こんにちは!
中学のとき、サッカー部に入ったけど足が遅すぎて半年で卓球部に変えました、「さかなのおにいさん」かわちゃんこと川田一輝です。
(結果、卓球部も脚力すごく大事でした)
僕の足はカタツムリ級の遅さですが、今回は真逆の世界一泳ぐのが速いさかなをご紹介します!
それは……このさかな!!
世界一速いカジキ
よくカジキマグロと呼びますが、実はスズキの仲間。スズキ目メカジキ科の魚なんです。
肉質が近いのとマグロといった方が売れるので、カジキマグロと呼ばれるようになったそうです。ちなみにマグロはサバ科です、ややこしい!
そんなカジキ、どれくらい速いかと言いますと……?
ギネス級
時速なんと100km以上で泳げる、世界一泳ぎの速いさかなとしてギネス世界記録にも認定されました!(諸説あり)
ただその勢いあまって……。
ケガも多い
ケガも多いようです。
この折れやすいツノみたいなものは「吻(ふん)」と呼ばれ、上アゴが剣のように鋭く進化したもの。突き刺すのではなく、エサのイワシの群れを引っ掻き回し、ツノに当たって弱ったイワシを食べるためにあるそうです。
ちなみにその習性を生かして、割ったビニール紐をイワシ に見せかけて、カジキが引っ掻き回す→絡まる→引き上げるという漁がトンガにはあります。
実はカジキという名前の由来も……???
速すぎて…
船の底などに使われる板「梶木(かじき)」を鋭利なツノが突き通すことから、「カジキ通し」と呼ばれ、そこからカジキという名前がついたんだとか。
速すぎるのも大変なんだなぁと、50m10秒だったかわちゃんは救われました。
何事もほどほどがいいのかもね!
次回はどんなさかなが出てくるか予想してみてね、じゃあねー!
レポーターREPORTER
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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