リーマンアングラー・イノォの「釣りたい、楽しみたい、伝えたい!」初夏から夏がハイシーズン! 大都会を流れる川で
昼夜を問わずお手軽に楽しめる釣り物2選!
No.2 チニング編

こんにちは! フィールドスタッフの井上(イノォ)です。前回は、この時期にお手軽に楽しめる釣りもののテナガエビ釣りをご紹介しました。今回は、夏以降でも気軽に楽しめ、釣り人に大人気の 『チヌ釣り』を、No.2として取り上げたいと思います。チヌを狙うにはさまざまな釣り方があるなか、特に、近年ルアーで楽しむ人も増えている「チニング」ついてお話したいと思います。

チニングはテナガエビ釣りと同じく、空いている時間や仕事終わりに少しだけ…などなど、昼夜を問わず、実は年間を通して楽しめる釣りものであり、パワフルな引きを味わうことができます。ライトゲームが好きな方や興味あるという方、さらに、これから始めたい方も、ぜひ涼しくトライしやすい季節にアツくさせてくれる人気のターゲットにチャレンジしてみてはいかがでしょうか? 秋の夜長に大都会の夜景を楽しみながら…なんてこともよいと思いますよ!
もちろん、安くすむ! 近い! 短時間! の三拍子もそろっていますので、家族サービスやお財布事情が…などというときに、安心して楽しめるのもいいところです。
「釣りたい!」欲を発散するのにもひじょうに助かる「チヌゲーム」で、気持ちをヒートアップさせましょう!

仕事終わりにサクッと! お気軽で定番の「ナイトゲーム!」

釣りと夜景

私を含むサラリーマンアングラーにおススメの季節が、ついにやってきましたね。この季節になると私も仕事終わりに「ちょっと!」と、フィールドに出かける機会が多くなります。
たとえば今日は「仕事が早く終わりそうだ!」となれば、さっそくポイント選び。自宅の近隣にある「都会のオアシス」といわれる淀川の河口付近や上流の汽水域、さらに武庫川の汽水域などでは「キビレ」が群れでいることが多く、夏の残業場として夜な夜な通うことがあります。(ちなみに、チニングのなかでも、クロダイより多く汽水域に生息し、お手軽に楽しめるのが「キビレ」です)
また、サラリーマンによくある仕事終わりの1杯! 的な感じと同様に夜景を楽しみながらストレスを発散し、明日への活力につなげることもあります。さらに、釣りに出かけ続けることで、いろいろなことを学ぶことにもつながるので、より多くフィールドに出かけることを大切にしています。もちろん、お手軽さをモットーに楽しむことを優先していますので、常に遠出というわけではなく、たとえ短時間でも空きができれば、近くの港湾部や河川で遊ぶスタイルを基本としていますよ。

チヌ

よい場所に入ればスグに何らかの反応が得られるときもあるので、短時間でよい釣果なんてことも…。時合はさまざまあり、干満の差によって変わったりしますので、潮見表(潮汐表)を参考に時間を決めて釣行するのも有効です。とにかく夏は移動しながら歩き、できるだけ新鮮なポイントを狙うとよいでしょう!
釣り方のパターンは多種多様。シチュエーションやスタイルはさまざまですが、かんたんに楽しみたいならマズメを絡めたナイトゲームでの底ズルゲームをおススメします。

チニングでターゲットとなる
「クロダイ(チヌ)」と「キチヌ(キビレ)」
その見分け方と生態の違い

キビレ・チヌ釣果

まずはざっくり「チヌ」について…。チニングでは主にクロダイ(チヌ・マチヌ)とキチヌ(キビレ)の2種類がターゲットとなります。この2種類のチヌについて、ちょっとした習性の違いを私なりに書いていきたいと思います。海水域や河川の河口、さらに運河といった汽水域を「棲み家」として多く生息し、ボトムでのルアーへの反応が高く、超シャローエリアにも定位しています。夏の朝マズメ時にはポッパーやペンシルベイトといったトップウォータープラグにもよく反応し、釣りの対象魚として楽しませてくれます。

キチヌ(キビレ)

次に、「キチヌ(キビレ)」についてちょっと詳しく説明を。キビレとは腹ビレや尻ビレと尾ビレの一部が黄色いタイの仲間となります。生物学上では生態や習性は異なり、チヌとは別の魚といわれています。標準和名は「キチヌ」ですがヒレが黄色いことからキビレと呼ばれ、見た目もチヌにそっくりなのでキビレチヌとも呼ばれていますよ。キビレはかなり好奇心旺盛な魚のようで、ハードルアーやソフトルアーに反応がよく、最後までルアーを追いかけてくれるアグレッシブなターゲットです。キビレはチヌに比べて塩分濃度の低い汽水域を好んで生息していますので、河口から河川といった都会の真ん中にある広大なフィールドで楽しめることから、お手軽で人気の釣りものです。釣りシーズンは、ほぼ通年で水温があがる初夏から本格シーズンがスタート。そして河川エリアでは梅雨ごろから真夏にかけてアツい時期となり、秋口には、いったん気配がなくなり、突然姿を消してしまいます。たぶん産卵のためでしょうが海水域に移動しているのかもしれませんね。キビレはこの時期に産卵するといわれます。
平均的なサイズは30㎝から40㎝が一般的で45㎝を超えると大型といわれます。私なりの実績としては春先や梅雨前に大型の実績があり、とくに冬の湾奥部ではアタリは少ないものの大型が釣れる可能性が高いので冬も好んで釣りに出かけます。

クロダイ(チヌ・マチヌ)

続いては「クロダイ(チヌ・マチヌ)」です。西日本ではクロダイのことをマチヌといいますが、メジャーな呼び名として「チヌ」が一般的です。こちらは塩分濃度の濃い海水域をとくに好み多く生息していますが、実は汽水域にも生息しています。数こそ少なくなりますが、河川のチニングでは、珍しい隠れキャラ的な存在です。大半は海に近い河口付近に多くいますが、春のノッコミ時には接岸し、産卵前の荒喰いをするため、河川や湾奥部にも入ってきます。ルアーでの釣りわけは難しくなりますが、キビレよりアタリが小さく、あまり長い距離を追いかけないようです。
サイズはキビレより大型になり、50㎝を超えると「年なし」、60㎝を超えると「ロクマル」と呼ばれたりもします。見分け方は見た目に黒く、キビレより鱗が小さいのが特徴。鱗の色だけでも見分けが可能ですね。秋口の後半から初冬には、メバリング中によく釣れることもありますので、タモがあれば便利ですね。

双方ともによく引き、カッコいい魚なので私も大好きなターゲットです。