どうも! マンガ大好き、「さかなのおにいさん」かわちゃんこと川田一輝です。
今は東京リベンジャーズにハマっていて、マイキーの蹴りの強さにドキドキしてるんですが、実は海の中にもマンガのような…とんでもなく強い生き物がいるんです!
それが今回ご紹介するこの生き物!
※当記事は、過去掲載した記事のデジタルリメイク+α版です
過去記事:No.13 世界最速のシャコパンチ!あまりに早すぎて…!?
最強のパンチ力!ひよってるやついる?
寿司ネタでもお馴染みのシャコなんです!
北はロシアから南は台湾にかけて棲んでいます。泥の中に巣を作り、カニや貝・魚などを食べて生きています。
そんなシャコの中でもモンハナシャコのパンチはすごい!
世界で一番速いパンチ!!!
地球上で生物最速のパンチを誇るんです!!
ハサミをパンチのためだけの「捕脚」に退化させた、生まれ持ってのナチュラルスピードスター! そのパンチ力から「海のボクサー」と呼ばれます。
どれくらい凄いかというと…!?
拳銃と同じってヤバくない!?
22口径の銃弾と同じ加速スピード!!
このパンチ力は何のためにあるかというと、エサの貝やカニの甲羅を砕くため。水槽のガラスを割るのはお手の物、当たってないのに周囲の魚が気絶するほどなんです。
もしも人間サイズなら、パンチ力は720t!
これはビルの屋上から10tトラックを落としたときと同じ衝撃だとか。
あまりに速すぎて、マンガみたいなこんなことも起きちゃいます。
あまりのパンチスピードに周りの水が沸騰!
シャコが攻撃すると、音とともに海の中に気泡が生まれます。
これはあまりのスピードにまわりの水が沸騰するからだそうで、その泡が弾けたときに光も発します。その現象をキャビテーションと呼ぶ。…必殺技か!!
さらにはもう一つ秘密があります。
それはこの目なんです!
モンハナシャコの目にも秘密あり!
ヒトは色情報を伝えるために独立した3つのチャンネルを持つ「3色型色覚」ですが、シャコはこれの4倍にあたる「12色型色覚」となっています
これによって人間の10万倍の色覚を持っている……とは、研究の結果言えないことが分かったそうですが(笑)、エサや敵の姿を記憶するのに役立てているそうです。
シャコの目にインスパイアされた超高性能カメラも開発されていたり、シャコの能力は僕らの身近なところに利用されつつあります。
見た目はエビなのに…シャコってすげぇ~~!!!
大人も子どもも楽しめる、さかな4コマをまとめた書籍が発売されました。
「おもしろすぎる! 海の仲間たち ツッコミたくなる おさかな図鑑」(ワニブックス)
☆2021年12月14日発売の新刊!
水族館でお寿司が食べられたらなぁ、という空想から始まったエンターテイメント食育絵本。子どもがさかなを好きになる!
「すしぞくかん」(高陵社書店)
レポーターREPORTER
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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