知って得する!川田一輝のお魚あれこれ No.62 京都のハモは山で獲れる!?

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こんにちは!
ぶぶ漬け食べなはれと言われると、やったー! お茶漬けゲット! と思ってしまう「さかなのおにいさん」かわちゃんこと川田一輝です。京都人の敵。

そんな京都の夏といえばハモ
あの祗園祭にも欠かせないさかなですが、それほどまでに京都人に愛される理由はハモの強い生命力にあったようです。

 

むかしむかし、輸送技術もまだ発達していなかったころは魚屋が担いで鮮魚を運んでいました。

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ある日魚屋が京都へ魚を運ぶ途中、山崎の山中で籠を落とし、ハモが散乱!

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後日、たまたま同じ道を通った農民が何やら茂みで動くものを見つけました。
蛇かな? と覗き込んでみると……、

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まさかのハモ! しかも驚異の生命力で生きていました。
「海にいるはずのハモが山で獲れるなんて」

この伝説から、京都のハモは山で獲れると言われたそうです。

 

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ハモは生命力が強く、表面さえ濡れていれば24時間以上、生きていられるそうです。
夏の京都まで生きたまま運ぶことができた海のさかなはハモくらいしかいない、ということで京都では愛されたそうです。

ハモの旬の時期に開催することから祇園祭も「鱧(はも)祭り」と呼ばれるようになりました。
あなたもこの時期、ぜひハモを食べて生命力アップさせてくださいね!

 

レポーターREPORTER

さかなのおにいさん かわちゃん
プロフィール:さかなのおにいさん かわちゃん
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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