船からねらう「冬の女王」アマダイ
カンタンに釣れて、食べて美味しい!

今回は初心者さん必見! 冬のアマダイ釣りとはどんな釣りなのかをお届け。
アマダイの生態からマイボートでねらう際のポイント選びや誘い方ほか、捨てるとことが少なく料理もかんたんなアマダイを美味しくいただくワンポイントもご紹介します。

アマダイとはどんな魚か?

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「アマダイ」とはスズキ目アマダイ科に属す魚で、日本ではおもにシロアマダイ、アカアマダイ、キアマダイの3種類がおり、容姿も薄ピンク色でキレイです。その身はひじょうに美味で、一度食べたら忘れられないくらい美味しい魚です。

3種類とも砂泥底を好み、海底に巣穴を掘って生息しています。釣りの際、シロアマダイは40mダチ(海底までの水深・底)を、アカアマダイは70mダチを私はねらっています。キアマダイはそれ以上の水深を好むそうですが、私は電動リールを持っていない関係でまだ釣り上げたことがありません。
シロアマダイは超高級魚で、時期にもよりますが1kgあたり10000円前後するそうです。「冬の女王」とも呼ばれ、釣りのシーズンは秋、冬にあたる11月から3月がハイシーズン。エサ釣りからルアー釣りまで全般にねらえ、多くの釣り人に大人気の釣りモノです。

船からアマダイを釣るには

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そんなアマダイを、私はゲーム性が高いルアー釣りでねらっています。エサ釣りの場合はオキアミをやホタルイカをエサにねらいますが、ルアーの場合はジギングタイラバ(アマラバ)でねらいます。ねらうべき層は海底から数m以内が基本です。

マイボートからアマダイのポイントを探す方法

アマダイを船(マイボート)からねらうには、ズバリ、海底の質がものすごく重要です。
私の初めての場所の探り方は、オモリやルアーの海底への着き方を感じ取る方法。イメージとしては「ズボっ」とめり込むような感覚の底質(=アマダイが好む泥や砂)を見付けてはルアーを落とし、アマダイを探しています。

エサ釣りの場合

エサ釣りの場合は基本、天秤仕掛でねらいます。オキアミやホタルイカを付けて海底付近を漂わせ、海底付近にいるアマダイを釣り上げる方法です。
釣り方は置き竿でも釣れますが、少しアクション(誘い)を入れた方がよいようです。着底後に誘い上げ、止める感じです。その繰り返しが基本動作となります。どうしてもアマダイを手にしたい(食べたい!)場合は、ルアー釣りよりもエサ釣りの方が釣果を望めると思うので、チャレンジしてみてください。

ルアー釣りの場合

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ジギングやタイラバでアマダイをねらう場合、アマダイは基本的に底にいるので、アマダイの視界からルアーが消えるくらいまで数m、「巻き上げては落とす」を繰り返す方法で釣ります。ちなみに私はタイラバでねらうことが多いです(タイラバでアマダイを釣る釣り方を「アマラバ」ともいいます)。

巻き上げては落とすを繰り返し誘っていると、アマダイは巻き上げ途中にアタることが多いように感じます。その際、タイラバの下のフック(アシストフック)にワームをトレーラーとして付けておくと食いがよいようです。これがあるかないかで釣果に雲泥の差が出ます。
また同様に、渋いときにはお土産確保のためにも「タイラバサビキ」を付けた釣り方もオススメです。私自身、アマダイをねらっていて渋いなと思ったときは、すぐにタイラバサビキを装着します。釣れないときでもタイラバサビキを付けることでアタリが増え、イトヨリダイやカイワリなどほかの美味しい魚も釣れたりするのです。タイラバサビキを付けることで定期的にアタリがあり退屈しないので、とてもオススメです。

【参考タックル】

●ロッド

タイラバ専用ロッド 紅牙X 69MHB-S(ダイワ)

●リール:

カウンター付き タイラバ用ベイトリール  18紅牙IC 100PL-RM(ダイワ)

●ライン:

PE 0.8号 4ブレイド(4本編み) 300m

●リーダー:

フロロカーボン 20lb

●仕掛:

タイラバサビキ ツイストスキンケイムラレインボー2本鈎(ハヤブサ)

●ルアー:

フリースライド VSヘッドプラス コンプリートモデル(ハヤブサ) オレキン 80g

捨てるところがほとんどないアマダイの食べ方
ちょっとしたポイントを紹介

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下準備としてアマダイを3枚におろしておきます

松かさ揚げ

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アマダイといったら「松かさ揚げ」ではないでしょうか。
ポイントとしてはウロコを乾かさないで揚げることと、ウロコ側には小麦粉を付けないことです。そうすることでウロコが綺麗に揚がります。揚げるまでに時間がかかる場合は水分が飛ばないようにラップで包むなどした方がよいでしょう。また、揚げ物なので食べる寸前に揚げるのがベストですね。

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ウロコ側には小麦粉を付けず、身側のみ付けましょう

昆布締め

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「昆布締め」の場合のポイントは、3枚におろし軽く塩を振ったあと、水分を取るのに水を使わないことです。アマダイは身に水分が多いのですが、キッチンペーパーなどで拭き取れば問題ありません。

また、昆布に巻く(漬ける)時間は1時間がベストです。あまり漬け過ぎると昆布の味が強く入ってしまいます。お寿司のネタとしても最高に合いました。

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脂多めのアラの煮付け

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「煮付け」のポイントは、アマダイはとても柔らかい身質ですので途中でひっくり返したりせず、魚にお玉で煮汁をかける程度がオススメです。身を何度もひっくり返すと、身がボロボロになり見栄えが悪くなります。

アマダイの釣り方はそんなに難しくなくシンプルです。初心者の方でも気軽に釣り上げることができます。実は私も、これまでほとんどやったことがなかったですが、ねらってみるとカンタンに釣り上げることができました。また、アマダイは捨てるところがほとんどなく、捨てるのはエラとワタだけ。比較的余すことなくいただくことができるのも嬉しいポイントですね。
ぜひ、冬の女王アマダイをねらってみてはいかがでしょうか。


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レポーターREPORTER

岸本 真彦
プロフィール:岸本 真彦
主にルアーフィッシングをメインに、仲間とワイワイフィッシングを楽しむのが大好き。釣り人との交流や情報交換を大切にがモットー。
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@saizokh (URL: https://www.instagram.com/saizokh/)