釣りに役立つ情報満載の「新江ノ島水族館」は、
釣り人にこそぜひ行ってほしい!

釣り人目線で楽しめる、そして、見どころ満載のオススメスポットとして、今回は「えのすい」こと新江ノ島水族館をご紹介します。フィッシャーマンなら釣りの何かしらのアイデアやヒントが発見できること間違いナシ! では早速、紹介していきましょう。

富士山も江ノ島も見える好立地!
「新江ノ島水族館」をご紹介

まずは、「新江ノ島水族館」の場所について説明しましょう。

新江ノ島水族館は神奈川県藤沢市片瀬海岸の前にあり、右手には富士山、左手には江ノ島が見えるうえ、夕方にはとても綺麗な夕日が見える好立地。電車だと小田急線片瀬江ノ島駅から数分の場所にあり、歩いても周辺の景色を楽しみながらあっという間に到着する場所です。新宿からだと、ロマンスカーに乗って1時間くらいで到着するので、電車を乗り継いでの水族館もオススメです。
車であれば、水族館の横に駐車場があるのでとても近く便利です。しかし、夏場だと海水浴客で混雑するので、やはり電車がオススメですね。

料金は大人2500円、高校生1700円、小・中学生1200円、幼児800円です。年間パスポートは2回で元が取れるリーズナブルな料金なので、水族館好きには年間パスポートをオススメします。
…といったところで、新江ノ島水族館がなぜ釣り人にオススメなのか? 私の思うオススメな理由をご紹介していきます。

新江ノ島水族館

住所:〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2丁目19番1号
TEL:0466-29-9960
HP:https://www.enosui.com/

オススメな理由1:大水槽アリ!相模湾で釣れる大抵の魚を見れる

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相模湾は日本でも有数のイワシの漁場としても有名です。そんなイワシの群れ約8000尾を大水槽で見られるのが最大の魅力だと思います。また、ほかにも100種類20000尾の魚が泳いでいるので、まるで海の中にいるかのような感覚になります。

小魚から大きい魚まで展示されておりエサやりも見られるので、実際どのように捕食しているのかなど細かく観察できます。私が訪れたときはカワハギの咀嚼音を聞くことができました。また時間になると、えのすいトリーター(飼育員)さんが水槽の中に入り、泳いでいる魚を紹介してくれるのも魅力の一つです。

参加型のイベントもあり、子どもだけでなく大人も楽しめます。釣りのターゲットとして、お好きな魚1尾を見つけてはいかがでしょうか。

オススメな理由2:身近なところに危険アリ!クラゲについて学べる

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当水族館では、常時約50種類のクラゲが展示され、世界最大のクラゲシーネットルも展示されています。ファンタジーホールという幻想的な空間の中で、照明器具に照らされたクラゲによる癒しの時間を味わえるのも魅力です。

ほかにも相模湾沿岸のクラゲや、身近で危ない種類の「カツオノエボシ(※)」「ハブクラゲ」といったクラゲも展示されており、釣りをする私としてはとても興味深いものでした。
とくに夏場は、相模湾でも多数のカツオノエボシが打ち上げられています。釣りのラインに絡まり、一見ラインが絡まったと思って触ったら激痛になったこともあったので、事前に知っておけば対処できたのかも…と感じました。やはりむやみやたらと触るのは危険で、刺されてアナフィラキシーショックで死亡することもあるということなのでとても勉強になりました。
海のレジャーをする人にとっては大変勉強になると思いますよ。

※カツオノエボシは正確にはクラゲではなく、ヒドロ虫の仲間。多くのヒドロ虫が集まって形成されています

オススメな理由3:危険な生物やその対処法について教えてもらえる

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棘に毒がある鬼カサゴ

クラゲ以外にも相模湾にはたくさんの危険生物がいます。噛まれて毒があるものや刺されて毒があるものなどさまざまです。刺されてからの対処法などが分からないときは、えのすいの飼育員さんに聞くと細かく教えてくれるそうです。また、魚の写真を飼育員さんに見せれば、「これは食べられる魚」「食べられない魚」など教えてくれると思いますよ。
たとえば、(当たり前ですが)フグなどは身に毒がないからといって食べるのはとても危険だそうです。必ず調理資格を持っている人にさばいてもらうようにしましょう。

オススメな理由4:釣りには重要!潮流を学べ、釣りに役立つ

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相模湾は北から流れる親潮と南からの黒潮の影響を受けているので、海洋生物が豊富で、寒いところの魚と暖かいところの魚が混じる海域だそうです。当水族館では、そんな潮の流れについても学べます。

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それ以前に、そもそもなぜ海は干潮・満潮があるのかあまり考えたことがなかったのですが、月と 地球との関係、月との引力によって引き起こされる現象だそうです。これは「潮汐力」といわれ、地球上で月に向いた面の海水は月の引力により海面が持ち上がり、満潮になるそうです。また、大潮のときは干満の差が大きく、海中のプランクトンが多く動き活発となり、それをイワシなどの小魚が食べ、それにつられてフィッシュイーターも活発になるそうです。大潮は釣りにはとても有利な条件といえます。

08_ 0389タイラバ

タイラバなどの釣りでは基本はドテラ流し(風に任せて船を流す釣り方)で、一般的には船の片側(片舷)で釣りを行います。しかし、大潮周りは「両舷流し」で釣りをすることもあります。一方で、潮が動かないときは出船すらしないこともあります。
大潮など潮がよく動くとプランクトンが運ばれ、小魚や本命のフィッシュイーターが活発となるので両舷流しでも釣果がよい。小潮ではエサが動かず活性も低いので出船しない。あくまで私の想像ですが、潮の動きが釣りにも影響しているのかと思いました。

相模湾大水槽を観察すれば、潮流の知識だけでなく、魚の捕食シーンやそのほかの生態を見ることもできるので、釣り方のイメージが湧きやすくなります。イメージが湧けば釣果がよくなるかもしれませんよ。

オススメな理由5:全天候型なので、悪天候で釣りに行けないときでも楽しめる!!

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当記事、当サイトを見ているほとんどの人がアウトドアや釣りをしている方だと思います。アウトドアアクティビティはやはり自然相手の遊びですので、ときには天候に左右されてしまい、貴重な1日が台無しになることもしばしあります。そんなときこそ、屋内施設である水族館はオススメ! ぜひ、釣り人目線でも楽しめる「新江ノ島水族館」に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
きっと新しい発見があると思いますよ。

当水族館は前述した以外にもいろいろな展示が多数あり、また、参加型のイベントも多いため飽きることなく楽しめます。相模湾の魚たちを間近で観察することができ、遊びながら知識も増えるうえ、釣りをする人にとっては、危険生物やその対処法といった実践で役立つ情報も多く学べる場。
ぜひ、湘南に遊びに行った際は「新江ノ島水族館」に足を運んでみてはいかがでしょうか? 天気がよければ相模湾に沈む夕日も見ることができますよ。


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レポーターREPORTER

岸本 真彦
プロフィール:岸本 真彦
主にルアーフィッシングをメインに、仲間とワイワイフィッシングを楽しむのが大好き。釣り人との交流や情報交換を大切にがモットー。
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