シーズンは4月まで!
まだまだ楽しめる河口湖・ワカサギドーム船

オモリはナス型2号が基本。
底ベッタリの群れには下バリ仕様のタイプも有効

仕掛を道糸(またはリーダー)につないだら、下側のスナップにオモリを装着。オモリはナス型の2号を中心に、1号~3号を準備します。私の場合はほぼ2号で、仕掛が真っすぐに沈まないと感じたら3号に変えるくらい。1号はオマツリなどのトラブルが嫌なので、あまり使いません。
また、ワカサギが底ベッタリで食いが悪いときは、下バリ装着が可能なオモリを使うのも手。下部のハリス止めに袖バリの1号前後を短く付けると効果的です。

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オモリはナス型の2号が基準。下バリ装着用のハリス止めが付いたタイプを使えば底ベッタリの群れも食わせやすい

ちなみにハリつながりでは、集魚用のブドウ虫を付けるハリを仕掛の上部にセットする人もいます。かなり効果があるそうですが、私は付けません。理由は……ブドウ虫を触りたくないからです(笑)。

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この日私が選んだのはキツネバリ1.5号の5本バリ仕掛。全長は50cmと短い。右は集魚用のブドウ虫をチョン掛けするためのハリ

エサは紅サシ。小まめに交換することが好釣のコツだ!

こんな準備を経ていよいよ釣り開始。エサは紅サシ、白サシ、赤虫が定番。基本は紅サシで、食い渋りや低水温では赤虫が効果的といわれています。今回は紅サシを使いました。

紅サシは頭部と尻尾を上と下のハリに刺し、真ん中からハサミでカット。つまり1匹でハリふたつ分になります。もちろん、ハリひとつにサシを1匹ずつ付けてもOKです。カットすることでサシのエキスが出て集魚効果が高まりますが、そのぶん小まめなエサ交換が必須です。

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エサは紅サシ。糸を切るハサミとは別に、カット用の小さなハサミがあると便利だ

エサは受付時に買うことが可能。私は1袋で1日もちましたが、たくさん釣る人は2袋から3袋を使い切るそうです。本気で釣るにはそのくらいのエサ交換が必要ということですね。

ワカサギが釣れたら目の前のフックに仕掛を掛けて糸絡みを防ぎつつ、専用のハリ外しを使ってストッカーのなかに落としていきます。

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釣れたワカサギはハリ外しの溝に入れて引っ張るだけでストッカーに落ちる

アタリが少ないときは竿を2本出して群れを足止めしておくのも手ですが、大きな群れが回ってくると対応が追いつかなくなるので注意が必要。欲張らずに自分のペースで楽しみましょう。

あとは群れの回遊を待ちながらひたすら竿をシャクリ、目標の数まで釣りまくるのみ。湖波さんに限らず、ドーム船の大半は沖上がり(釣り終了)の時間も自由。早々に予定数に達したら、早上がりして食事や観光を楽しむのもよいでしょう。

この日はどちらかと言えば渋い状況でしたが、小規模ながらもポツポツと群れが回遊し、終日飽きない程度の拾い釣りができました。私は途中で湖波名物の出前(カツ丼)を食べたり、コーヒーを飲んだりしながらも、114尾でなんとか目標をクリア。竿頭の方は150尾でした。

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ちなみに、私が昼食にいただいた湖波名物のカツ丼。できたてを温かいうちに出前で届けてくれますよ

このあと湖波さんでは大きな群れが入り始めたとのことで、調子は急上昇。1月中旬の時点で連日1000尾超えの釣果が出ています。ドーム船が終了する4月まで時間はたっぷり。楽しみはまだまだ続きそうですね!

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ワカサギドーム船をはじめ手漕ぎボート、バスボートのレンタルからフィッシングガイドまで、河口湖の釣りを広くカバーする船宿。「食事処こなみ」も併設しており、ドーム船への昼食の出前や、釣り上げたワカサギの調理もしてくれる

河口湖(お食事処・レンタルボート 湖波)

住所:〒401-0303 山梨県南都留郡富士五湖町浅川367-1
TEL:0555-72-0349
HP:http://www.konamiboat.com/

レポーターREPORTER

プロフィール:高橋 大河
1960年東京都出身。釣り媒体の編集・ライティングを経て現在はフリーランスで活動するライター。得意な釣りは、淡水・海水のルアーゲームをはじめとした身近なライトゲーム全般。間口が広く奥の深い釣りがとくに好き。「釣りは釣れなくても楽しい」がモットー。