どうも！ さかなのおにいさん かわちゃんこと川田一輝です。
僕は普段、釣り番組のナビゲーターをしてるんですが、先日美味しいカワハギを釣りに行ってきました。
和歌山県は加太の三邦丸さんにお邪魔して、たくさん釣らせていただきました。
小さな口に掛けていくカワハギ釣りって、スリリングで本当に楽しいですよね。とくに今年の大阪湾はカワハギの当たり年と呼ばれるほど、例年になくたくさん釣れているので、ぜひみなさんもチャレンジしてください。
今回はそんなカワハギくんのお家を紹介します。
カワハギくんのドリームハウス
実はフグの仲間であるカワハギ。オスとメスの見分け方は背ビレで、柔らかいヒレ（軟条）の一部がにゅーんと糸状に細く伸びているのがオスです。
皮が剥ぎやすいことから「カワハギ」と呼ばれるようになったそうな。
そんなカワハギくん、小さいころはこんなお家に住んでいます。
僕のお家はクラゲの傘の下！
雨でもないのになんで傘の下？ と思った方、カワハギやマアジの幼魚は、敵から身を守るためにエチゼンクラゲやアカクラゲなどにくっついて泳いでいます。
強い毒の触手・刺胞があるので、大きいさかなは寄り付けないんですね！
感謝！無事大きくなりました！
そうして大きくなったカワハギくん。
小さいころ、とてもお世話になったクラゲに「ありがとう！ この恩は忘れません」と声をかけて泳いでいく……かと思ったら!?
食べるんかーーい!!
この恩知らずーー!! 大人になったカワハギの大好物はクラゲ。
いや食べるんかい！ お世話になったやん!?
ちなみに幼魚のころ、ときどきクラゲの触手に触れてしまって死んでしまうこともあるそうな。どっちもどっちなのかな？
…そんなことを思いながら食べるカワハギは一段と美味しいのでした。
冬の肝ぱんぱんのカワハギを釣ったときは、この話を思い出してね～！ じゃあね！
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レポーターREPORTER
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑（ワニブックス）」「全国クセすご水族館図鑑（中央公論新社）」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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