなのおにいさん」かわちゃんこと川田一輝です。
昔、小さいころに飼っていた金魚が名前を呼ぶと近寄ってきてくれたのを覚えています。ペットであり、家族であり、友達のような存在だったなぁと思い返すのですが、実は金魚って人間なのかも……? と思う生態を発見しました。
今日は日本人の僕らに身近な金魚の話。
キンギョって
誰しも一度は飼ったことがあるさかなではないでしょうか?
ワキンやリュウキン、デメキン、らんちゅうなどいろんな品種がいます。
大きくなれば通常30cmほど。寿命は10~15年ともいわれていて、ギネス記録ではなんと43年生きた記録が残っています。
そんな金魚の起源はといいますと、1700年前の中国南部です。
ニンゲンの手によって進化
突然変異で生まれた赤いフナ「ヒブナ」が金魚の祖先といわれています。
そのあと室町時代に、金魚は大阪の堺に伝来。江戸時代に武士が副業で金魚ブリーダーとなって広まり、庶民の観賞魚になったといわれています。(一説ですが)
そんな人間が生み出した金魚、なんだか人間に似てきているのが……。
あくびをする!?
水槽の中でよく「あくび」をするんです!
これは健康でリラックスしてるときに出るといわれたり、エラや口の掃除のために口を大きく開けているともいわれています。
はっきりと解明されていませんが、リラックスしてくれていたら嬉しいですね。
そしてもう一つ人間っぽいのが!?
ニキビもできる!?
僕と同じやーー!!
オスの金魚は繁殖期になると、エラ蓋や胸ビレなどに白い点…ニキビが出現します。
これは「追い星」といわれる繁殖OKサインのようなものなんですね。追い星の現れた金魚はメスの産卵を促そうとして近付きます。
あくびしたりニキビができたり、もしかしたら金魚の前世は人間かも!? それくらい、家族と思って大切に育ててあげてください!
ちなみに以前、金魚にまつわる歌のジャケットデザインを描かせていただきました。
金魚のジョン
飼っていた金魚に「ジョン」という犬のような名前をつけて可愛がっていたが大きくなりすぎて…!?
命の大切さがほっこり伝わるストーリー仕立ての曲です。
NHK「みんなのうた」に選ばれた名曲なので、よかったら合わせて聴いてみてくださいね。
それでは!じゃあねー!
レポーターREPORTER
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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