これからがベストシーズンの「アマラバ」ゲーム！高級魚シロアマダイをねらうその方法と美味しい食べ方!! | p1

INDEX

● アマダイってこんな魚
● タイラバとアマラバは微妙に違う!?
● シロアマダイをねらうには？
● シロアマダイの美味しい食べ方

これからがベストシーズンのアマダイ釣り。なかでも今回は、アマダイのなかでもとくに美味しい「シロアマダイ」をアマラバゲームでねらう釣り方と、美味しい食べ方をご紹介します。

アマダイってこんな魚

アマダイとは大きく分けて「キアマダイ」「アカアマダイ」「シロアマダイ」の3種がいるといわれています。アマダイは基本、底が砂泥に近い場所に巣を作り、獲物を待ち構えているそうです。そのため場所を探す場合は、ルアーやオモリなどを落とし、泥のようにハマる場所を探します。

また、アマダイはヒットすると初めはよく引き、そのあと一度引かなくなり、再度また引くといった特性があります。実際には釣り上げるまで正体は分からないのですが、なんとなく「これはアマダイだ」と分かるような引きがとても面白い釣りです。
あとは見た目も美しいですが、なんといっても味が最高に美味しいのが特徴。ウロコを食べられるのもアマダイの魅力の一つです。

そんなアマダイですが、なかでも「シロアマダイ」は少し前まで“幻の魚”といわれていました。数がまとまって獲れないのもそうですが、ほかのアマダイに比べて極端に少ないのもその理由だと思われます。3種類の中で一番水深が浅い場所に生息し、相模湾では60mから40m周りをねらいます。釣り方はほかのアマダイと同じです。

シロアマダイはアマダイのなかで一番大型で、最大で60cmを超えるサイズも釣れるそうです。また、その希少価値から1kg数万円の値が付くほどの超高級魚でもあります。私が知るなかで最も高級な魚かもしれません。

タイラバとアマラバは微妙に違う!?

「アマラバ」とはかんたんに言うと、タイラバの仕掛のフックの部分にトレーラー（ワーム）などを付けて虫エサのように見せ、ネクタイなどと同調させることにより、一層アピールさせる釣り方です。
詳しい釣り方は後述しますが、基本的に「落して巻く」という釣り方はタイラバと変わりません。ねらうレンジや巻くスピードをアマダイに合わせているといった点が異なるのみ。いわばタイラバの派生といった釣法です。

シロアマダイをねらうには?

タイラバでは、何度か投入した仕掛を“巻いては落とし”と繰り返していると、落としたタイラバが船から離れ、斜めになってしまうのが通常（船が移動しているため）です。落としたタイラバがあまり斜めになると、巻き始めの横移動のスピードが速くなってしまい、アマダイが追わなくなってしまいます。ですので、とくにシロアマダイをねらう際は、できるだけ直角に近い状態で丁寧に誘うようにしています。

またシロアマダイねらいでは、まずは確実に底を取ることが大事。底を取ることで、砂煙を出す効果を演出します。
タイラバの場合は着底後すぐに巻き上げるのが基本かと思いますが、アマラバの場合一度砂煙を出して、砂煙の中からイソメが出てくるようなイメージで誘います。ですので、タイラバよりもものすごく遅い速さ、スーパーデットスローのようなスピードで巻き、誘います。巻くスピードが速すぎると、ほかの魚がきてしまうことが多いように感じます。

そんなわけで、タイラバの場合はある程度ラインが斜めの方がよいとされていますが、アマダイの場合は着底後すぐには上まで誘い上げず、数m上げたらまたフォールさせるといった動作を繰り返す感じです。

そして、ねらう場所はズバリ、30m～50mダチの砂泥場所です。これ以上深くなったり浅くなっても、あまりシロアマダイねらいにはよくないようです。シロアマダイねらいは水深が重要といっても過言ではありません。

シロアマダイねらいで私が使っている仕掛を紹介します。
私はハヤブサの「フリースライド　TGヘッドプラス」の80g、アピールオレンジを使用しています。TGヘッドプラスは小さいヘッドでフォールスピードも速く、底取りもしやすいので、アマダイねらいには最適です。
また、「タイラバサビキツイストスキンケイムラレインボー 2本鈎（ハヤブサ）」と合わせることで、より一層アピールできると思っています。タイラバで釣れない魚であってもこちらのサビキに掛かるので、お土産を確保したい方には一石二鳥でオススメです。シロアマダイねらいは、いろいろな魚が釣れるのも魅力ですね。