バス釣り春夏秋冬!その刻を釣る 激濁りのフィールドを攻略する!
押さえておきたい釣果を出すためのポイント

いつもクリアなフィールドで濁りが入ると景色は一変し、何をしたらよいのか分からなくなってしまうことありませんか? 激変したフィールドで、いつもと同じことをやっても上手くいかないことは多いですよね。
今回は、フィールドが濁ったときのルアーセレクトやエリアの選び方、釣果をあげるためのポイントを紹介していきます。

台風や大雨後の濁りで激変するフィールド

01_ 濁り

台風や大雨のあとのフィールドでは、さまざまな変化が起きています。
真夏であれば雨が降ることでフィールドの状態がよくなることもありますが、それは適度な雨が降ったあとの話…。あまりにも多くの雨は、フィールドを激変させてしまいます。

湖の水温よりも低い冷たい雨は下へと沈んでいくため、湖底の腐敗物を巻き上げてしまう恐れがあります。また、流入河川の水は勢いを増し泥なども流れ込んできます。それらが限度を超えると水が濁ってしまうのです。
普段クリア~ステインの状態のフィールドでは、透明度が10cmほどになったら状況は激変すると言っていいでしょう。

激濁りフィールドでエリアを選ぶポイント

02_ 岸際の濁り

激濁りになったフィールドでのエリアの選び方はかんたんです。

  • ●濁りの影響をうけないドシャロー
  • ●水の回復が早いエリア
  • ●カバー周り

ざっくり言うと、この3点を意識して釣りをすれば大丈夫です。

03_ 激しい濁り

まず、「濁りの影響を受けないドシャロー」はそのままの意味でとらえてもらってOKです。水深30cmよりも浅いくらいのエリアは濁りの影響を受けにくいです。

次に、「水の回復が早いエリア」
水の回復が早いエリアというのは、ウィードなどの水生植物が多いエリアです。沈水植物は水をキレイにする機能を持ち、そこにいる魚たちの生存率もアップするのでより多くのベイトが溜まり、それらをねらったバスもやって来るという図式が生まれます。
また、水の回復が早いというのは見た目がキレイになるというのは当然ですが、常に水が動いているエリアも当てはまります。メインチャネルに掛かっている岬なども有望です。

そして「カバー周り」。カバー周りはストラクチャーも含みます。
普段、濁りに慣れていないバスたちは極端な濁りが入ると、あまり動かない個体が増えると推測しています。バスたちは濁りがきつくなると、私の経験上、自分の居場所を把握するためカバーやストレクチャーに寄り添う傾向にあります。そのためカバー周りはより有力なエリアになるというワケです。

表面上に変化がなくても、水の中がよい状態に保たれているエリアを選択肢のなかから外さないことが大事です。

バスに気付いてもらうルアーセレクト

04_ 激濁りに効くルアー

フィールドの状況が激濁りになった場合、ルアー選択のポイントは1つです。それは、バスに気付いてもらえるルアーを選ぶこと。

ハードルアーであれば、ラトルが入っているものや大きいものが有効です。また、ワームであれば同様に大きいサイズや水押しが強いものが有効。アクションを強めにするとバスに気づかれやすくなります。カラーにおいても、チャート系やブラックなど少しでも見えやすいものをチョイスするのが基本となります。
こういった状況で私の場合、クランクベイトラバージグなどを多用します。

ハードベイトを使用するとき、バスはリアクションバイト的にアタックしてくることもあるのでフック交換は必須です。いつも以上にフッキング性能に気を付けることで釣果を伸ばすことができます。
乗り切らないバイトに対して、スモールバーブの「瞬貫TREBLE ROUND REGULAR」はとても有効ですよ。

ラインの音鳴りはNG?それとも有効?

05_ ラインの影響

クリアレイクなどでラインを嫌うバスはよく見ますが、激濁りのフィールドではラインの太さやカラーは気にしなくてもよいと考えます。ラインの太さやカラーよりも、ライン音を嫌がってバイトしないバスに気を配りましょう。
と言いながら、激濁りの場合、逆にライン音を鳴らしてバスに気付かせることが有効なこともありますので、いろいろと試してみるのも大切です。

 

06_ バス釣果2

いつもと状況が一変したフィールドでは、「まあまあ釣れた」なんてことはほとんどないと思います。たくさん釣れるか、全然釣れないかです。
激濁りということは、バスたちはいつもより人的なプレッシャーからは解放されているということですので、エリアやルアーセレクトさえ間違えなければ、釣果を伸ばすことは可能です。普段はルアーにバイトしてこないようなビッグサイズが釣れやすくなるのも、激濁りの際の特徴です。

最後にひとつ。激濁りの状況下では、エレキのハイバイパス(全速)で上がれないような流れの中にもバスはいます!! 自分なりの方法を試して、釣果アップを目指してみてくださいね。

 

レポーターREPORTER

マッキー
プロフィール:マッキー
横浜市生まれ
高校生までプロサッカー選手を夢見てサッカーに打ち込むかたわら、バス釣りに出会い毎週のように釣り場に行く。社会人になってもその熱はとどまるとこを知らず、週末には大会にも参戦する日々。現在は行政書士事務所で働く負けず嫌いのバスアングラー。