こんにちは!
毎日海見て釣りして温泉入って過ごしたい。口癖は「なんとかなるさ」人生甘く見積もってる、「さかなのおにいさん」かわちゃんこと川田一輝です。働きたくない!
今回は僕に負けないくらい、もう名前からしてアマアマなアマエビについてお話ししていきます!
アマエビ伝説
アマエビくんいわく「人生は甘くない」らしいですが、味は甘いほど旨味があって美味しいエビです。体長は12cmほど、水深200~600mの深場に生息します。
外見が赤いことから唐辛子(ナンバン)に似ていると、新潟ではナンバンエビとも呼ばれます。
そんなアマエビですが、人間に例えると少し変わってるんです。
オスで生まれてメスになる
若い個体はまずオスになり、5~6年目でメスに変わります。
7歳ほどで産卵ができ、寿命は11年ほど。小さいのに意外と長生きなんですね!
ちなみに本当の名前も少し長いんです。
本名はホッコクアカエビ
標準和名はホッコクアカエビ。
生で食べるとグリシン、アラニンなどのアミノ酸に由来する甘みがあり、これが別名「アマエビ」の由来となっています。
ただこの甘みの正体は……。
死んでから!?
生きてるときはアマクナイエビ。
本来食べている貝などを溶かす消化酵素で、自分自身が溶かされてタンパク質が旨み(甘み)に変わるんです。
とれたてよりも、輸送されてしばらく経った方が美味しいアマエビ。
人間も若いときより歳を重ねたほうが味が出る…と信じたいところですね!
ではまたー!
レポーターREPORTER
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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