こんにちは!
クリスマスの音楽を聴くと暗黒の男子校時代を思い出す、「さかなのおにいさん」かわちゃんこと川田一輝です。クリスマスは家でお母さんとケーキ食べてました。
街に出ればどこもかしこもクリスマスムード。イルミネーションを見るたび、クリスマスソングを聴くたび、カップルを見るたび死にそうになってた日々を思い出します。
今回は当時の僕と同じくらい繊細(?)なさかな、マンボウをご紹介します!
マンボウ繊細なやつ
マンボウを近くで見たことってありますか?
水族館でもときどき会えます(関西だと海遊館や志摩マリンランドにもいますね)。
意外と大きなさかなで、最大3m以上! 体重は2トン越えと、実は世界最大級の硬骨魚類ともいわれています。
そんなマンボウですが実は意外なさかなの仲間なんです。
フグの仲間
全然見た目違うやん! と思うのですが、よく見るとエラの形や、腹ビレがなかったり、共通点がたくさんあります。とくにフグはぷくーっと膨らむために肋骨を持たないのですが、フグも肋骨がないんですよね。
そして「マンボウ最弱伝説」はご存知でしょうか?
まっすぐしか泳げなくて岩にぶつかって死ぬ、ジャンプしたら受身ができなくて死ぬ、太陽光が眩しすぎて死ぬ。
……これは全て大袈裟なんですが、繊細なことは事実です。
繊細
人見知り(マンボウ見知り)をして食欲をなくしたり、目に寄生虫がついていてあまり見えなくてガラスにぶつかったり。そしてビニール袋をクラゲと間違えて食べて窒息したり…!
(海をみんなで綺麗に守っていこう! 「2048年問題」についてはコチラ)
身体は大きいけれど、デリケートなさかななんです!
ただそんな繊細でデリケートなマンボウ、学名は……。
石臼
学名の「Mola mola」は「石臼 石臼」。
めっちゃタフそうな学名!!
見た目が丸くて似ている、などいろんな説がありますが、タフそうな名前と繊細な中身のギャップが可愛いですね。
傷つくことも多いけれど、くじけず雄大に泳ぐマンボウ。
僕らもマンボウにならって、カップルだらけのイルミネーションの下をどうどうと闊歩しましょう! We are タフネス!!
それでは! メリークリス鱒!
レポーターREPORTER
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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