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気になる釣り方。そのステップとコツは?

Oくん:
「釣り場やタックルが分かったところで、いよいよ実際の釣り方だね!」
有田さん:
「そうだね。ここからが本番。まずはエサとなるスズメダイ(もしくはほかの小魚)を確保して、それを仕掛にセットし、泳がせていくよ。
でも、ただエサを泳がせて待っていればいいというわけじゃないんだ。エサの状態を見ながら交換したり、アタリが出たときの対応を考えたり、いくつか押さえておきたいポイントがある。それじゃぁ、実際の釣行がどんなだったか、その模様も合わせて見てみよう!」
何が釣れるかは、掛かってからのお楽しみ!
ドキドキの泳がせ釣りレポート
有田さん:
「今回のメインターゲットはキジハタ。兵庫県北部の地磯そばにある沖堤防で、お昼から日暮れごろまで釣りをしてみたよ。事前情報では、サビキ釣りで昼間はスズメダイが釣れて、朝夕ならアジも釣れるという話を聞いていたんだ。ところが、当日は昼間なのにアジがまさかの入れ食い! エサを付けなくても釣れるくらいという状況。(当企画の取材じゃなければ嬉しい誤算なんだけど…(笑))
それでもスズメダイはポツポツ釣れたので、サンバソウやベラも含めて、釣れた小魚を生かしておいて泳がせてみたよ」


Oくん:
「昼間からアジが入れ食いなら、アジをエサにしたくなっちゃうけど……。それでもスズメダイを使ったんだね!」
有田さん:
「そうそう。せっかく今回のテーマが『スズメダイを使った泳がせ釣り』だったからね(笑)。エサの状態をこまめに確認しながら、弱ってきたら交換して、じっくりアタリを待ってみた。
すると、エサの小魚が何かに追われているのか、竿先が激しく動くことも。そういうときは『何かいる!』って感じがして、かなりドキドキするね! そしてついに、掛かってくれたのがキジハタとシオ(カンパチの幼魚・若魚)。どちらもスズメダイを頭からしっかり飲み込んでいて、きれいにフッキングできてたよ」
Oくん:
「おぉ! ちゃんとスズメダイで大物が釣れたんだ!」

有田さん:
「そうなんだ。今回の釣行を通じて、改めてアジやイワシじゃなくても、スズメダイのような小魚で十分に泳がせ釣りが成立するんだなって実感したね。
それに、現場で確保できる小魚をそのままエサにできる手軽さも、改めて感じることができたよ。普段なら(失礼ながら…)エサ取りとして見向きもされないようなスズメダイが、大物をねらうためのエサになるっていうのは、やっぱり面白いよね!」
スズメダイで泳がせ釣り。そのコツとは?
Oくん:
「ところで、この釣りでとくに気を付けたいことってあるの?」
有田さん:
「まず大事なのは、エサのスズメダイをできるだけ元気な状態で泳がせること。スズメダイはアジより弱りやすいから、エアーポンプを使って生かしておいて、こまめに水を替えてあげるといいね。水温が急に変わらないようにすることも大切だよ。
今回も泳がせている途中でエサの状態を何度も確認して、弱ってきたら交換していたよ」

Oくん:
「なるほど。まずはエサを元気に保つことが大事なんだね。ハリはどうやって掛けるの?」
有田さん:
「エサの付け方としては『鼻掛け』と『背掛け』があるんだけど、今回は基本的に鼻掛けでやったよ。鼻掛けは泳ぎを邪魔しにくく、スズメダイを長く泳がせやすいのがメリット。それに、大物は頭からエサを食べることが多いから、頭の近くにハリがあることでフッキングもしやすいんだ。
ただ、身が裂けやすいので、キャストしたときに外れやすいのがデメリットだね。実際、当日は風が強かったこともあって、キャスト時に外れてしまうこともあったよ」
Oくん:
「背掛けなら、そのあたりは大丈夫なのかな?」
有田さん:
「背掛けはハリが固定されやすく、キャストしても外れにくいのがメリット。遠くへ投げたいときにも向いているね。その一方で、スズメダイが弱りやすくなることと、ハリが頭から離れている分、食い込んでからフッキングするまでに時間が掛かりやすいのがデメリット。
今回は、スズメダイをできるだけ元気に泳がせて、少ないチャンスをものにしたかったから、鼻掛けを中心に使ったよ」

Oくん:
「エサを泳がせるときは、仕掛をどういう状態にしておけばいいの?」
有田さん:
「仕掛を投入したら、スズメダイが自由に泳げるようにしつつ、竿先にその動きが伝わるくらいの状態にする。イメージとしては『張らず緩めず』だね」
有田さん:
「アタリを待つときは、魚が走ったらドラグが出るくらいに調整しておく。そしてアタリが出たら、まずはエサを食わせるために道糸を送り込んで待って、魚がしっかり食い込んだところでアワセるんだ。
ただし、青物のように走る魚の場合は、根に潜られる前に早めに掛けてやり取りする必要があるよ。やり取りでは、魚に主導権を渡さないようにしながら、取り込み直前の最後の走りに備えて少しドラグを緩めることもあるね」
Oくん:
「ナルホド~。エサを元気に泳がせるところから、アタリが出てからの対応まで、いろいろとポイントがあるんだね~!」

スズメダイで大物をねらう!その魅力とは…

Oくん:
「最後に、この釣りの一番の魅力って何なのかな?」
有田さん:
「やっぱり、普段なら『またスズメダイか……』と思ってしまうようなゲスト魚を、大物をねらうためのエサとして活用できるところじゃないかな。
ゲスト魚は釣り場で手軽に確保できるし、アジやイワシがいなくても、現地で釣れた小魚をそのままエサにできるのはラクだね。わざわざ生きエサを用意して持っていかなくてもいいから、準備の手軽さも魅力だよね」
有田さん:
「それに、何が掛かるか分からないのも面白いところ。今回もキジハタやシオが釣れたけど、その場所や季節によって、どんな魚が食ってくるかは掛かってみるまで分からない。
普段は“外道”や“エサ取り”として見ていたスズメダイも、見方を変えれば大物を呼ぶ“切り札”になる。そう考えると、釣り場で釣れた小魚を無駄にせず、もうひとつの楽しみ方ができると思うよ」
Oくん:
「なるほど! いつもならちょっと残念に思うスズメダイが、大物をねらうための切り札になるんだね。そう考えると、スズメダイが釣れること自体も楽しみになりそう!」


といったワケで今回の「オモシロ釣り商会」は、有田さんに「スズメダイで大物をねらう泳がせ釣り」を教えてもらったよ。
普段は外道やエサ取りとして見ていたスズメダイも、見方を変えれば大物をねらうためのエサになる! 身近な小魚を活用できる、オモシロい釣り方だね。
まだまだ知らないオモシロい釣りがあるハズ。これからも僕、オモシロウくんが探求を続けていくので、ぜひ楽しみに待っててね!

