アジやイナダが釣れたとき…、釣れなかったけれど魚が食べたいとき…。そんなときは、スーパーで売っているお刺身の端くれ(私の住んでいる地域は夕方に半額になってることが多い(笑))を買って、「りゅうきゅう(大分県)」と「なめろう(千葉県)」という、美味しい郷土料理を作ってみてはいかがでしょうか?
どちらも共通点は、お刺身に薬味たっぷりの味付けといったもの。そして味のポイントは、りゅうきゅうが「甘めの漬け汁とすりゴマ」、なめろうには「味噌」がミソといった点です(笑)。
一般的に「りゅうきゅう」はブリを使ったものが有名ですがどんな魚でもOK。私の実家がある、大分県の郷土料理です。一方「なめろう」は私が住んでいる千葉県の郷土料理。アジのなめろうが有名ですが、こちらもどんな魚でもOKです。そんな、私にとって馴染み深い2つの郷土料理の美味しいレシピをご紹介します!
「りゅうきゅう」も「なめろう」も
材料と調理はいたってシンプル!!
「りゅうきゅう」も「なめろう」もネギと大葉さえ準備すれば、あとはだいたい家にある調味料で整います。
今回使用したお魚はイナダ(?)ワラサ(?)サイズのブリの幼魚と、スーパーで売っているお刺身の端くれです。
大分県の郷土料理「りゅうきゅう」のレシピ
まずは大分県の郷土料理「りゅうきゅう」から。
こちらの材料は薬味のネギと大葉以外、用意する調味料は次の通りです。
もっと甘めがお好きな方は、みりんの代わりに「砂糖(大さじ1)」でも美味しく仕上がります。
- ・すりゴマ
- ・ショウガ
- ・しょうゆ 大さじ2
- ・酒 大さじ1
- ・みりん 大さじ1
この薬味と調味料を魚の切り身(刺身)と一緒にタッパーに入れて、15分ほど漬け込むだけです。
今回は丼としていただきたいので、別に用意した白ご飯に、追いすりゴマ、ネギ、大葉をかけて…。
ご飯の上に、漬け込んでおいたお刺身を乗っけたら「りゅうきゅう丼」の完成です!
おかずの一品としてそれだけでも美味しいりゅうきゅうですが、りゅうきゅう丼にしたのなら、最後の締めはお茶漬けにしても最高です!! かんたんで美味しいので食べすぎ注意のレシピですね。
千葉県の郷土料理「なめろう」のレシピ
お次は千葉県の郷土料理「なめろう」です。
ネギ以外に、こちらの調味料は味噌とショウガだけでも美味しいのですが、私は少しだけ隠し味を入れます。
- ・味噌
- ・ショウガ
- ・しょうゆ
- ・ニンニク
隠し味に深い理由はないのですが、青森県産のニンニクチューブを見つけて以来ハマっているからです(笑)。お口の中にニオイは残らないのに、味に少しパンチが出ます。
作り方はいたってカンタン! 魚の切り身にお好きな量の薬味と調味料を入れて、包丁で叩くだけです。
味はつまみ食いをしながら調整します。
みなさんご存じ「なめろう」の完成です!
「りゅうきゅう」も「なめろう」も、どちらも薬味たっぷり! そしてどんな魚でも合います。そのうえ、どちらもかんたんで美味しい!
間違いなく最高ですね!!
余談ですが、コチラはいただきもので初めて食べた「八戸サバ缶バー スタミナ源たれ」。
私がハマっている青森県産のニンニク同様、青森県のウマ辛調味料と八戸前沖サバがコラボした逸品です。ほんのりニンニクとタマネギの甘みがあって、ただ美味しいだけでなく圧力鍋でサバの味噌煮を作るときの勉強にもなります。
さらにコチラは、地元大分県で売っているタバスコならぬ「かぼすこ」!
大分県はカボスの生産量が日本一のカボス王国!? そんな大分県産のカボスと唐辛子を合わせた辛味調味料は、唐揚げや焼き魚、お豆腐など、タバスコのようにいろんな料理に合うそうです。
…と紹介しながら、実はまだ「かぼすこ」を試せていないので、次回釣りに行ったときは「かぼすこ」に合う魚に出会えるのを楽しみにしています。
(実際のところはいろいろな魚で試さないと分からないのですが…)
大分の「りゅうきゅう」、千葉の「なめろう」含め、地方にはまだまだ知らない美味しいものがいっぱいで楽しいですね~。キャッチ&イートの楽しみに、みなさんも地方料理の美味しいアイデアを取り入れてみてはいかが?
レポーターREPORTER
千葉県市川市と館山市の2拠点生活。
栄友丸という船名でカヤックフィッシングとマイボート釣りをし、キャッチ&イートを楽しむアングラー。キャンプや温泉旅行も大好きなアクティブ派。
インスタグラム:
@eiyumaru_357 (URL: https://www.instagram.com/eiyumaru_357/)