どうも! さかなのおにいさん かわちゃんこと川田一輝です。
今回は釣りではなく、水族館の人気者ラッコのお話をしようと思います。
ラッコは意外と…?
ラッコは北アメリカの沿岸や、オホーツク海・カムチャッカなど寒いところに生息しています。
そのため、体温を保持するために体毛がなんと約8億本も生えているんです。哺乳類のなかで最も毛深い動物の一種なんだとか。
石でとんとんとーん!
ラッコは哺乳類のなかでも珍しい、道具を使える生き物です。
石は貝を割るだけではなく、潜るときの重石にもなるんです。
(イラストでは石で貝を叩いてますが、実際はは石をお腹に置いて叩きます)
お気に入りの石は仲間に自慢したり…?
大切な大切な石!
大切な石なので、寝るときも前足の付け根の皮の弛み(ゆるみ・たるみ)をポケットのように使って保管します。
もしなくしてしまうと…。
めっちゃヘコむ!!!!
(あるラッコは)次のお気に入りの石が見つかるまで食欲が減退したそうです。
ちなみに、飼育員さんがほかの石を与えても受け取らなかったそうな…ラッコ頑固!
ラッコに会いに行こう!
全盛期は国内に122頭いたラッコ。
今、日本で見られる水族館は2館3頭だけ。鳥羽水族館のメイとキラ、マリンワールド海の中道のリロしかもう国内にはいません。3頭とも高齢化が進んでいて、各国が法律で保護してるため今後の繁殖も望めないのです。
かわちゃんにとってはスマスイ(須磨海浜水族園)のラッキーと飛日花が小さいころから身近にいてくれました。
大好きなラッコが生息する海を守ろうと、ぼくの環境意識の扉を開けてくれた2頭にとても感謝しています。
会えなくなる日も近いかもしれないラッコ、ぜひみなさん会いにいってください!
☆全力で伝える40館の推しどころ!
北海道から沖縄まで、全国の水族館の愛すべき「クセすご」な魅力をイラストで紹介!日本初の水族館の図鑑。
「全国クセすご水族館図鑑」(中央公論新社)
☆いろんな魚に会いながら楽しく食育!
水族館でお寿司が食べられたらなぁ、という空想から始まったエンターテイメント食育絵本。子どもがさかなを好きになる!
「すしぞくかん」(高陵社書店)
☆笑って学べる生き物の不思議!
大人も子どもも楽しめる、さかな4コマをまとめた書籍が発売されました。
「おもしろすぎる! 海の仲間たち ツッコミたくなる おさかな図鑑」(ワニブックス)
レポーターREPORTER
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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