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コミュニケーションと情報交換のお昼休み
真剣にプラをやっているとはいえ、お昼はのんびりと。そんなスタイルで昼休憩をいただきます。
受付事務所に戻り、菅原くんから進められたカップラーメンと事務所でお湯をいただき、身体を温めます。それにしても菅原くん、なんだか食べ物がよく似合う…!? やや体格のよいお腹とカップラーメンの絵面がほっこりファニーな感じです(笑)。
温かい昼食をいただきながら、三原プロともしっかり情報交換。実は、菅原くんにとって三原プロは学生時代に先輩だったそうで、卒業後も公私ともにお世話になっているお付き合いだそう。あるときは真面目に、あるときはややイジられながら(?)、トッププロからのアドバイスに耳を傾けていました。身近によき先輩がいるって幸せですね~。
そんな談笑を交えながら昼食をいただいていると、(私にとっても!?)意外なお客さんが事務所に。なんと、当社フィールドスタッフを務めてくださっている福田プロが入ってこられました。「えっ! 何で? お久し振りです~」と私。随分以前から地元大会やお仕事でもお世話になっている方なのでビックリです。たまたま、お客さんから頼まれて修理したロッドを持ってこられたとのことでした。当然、菅原くんも福田プロと面識があり、可愛がっていただいているそう。その後、バス釣りの話だけではなく、人気のワカサギ釣りやそのタックルについての話題でも大いに盛り上がり、気がつけば長い長いお昼休憩…。菅原くんプラ大丈夫? と思いつつ、いろいろな情報交換も大切。そういえば、湖上でも出会う他のアングラーと親しくコミュニケーションを取っていた菅原くん。さまざまな方との交友と、そんな人脈を大切にしていることを垣間見ることができました。
やっぱりバス釣りって楽しい!
福田プロに桟橋で見送られながら、午後はより翌日を見据えて真剣な面持ちで出船していきます。しかし時間はすでに14時過ぎ。あんまり時間がない? お昼取り過ぎた? なんて思いながらも、三原プロからのアドバイスも参考にまた上流を目指す菅原くん。
午前中にわずか確認できたバスの姿も頼りに、中流域を翌日のねらい目とするか、それとも上流域を攻めるか…、悩みどころのようです。状況をつかむという下見目的と、若干でも、場を荒らさない程度に魚を釣りたいという練習目的と、双方を満たすためのプラクティス。大会に挑むということは、ただ単に「釣れればイイ」ということだけではない、戦略や面白さがあるのだと感じさせられました。
午前中とはやや水色や風の吹き方が変わった湖面。アラバマリグ、I字形、ラバージグ、ビッグベイト、ダウンショットなど…、いろいろとタックルを持ち換えながら探っていきますが、相変わらず魚の反応が得られない午後。それでも、上流で土のシャロ―フラットに入った途端、40~50cmの数匹のスクール(バスの群れ)が確認できると、嬉しそうに笑顔の菅原くん。釣れないながらも、今年初のまともなバス釣りということもあってか、「いや~バス釣りって楽しい~」と、時折り口にしていました。
そんなバスの姿やプロのアドバイス、自分の目で確認したさまざまな状況を加味してか、後半は場所を絞りつつ足早に探っていきます。結果、残念ながらこの日は魚を釣りあげることは(お互いに)なく、無念のタイムアップ。後ろ髪を引かれながら桟橋へと戻っていったのでした。
ただ釣りをしてるだけじゃないんだね
今年初のバスの顔を見ることはできませんでしたが、(恐らく)翌日につながった1日。十分にプラとしての目的は達成できたのでは? と勝手に思った私。感想としては「やっぱり釣りが好き。しかも楽しんでいる」ということはもちろん、彼の人柄のよさやキャラクターで「先輩や周囲の方に可愛がられている」こと、そして、しっかりと「コミュニティを持つことで社会勉強にもつながっているのでは?」といったことを感じさせられました。
若い世代、見た目には関係なく、しっかりしているのだなぁと、個人的にも新鮮で感心させられた1日でした。
後日、週が明けて大会の結果をたずねてみると、残念ながらノーフィッシュだったそう…。大会参加者のなかでもウェイインしたのは、わずか5名という厳しい戦いだったようです。
(トーナメントレイクは、船が浮くだけで魚へのプレッシャーが高くなり、釣れづらいというのがセオリー。大会で釣るのってやっぱり難しいんですよね)
釣りを存分に楽しみ、いろんな意味で経験値を蓄えている菅原くん。「釣ってナンボ」の過ごし方ではない、「明るく、それでいて真面目に楽しむ!」釣りスタイルを見せていただいて、なんだか嬉しくなりました。今後も元気に釣りを、仕事を満喫してほしいと、(勝手ながら)応援したくなったのでした!