冬は美味しい季節!
初心者にも優しい(?)アカアマダイのエサ釣り!

普段ルアー釣りをメインでやっている私。しかし先日、アマダイを食べたかったこともありエサ釣りにチャレンジしてみました。そのときの模様とともに、やってみて気付いたコツやポイント、美味しい食べ方などをご紹介したいと思います。

アマダイとは?

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アマダイには大きく分けて「シロアマダイ」「アカアマダイ」「キアマダイ」の3種類がいます。どれも岸からねらうのはほぼ不可能ですので、ねらうには船からの釣りになります。3種類とも砂地に穴を掘り、穴の中で獲物を待ち構えて捕食するようで、主に甲殻類や虫エサ(底生生物)などを食べているそうです。
なかでも「アカアマダイ」は最もよく釣れる、量の多い種類で、水深60m~120mくらいを中心に生息しているそう。群れで生息し行動範囲も狭く、一度に数m程度しか移動しないといわれています。

(アカアマダイに限らずですが…)アマダイはとても美味しい魚で、お刺身・煮付け・揚げ物ほか…どんな料理でも美味しく、とくに冬ごろに多くの釣り船が出船します。
また、オスの方が大きくなるようで、最大で60cm前後になります。引き応えも面白く、アングラーを楽しませてくれる魚です。

アマダイをねらう仕掛やタックル

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エサでねらう場合、竿はオモリ50号~100号を背負えるものを使います。私は普段ルアー釣りをメインにしているので、重いルアーを使用するジギングロッドで代用してみました。使ってみた感じですが、まったく問題なく使えたのでオススメです。
また、水深が100mを超えると手巻きではとても大変ですので、準備できるようであれば電動リールの使用がオススメですね。

タックルは小型のベイトリールにライン2程度、片テンビンにオモリを付けて、吹き流しのアマダイ仕掛を結んだもの。

仕掛を落とす際の基本は、まず仕掛を海中に入れ、そのあとにテンビンを仕掛と離して(反対側に)落とします。吹き流し仕掛は潮や風次第でメインラインに絡みやすいので、仕掛とテンビンを離すことで仕掛絡みを予防できます。あとはゆっくり落とすことがとても大事。また、エサがクルクルと回らないように落とすのも大事です。サミングしながら落とすとよいようです。
オキアミを付けるだけの単純な仕掛ですので、初心者さんにもそこまで複雑ではないハズですよ。

アマダイのなかでも「アカアマダイ」をねらうには?

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アマダイ釣りの基本は、底をオモリで小突いて砂煙を上げ、気になって寄ってきたアマダイにエサを食わせるというのがセオリー。また、アマダイは縄張り意識も強いので、そんな習性を利用するのも釣り方として重要です。

アカアマダイは水深がとても大事

アカアマダイをねらう場合、まず大切なのは「水深」です。アカアマダイは水深50mより浅い場所ではほとんど釣れません。底質も大事ですが、まずは水深を意識するとよいでしょう。

ちなみに、アカアマダイをねらっているとゲストも素晴らしい魚が釣れます。以前釣行した際もアマダイ吹き流し仕掛で釣りをしたのですが、良型のイトヨリカイワリなどが釣れました。

まずはしっかり底を取ること!誘い方のコツ

釣り方ですが、まずはしっかりオモリを着底させ、糸フケを取るところから始まります。糸フケを取ったら仕掛を持ち上げ、海底から1mほど上げます。その状態を保ちながらアタリを待ちましょう。そして、ほどほどに待ってもアタリがない場合は再度落とし直し、アマダイに仕掛をアピールしてください。

アマダイはヒットすると底に潜ろうとします。なので、ヒットしたら底から引き離すために、素早く巻き上げてください。大型のアマダイほど潜る力が強く、ラインブレイクが多発するので注意が必要です。

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エサ付けのコツ

私自身、エサを付けた釣りはあまり得意ではないのですが、エサ釣りの基本はエサを上手く付けられるかだと思います。エサのオキアミを変にハリに刺してしまうと、フォール中に回転してしまい上手く落とし込めません…。

オススメは、オキアミの尻尾の第一関節を外してしっかり真ん中にハリを通すこと。ハリ先は真っすぐ入れましょう。ハリの大きさに合ったオキアミのサイズといったバランスも、とても重要だそうです。
ちなみにアマダイのハリにはケン付きタイプがあるので、ケン付きバリを使うとエサが外れにくくオススメです。

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真っすぐになるようにハリに刺します

アカアマダイの食べ方オススメ

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(アカ)アマダイは基本何をしても美味しいのですが、今回は8日間熟成させてお刺身でいただきました。

「8日間も熟成して大丈夫か…?」と思われるかもしれませんが、しっかり毎日、ドリップを吸収したペーパーを交換すれば、全く問題なく美味しく食べられます。コツはしっかり水を切り エラと内臓は外すことです。

ねっとりモチモチした食感を味わえ、旨味を最大限に引き出したアカアマダイのお刺身は絶品! ぜひ熟成させたお刺身を味わってみてください。そんな美味しい冬のアマダイを釣りに、エサ釣りにチャレンジしてみませんか?

※熟成に関しては、魚の種類、鮮度や処理方法により可能日数が異なります。正しい方法と自己責任のうえで行ってください


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レポーターREPORTER

岸本 真彦
プロフィール:岸本 真彦
主にルアーフィッシングをメインに、仲間とワイワイフィッシングを楽しむのが大好き。釣り人との交流や情報交換を大切にがモットー。
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@saizokh (URL: https://www.instagram.com/saizokh/)